2024年3月30日土曜日

週刊少年ジャンプ2024年17号感想 2/2



魔々勇々


コルレオとハロハロの対話が印象的でした。ハロハロの目がずっと隠されている演出も面白いですね。

エンドへの対処を聞かれた際のコルレオの返事も良かったです。「理由のない涙なんてない」というのは名言ですね。その後の「それを聞かずに~」という台詞も良かったです。

終盤、コルレオが紋章術を使うと決めるシーンにも惹き込まれました。彼の言葉がエンドに届くのか、気になるラストでした。


少し引っかかったのは、紋章術の名前に違和感があったことです。正直ちょっと発音しづらいなと思ってしまったんですよね。また、コルレオの名前の由来があまりにも立派で、はっきり言って彼が名前負けしているように見えてしまう点も少し残念でした。

全体的には、ふたりの勇者の描写が印象的で、コルレオの台詞も熱く、面白かったです。掲載順と展開的に終わりが近いのかなとも感じましたが、エンドとの決着が描かれれば中途半端な印象にはならないのかなとも考えております。とにかく、勇者と魔王の結末を見守らせていただきます。



鵺の陰陽師


冒頭の学郎の辛そうな表情が印象的でした。「皆、ごめん」という台詞からも無念さが伝わって来ますね。

その後、一般男子達のリアクションに非常に癒されましたw特に「皆と違って~」というモノローグがシンクロしているシーンが面白かったですw膳野の家族構成が明かされたことも嬉しかったです。

拓郎の墓参りに行く、という展開も自然ですし良いですね。ちなみに本編とは関係ないですが、兵一が予想以上に小柄で良い意味で驚きました。

学郎に対して厳しい態度で接していた彼女が、自分の過去を打ち明ける流れも印象的でした。「十分だ」という台詞も印象的でした。ラストの四衲の笑顔も良かったです。


メインキャラだけではなく、クラスの男子達の描写も多く大満足でした。掲載順は不安ですがまた学郎の成長も見られそうなので、新たな展開に期待させていただきます。



グリーングリーングリーンズ


静かに戦略を練る珀の表情が印象的でした。「無謀の一歩手前」という表現も良かったです。

ホールのすぐ近くまでボールを寄せた際の集中の描写にも惹き込まれました。その後の「人生初の~」というナレーションも良かったです。

珀のショットを見た撫子の表情にもグッと来ました。彼女の言う通りホールアウトまで勝負の行方は分からないので、とても惹き込まれるラストでした。


集中する珀や美しいショットを決める撫子の姿が印象的で、一気に読めました。掲載順は少し不安ですがコンペは盛り上がっていると思うので、最後までしっかり見守らせていただきます。



ツーオンアイス


天雪の過去があまりにもおぞましく、ページを開いたまましばらく見入ってしまいました。具体的な描写はないのに想像出来てしまうところが恐ろしいですね。直前に小さく挟まれたコマで加害者が推測出来るのも、読むのは苦しいですが演出としては見事でした。

今回のエピソードがロランとの関係の掘り下げに繋がっているのも上手いと感じました。過去に描かれていた「天雪は秘密主義」「ロランのことは兄のように思っている」という台詞の背景が今回で理解出来ました。

それでも天雪のペアへの憧れは本物なんですね。隼馬と綺更を見て「きっと良い演技をする」と考えるシーンに惹き込まれました。ラストの「こんなの全部間違ってる」というモノローグも辛いですが印象的でした。


少年誌としてはかなり挑戦的なエピソードで、恐ろしいのに目が離せませんでした。掲載順と展開的に終わりが近い気もするのですが、天雪のおぞましい過去をボカしつつもしっかり描写したというのはすごいことだと思います。次回以降は隼馬と綺更の出番になりそうなので、こちらも見守らせていただきます。



累々戦記


禅が起こした事件の顛末が非常に悲惨で、目が離せませんでした。「お前が弱いから」という台詞が特に辛かったです。

全てを聞いた弥宵の反応も印象的でした。「クラスメイトなんだから関わらないのは難しい」という台詞が彼らしくて良かったです。

ラストに現れた蒼葉の師匠も興味深いキャラですね。不思議な空間で蒼葉がどんな修行をするのか、良い意味で気になるラストでした。


蒼葉の過去に惹き込まれましたし面白かったのですが、やはり掲載順と展開的に終わりが近いのではと感じました。ストーリーの流れがかなり急ぎ足になっている気がします。

ただ、以前もこのブログに書きましたが、禅との決着が描かれれば中途半端な印象にはならないのかなとも思います。まずは戦いの前の修行を見守らせていただきます。




りは「弥宵の言葉が蒼葉が前を向くきっかけになっているところが良かったです。
禅達との戦いに向けてしっかり準備して欲しいです!」




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週刊少年ジャンプ2024年17号感想 1/2



超巡!超常先輩


分かっていたことですが、由基の巡への感情があまりにも重くて笑ってしまいましたw途中で諦めて止めようとする恵那院も良かったです。

対決の結果巡の情報がどんどん明かされて行く、という構成も面白かったです。特に初恋の漫画キャラの答えが妙にリアルで好きですw

笑えるシーンが多かったですが、過去の巡が真面目そうだったのも注目ポイントですね。今と性格が違ったのか、たまたまあのワンシーンだけがシリアスだったのか、ちょっと気になりました。

由基との決着が爽やかだったことにも良い意味で驚きました。巡には巡なりの正義があるのかなと思っていたのですが、ラストの直のツッコミに笑ってしまいましたw


一話でしっかりと勝負の行方が描かれており、笑いどころも多く、面白かったです。今後も珍宿での巡達の活躍に期待させていただきます。



Dear Anemone


アネモネとロベリア誕生の背景が興味深かったです。生みの親である博士の詳細も気になりますね。

前回から引き続き、アネモネがロベリアを敵視している様子も印象的でした。萼とのかけ合いもだんだん息が合って来たように見えますね。進化に関する描写も興味深かったです。

また、ロベリアのアネモネへの思いも印象的でした。自分が博士を支えていたからこそ、アネモネへの暗い感情を抑え切れなかったんですね。ラストの「憎悪」という表現に惹き込まれました。


ただ「理想の生き物を生み出すために研究を続ける博士」という描写が人造人間100と完全に被ってしまっている点には引っかかりました。正直この設定自体はそこまで斬新なものではないと思いますが、博士の「違う」という台詞まで一致しているため既視感が強くなってしまったんですよね。人造人間100は最近まで本誌で連載していた作品なので、やはり思い出す読者は多いのではないでしょうか。

また、博士がロベリアよりアネモネを評価している様子も気になりました。現状では自立移動、歩行の出来ているロベリアのほうが優れた生き物に見えるので、違和感があったんですよね。

ストーリーは印象的でしたし、コマ割りなどがだいぶ見やすくなっている点は良かったと思います。ロベリアのキャラも好きなので、次回以降の展開に期待させていただきます。



カグラバチ


冒頭の緋雪と多福のやりとりに惹き込まれました。多福の注文はイチゴパフェでしょうか? 楽座市に向けてふたりも動き出しそうで気になりますね。

チヒロ達が本番に向けて楽座市を偵察する、という展開も自然で良かったです。ちなみに柴の「チヒロはポーカーフェイスでたまに大勝負に出るからびっくりする」というモノローグには同意なのですが、柴の表情もあまり変わっていないことに笑いましたw

渕天の力を活かしているのも印象的でした。京羅の「あの目は絶望ではない」というモノローグも良かったです。

ラストシーンにも惹き込まれました。特に楽座市の文字がかっこ良いですね。


大きなうねりが起きる前の静寂が漂う、興味深いエピソードでした。掲載順も上位ですし、人気は安定していると見て良さそうですね。いよいよ楽座市が始まりそうなので、期待させていただきます。



キルアオ


冒頭のまる子の独白に惹き込まれました。淡々と語っている中で十三とヨシツネが激しいバトルを繰り広げている、という対比が良かったです。ちなみにバンドマンのたとえにはちょっと笑いましたw

十三とヨシツネの戦いも引き続き印象的でした。ニヤリとする十三にグッと来ました。サブタイトルにもなっている「家庭科部には~」という台詞もとても良かったです。

ラストの獅堂とジョニーのぶつかり合いも印象的でした。獅子堂が窮地をどう切り抜けるのか気になります。


バトルシーンはもちろん、十三の表情や台詞も印象的で面白かったです。掲載順も好調ですし、獅堂の戦いにも期待させていただきます。




りは「バトルは獅堂の掘り下げにも繋がりそうですね。
厳しい戦いになるでしょうが頑張って欲しいです!」




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2024年3月23日土曜日

週刊少年ジャンプ2024年16号感想 2/2



魔々勇々


序盤のグリシャの叫びに惹き込まれました。正直やったことに同情の余地はないと思いますが、結局はグリシャも真の支配者ではなかったということですね。

遂にエンドが現れるシーンにはゾクっとしました。エヴァンへの異常な執着が印象的ですね。

コルレオの声にネックレスが反応するラストにも惹き込まれました。かなりのピンチですが、ハロハロの詳細も描かれそうで次週が楽しみになりました。


ただ、真っ黒な見開きは正直あまり効果的ではなかった気がします。エヴァンとエンドが描かれているのでしょうがかなり見づらいですし、はっきり言って「暗い、分かりにくい」という印象しか残らないんですよね。背景は黒のままで良いと思いますが、エヴァンとエンドについては大きく描写して欲しかったです。

全体的には、エンドの恐ろしい演出が印象的で、一気に読めました。掲載順と展開的に終わりが近いのかなとも思いますが、今週は良かったです。エヴァン、エンド、そしてハロハロの掘り下げに期待させていただきます。



累々戦記


蒼葉と禅の過去に惹き込まれました。累を利用して教祖のような立場になっている亜上のキャラも恐ろしいですが印象的でした。蒼葉達の保護者役の芹も良いキャラですね。

彼女の朗らかさが好印象だったからこそ、亜上とのやりとりにはゾクッとしました。この会話の間に禅が自分の能力に気付いていた、という見せ方も上手いですね。

異界と蒼葉、禅の繋がりについての描写も印象的でした。ふたりが累を背負うきっかけとなるシーンも恐ろしいですが目が離せませんでした。ラストの「禅は異界に魅せられた」という説明が辛かったです。


全体的に惹き込まれる展開が多かったのですが、掲載順が回復しないこと、いわゆる「過去編」がいきなり始まったことなどから正直終わりが近いのかな、とも感じております。やはり序盤のテンポの遅さ、メインキャラのバランスの悪さが痛かった気がしますね。

ただ、蒼葉と禅の設定も明かされましたし、ふたりの決着が見られれば中途半端な終わりにはならないのかなとも思います。まずは蒼葉の話を聞いた弥宵の反応に期待させていただきます。



ツーオンアイス


天雪の狙いが予想以上に邪悪でゾクッとしました。曲自体にはあまり詳しくないのですが、シンデレラのワルツに合わせるという展開も上手いですね。「許せないだろう!」というモノローグに惹き込まれました。

また、優雨子が掘り下げられていたシーンも印象的でした。やはり彼女は本編に絡んで来る気がします。ある意味で天雪の理想だった、という展開には良い意味で驚きました。

歓声の中でリンクに座り込む操の姿も印象的でした。周囲の反応を気にせずお互いを励ます隼馬と綺更の描写も良かったです。


特に天雪の非道さが光っており、恐ろしいですが目が離せませんでした。掲載順は不安ですが、ストーリーはかなり盛り上がっているのではと感じます。優雨子や操、そして隼馬と綺更の今後にも期待させていただきます。



グリーングリーングリーンズ


珀と撫子の対決の行方に惹き込まれました。オリバーの「自分のベストを引き出した」という台詞で珀の強さが分かるのも良かったです。

勝負の後の珀と撫子の描写も印象的でした。彼女が自分を見てくれていることを喜ぶ珀、彼をライバルだと認めた撫子、それぞれの表情が良かったです。

新たなコースで打ち合う展開にも惹き込まれました。「死ぬなら潔く死になさい」と自分に活を入れる撫子が良かったです。素晴らしいショットを珀が見つめている、というラストも爽やかでした。


特に珀と撫子の関係性が印象的で、一気に読めました。単なる主人公とヒロインではなくライバル関係でもある、ということがしっかり伝わって来ました。

掲載順は低いですが、前回センターカラーだったこともありそれほど心配はしていません。コンペもまだ終わっていませんし、最後まで楽しみに見守らせていただきます。



りは「珀と撫子の関係が新鮮で良いですねー。
勝負の行方は読めませんが、ふたりとも応援したくなる展開でした!」



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週刊少年ジャンプ2024年16号感想 1/2



キルアオ


もうひとりの殺し屋ジョニーと獅堂のバトルが印象的でした。ジョニーの武器がかなり厄介ですね。他の能力も隠されている気がします。

十三とヨシツネの攻防にも惹き込まれました。ヨシツネの武器も、見た目や音に反してかなり汎用性がありそうですよね。

終盤で判明した真実も印象的でした。十三には更なる困難が待ち受けているのかもしれませんね。ラストの「しんどいかも」という台詞にも思わず頷いてしまいました。


バトルシーンが印象的でしたし、新たな事実も描かれており一気に読めました。まずは十三と獅堂がこの場をどう切り抜けるのかに注目させていただきます。



超巡!超常先輩


査定に来たエリート刑事、由基のキャラが予想外すぎて笑ってしまいましたw部下の恵那院が妙に落ち着いているのも面白かったですw

由基に対して冷めた様子の巡も印象的でした。特にプラモデルを作り始めるシーンが好きですw

直がどんなことを言っても逆効果になってしまう、という描写も面白かったですw「仲悪いってことは~」という台詞が面倒すぎて笑ってしまいましたwラストの「おじさんを巡って~」という直の台詞も良かったですw


外見はクールイケメンなのに感情が激重すぎる、という由基が色んな意味で魅力的で、一気に読めました。とりあえず対決の行方を見守らせていただきます。



ゴースト・ワーカーホリック(読み切り)


真面目な仕事人間の数学教師、徹と、好奇心旺盛な女子中学生、日鞠のコンビが良かったです。可愛らしく見やすい絵柄で、それぞれのキャラに個性があるのが良いですね。画力が高いためホラーの演出も良い意味で怖かったです。

ストーリーについても、突然幽霊を認識出来るようになった徹が夜な夜な霊を祓うという設定が面白かったです。特に仕事道具が武器になるシーンが印象的でした。最終的に日鞠が彼をアシストしているのも良かったです。

徹が生徒のことを一番に考えていた、と判明する場面もグッと来ました。ラストのふたりの描写も良かったです。


ひとつ気になったのは、徹の除霊がかなり強引だったことです。幽霊達はどちらかというと哀れな印象でしたし悪霊だと明言されていたわけでもないので、力尽くで追い払うのはちょっと可哀そうに思えてしまったんですよね。学校や生徒のために除霊する、という設定なら悪霊だけを描いたほうが納得出来たる展開になったのでは、と感じました。

全体的には、徹が珍しいタイプの主人公だったこともあり一気に読めました。連載にもしやすそうな題材なので、是非またダンジョウ先生の作品を読んでみたいです。



Dear Anemone


新キャラ(ロベリア)と萼のやりとりに惹き込まれました。「適合者」という言葉も気になりますし、萼には何か秘密がありそうですね。

アネモネとロベリアの会話も印象的でした。嫌悪の感情を露にするアネモネが斬新で、興味深かったです。

終盤でもう一度萼とロベリアの会話が描かれる、という構成も上手いですね。「ちょっと苦手かも」という反応も萼らしいですし、気になるラストでした。


画面の見づらさは課題かなと思いますが、特にロベリアのキャラが印象的で一気に読めました。もう一体の新生物の掘り下げにも期待させていただきます。



カグラバチ


伯理と京羅のやりとりが恐ろしく、また惹き込まれました。京羅の震えの理由にゾッとしました。絶望した伯理とほとんど表情の変わらない京羅の対比も印象的ですね。

チヒロが少しだけ焦った様子を見せる描写も良かったです。特に「その男は~」という台詞にグッと来ました。

終盤の展開には良い意味で驚きました。まだチヒロの真意は分かりませんが「問題は何一つ起こってない」という言葉を信じたいです。


漣家の歪んだ考えや、チヒロの伯理に対する気持ちが描かれており、面白かったです。楽座市での戦いにも期待させていただきます。



鵺の陰陽師


扉絵の鵺、綺麗ですねー。立ち姿はもちろん、背景の青も美しく惹き込まれました。

本編の彼女もとても良かったです。普段通りの笑顔の後、見たこともないような表情で「泥人形」と告げるシーンに痺れました。

兵一の活躍にも惹き込まれました。霊衣もかっこ良いですし、思った以上の強さで目が離せませんでした。

学郎の悔しさがしっかり描かれているのも印象的でした。ラストの「必ず!」という叫びが特に良かったです。夜行が彼の名前を呼んでいた理由もいつか知りたいですね。


スピード感のある展開で、それぞれのキャラの活躍も見られて大満足でした。今回で村編は一旦終了となりそうなので、次週以降の新たな展開にも期待させていただきます。




りは「鵺と兵一の活躍が目立ちましたが、
最後に学郎が魅せてくれて読みごたえがありました。
次週以降の展開も気になりますね!」




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2024年3月16日土曜日

週刊少年ジャンプ2024年15号感想 2/2



鵺の陰陽師


夜行の一撃を受けた学郎がその実力を悟るシーンが印象的でした。表情や構図から相手の圧倒的な強さが伝わって来ますね。

あまりの力の差に代葉達が立ち尽くしてしまう、という描写も辛かったです。その状況の中でも守ることを諦めない学郎の強さが印象的でした。

「逃げてください」という学郎の言葉で七咲が動くシーンも良かったです。その分、彼女が傷付けられる展開にはハラハラしました。

また、七咲を見た学郎が覚醒する場面にも惹き込まれました。「血が入れ替わったよう」という表現も気になりますね。学郎の潜在能力には秘密があるのでは、と予想しております。

ちなみに鴉天狗が捕らえられる流れにも惹き込まれ谺ましたが、特に目の描写が興味深かったです。谺と同じ描き方なので、彼女は本当に夜行に従っているわけではないのでは、と考えております

追い詰められた学郎の咄嗟の行動も印象的でした。彼の判断が突破口を開いた、というラストも良かったです。


兵一達よりも先に鵺が来るという展開だけ気になりましたが、バトルシーンやそれぞれのキャラの行動が印象的で、面白かったです。鵺の活躍にも期待させていただきます。



ツーオンアイス


トライアウトの結果はほぼ予想通りでしたが、パートナーのリアクションなどが印象的で面白かったです。天雪が何か企んでいそうなのも興味深いですね。

また、優雨子がきちんと描かれていたことも嬉しかったです。彼女の行動もストーリーに影響するのでは、と考えております。

隼馬と綺更の練習風景にも惹き込まれました。ふたりの選曲も気になりますね。天雪達とすれ違った後、隼馬が改めて「氷上はふたりだけの世界」と考え直すシーンもグッと来ました。


二組のペアの様子がそれぞれ印象的で、一気に読めました。掲載順はやはり不安ですが、本番でのそれぞれの演技に期待させていただきます。



空への標(読み切り)


学園SFものなのかな、という予想を良い意味で裏切られました。画力も高いですし、中でもヒロインのLTAS-800のデザインが良いですね。主人公(梁山)が彼女に手を伸ばすシーンが特に印象的でした。

現実を受け入れた梁山の表情も良かったです。自分の安全よりも人々を優先する行動にも惹き込まれました。

梁山が会見でLTAS-800のことを話すラストも良かったです。LTAS-800の全体図も印象的でした。


空想と現実が上手く描かれており、ストーリーも綺麗に締めくくられており読後感の良い作品でした。本作は読み切りで完結しているかと思いますが、また田中先生の作品を本誌で読んでみたいです。



累々戦記


マレビトの女子の「ウチらはみんな一度死にかけてる」という台詞が印象的でした。異糸の原生体の存在も興味深いですね。蒼葉に何があったのかも気になります。

剥離師達(影の徒)の拠点の様子にも惹き込まれました。おばば(アイネ)と旧知の仲の八咫のキャラも良かったです。

弥宵が蒼葉に「何を聞いても驚かない」と伝えるシーンも印象的でした。蒼葉がどんな過去を話すのか、とても興味深いラストでした。


ただ、やはり掲載順が不安ですね。このブログでも何度か書いていますが、やはり見づらさやキャラクターのバランスの悪さが人気低迷の原因だった気がします。今週も新キャラの名前がほぼ描かれておらず、バトルシーンで何が起きているのか分かりにくかったです。

正直終わりが近い気もするのですが、蒼葉の過去が明かされ禅との戦闘が描かれれば中途半端な印象にはならないのかなとも思います。まずは蒼葉の過去に注目させていただきます。



魔々勇々


コルレオとグリシャのバトルが印象的でした。次々と能力を披露するグリシャと、それを超える成長を見せるコルレオという構図に惹き込まれました。

たった一言だけでコルレオの作戦がミネルヴァに伝わっているのも良いですね。数々の暴言が全部本音、という描写も面白かったですwエリシアの乱入にも惹き込まれました。

グリシャの焦った表情も印象的でした。今のところコルレオ達が優勢に見えますが、マママがピンチになりそうでハラハラするラストでした。


ですが、最近掲載順が下がっておりその点は気になりますね。前回もこのブログに書きましたが、やはり少し前までの矛盾した描写の多さが原因ではと考えております。今週もコルレオのコピー能力が唐突に描かれたこと、どう戦っているのか分からないシーンが目立っていたことなどは引っかかりました。

ただ、最近はキャラも活き活きしており面白いエピソードが増えているなと感じます。とにかく今はグリシャとの戦いを見守らせていただきます。




りは「ここに来てマママがクローズアップされるという展開に惹き込まれました。
彼女をグリシャから守って欲しいです!」




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週刊少年ジャンプ2024年15号感想 1/2



Dear Anemone


萼達を襲った生物の正体にゾクッとしました。血まみれになりながら相手の前に立つ萼もかっこ良かったです。

敵が残酷な真実を話すシーンにも惹き込まれました。それでも善生にもう一度会いたい、という萼のモノローグも印象的でした。

あっけなく敵が倒されるラストにも良い意味で驚きました。アネモネはもちろんですが、どことなく女性らしい新キャラも気になりますね。


ただ、今回遭遇した敵には正直あまり魅力がない気がしました。モデルになった動物の特性が描かれている点などは興味深かったのですが「会話は求めていない」と言いながら台詞の量が多いこと、デザインも動物を二足歩行にしただけであまり工夫がないことなどに引っかかってしまったんですよね。悪役の魅力も大切な要素だと思うので、もう少し設定を練って欲しかったです。

また、特に最後のシーンが分かりにくかったことも気になりました。アネモネの攻撃も見づらかったですし、いきなり自立していたことにも引っかかりました。最後の新キャラとの会話も、どっちがどの台詞を話しているのか判断出来なかったんですよね。

全体的には、島の得体の知れなさがしっかり描かれており興味深かったです。まずは新キャラの掘り下げに期待させていただきます。



グリーングリーングリーンズ


戦略を練るオリバーの不敵な表情に惹き込まれました。気合十分な撫子と「普通に打とう」と考えている小梅の対比も良かったです。

ゴルフにはそこまで詳しくないのですが、オリバーの語る攻略法も分かりやすかったです。撫子の見事なショットだけではなく、珀の強みがしっかり描かれている点も好印象でした。

小さなミスの後の「理想を現実にしたい」という彼のモノローグも良かったです。珀が静かに集中してショットを打つシーンにも惹き込まれました。ラストの「初めて自分を~」というモノローグもとても良かったです。


派手な場面は少なかったものの、特に最後の珀のショットが非常に美しく、惹き込まれました。掲載順も上がって来ましたし、今後も珀達の活躍を見守って行きたいです。



超巡!超常先輩


ローボに解雇命令が下されるという展開に驚きましたが、理由が自業自得で笑ってしまいましたwこれも巡の影響なんでしょうかw

三人が力を合わせて強盗犯を追いかける、というストーリーも良かったです。ローボの変身に興奮する、子どもっぽい巡にも笑いましたw

巡とローボが交番で語り合うラストも良いですね。「いっぺん行くか?」という直のつぶやきに笑いましたw


子どもっぽくて性格のねじまがった巡、真面目な直、悪ノリするローボと、三人のキャラがしっかり描かれており面白かったです。今後も笑えるドタバタストーリーに期待させていただきます。



キルアオ


冒頭の十三とヨシツネのやりとりに惹き込まれました。危険人物なのは間違いないですが、十三のファンという言葉も本当のようですね。

十三の「正義の味方じゃねぇ」という台詞も印象的でした。彼の正体を怪しみながらもバスに同行する獅堂にもグッと来ました。「だからだろうが!」と啖呵を切る表情が良かったです。

どこか不穏なバスの風景も印象的でした。殺し屋達はもちろん、まる子のキャラも面白かったです。ちなみにコタツの優秀さも光っていたので、アクシデントで脱落を余儀なくされたのはちょっと残念でしたw

ノレン達が傷付く前に十三や獅堂が乗り込むラストも良かったです。「修学旅行にはまだ早ぇ」という十三の台詞も彼らしいですね。


スピード感のある展開とキャラの個性が印象的で、一気に読めました。次回センターカラーとのことで、車内での攻防に期待させていただきます。



カグラバチ


冒頭の京羅との攻防に惹き込まれました。国重の「真打だけは~」という台詞も気になりますね。チヒロの冷静な表情も良かったです。

そして、宗也が思った以上に狂気的なキャラで、恐ろしいですが惹き込まれました。伯理の「俺を溺愛している」というモノローグが宗也の異常さを表していて上手いですね。

地味ながらヒナオが活躍しているのも嬉しかったです。柴も「天才的システム」と表現していたことにはちょっと笑いましたwラストの京羅の表情も印象的でした。


様々なキャラの掘り下げが描かれましたが、構成が上手く混乱せずに読むことが出来ました。まずは漣家とのバトルに期待させていただきます。




りは「緊張感のある展開が続きますねー。
伯理もかなり苦労している様子なので、戦いに勝って彼のことも救って欲しいです!」




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2024年3月9日土曜日

鳥山明先生にお悔やみ申し上げます

鳥山明先生の突然の訃報に驚きました。

今の少年漫画の基礎を築き上げたと言っても過言ではない、本当にレジェンドという言葉が相応しい方だと思います。温かく魅力的なキャラクターが多く、個人的にはモンスターや宇宙人などの人間以外のキャラが面白くて大好きでした。

まだ亡くなるようなお年ではありませんし、本当に残念としか言えません。心よりお悔やみ申し上げます。

週刊少年ジャンプ2024年14号感想 2/2



魔々勇々


コルレオ一行がグリシャの元に乗り込む、という展開に惹き込まれました。パンネロがコルレオを見てハロハロを思い出すシーンも良いですね。

エスカバとラルフレッドの再登場も嬉しい驚きでした。ラルフレッドがエリシアの前でどう戦うのかも気になります。

ミネルヴァが自分に自信がない、という描写も切なかったです。母に捨てられたことがトラウマなのかもしれませんね。だからこそ、コルレオが救いになってくれるシーンが印象的でした。

遂にコルレオとグリシャが対峙するラストシーンにも惹き込まれました。最後に描かれたコルレオの表情も良かったです。


展開もスピーディーでそれぞれのキャラも掘り下げられており、一気に読めました。ただ、掲載順が少し不安ですね。

単純な話ですが、人気が低迷したのは引っかかる描写が多かったからでは、と考えております。主人公のコルレオが活躍する場面があまりなかったこと、仲間がピンチなのに遊園地に行くという不自然な展開が描かれたことなどが原因として挙げられる気がします。

ただ、今週は本筋もしっかり進みましたし、コルレオの成長も伝わって来ました。ここでグリシャと決着するかは分かりませんが、戦いの行方はしっかり見守らせていただきます。



累々戦記


新キャラ達の行動にゾクッとしました。中でもやはり陣が気になりますね。蒼葉に対する「そんなんじゃ俺を殺せない」という台詞も印象的でした。

蒼葉の姿が大きく変化してしまうシーンも辛かったです。恐ろしい予言を残して陣が去って行く、という展開にも惹き込まれました。

終盤に登場したキャラ達も印象的ですね。特に眼鏡の女性が興味深かったです。


ただ、新しいキャラクターが大量に描かれたため、正直ゴチャゴチャしている印象を受けてしまいました。読者がキャラを把握するにはある程度の時間が必要なんですよね。多くの新キャラを動かすなら、せめて全員名前くらいは明かしたほうが良かったのでは、と感じました。

キャラのアクションなどが分かりづらいのは掲載順が下がる原因のひとつだったのでは、と思います。画力は高いと感じるのですが、元々見にくい場面は多かったんですよね。

ストーリー的には興味深い展開が続いているので、今後を見守りたいと思います。ひとまず蒼葉や弥宵の無事を祈りたいですね。



ツーオンアイス


天雪の発表で世間もペア界も一変した、という描写が印象的でした。ちらっとしか描かれていませんが、新キャラの操も今後鍵になりそうですね。

テレビに映っていた女性(優雨子)の再登場は全く予想出来ませんでした! 彼女の現在と意外すぎる経歴に惹き込まれました。ネットミームになったという設定が妙にリアルで笑ってしまいましたw

複雑な思いを秘めながらも、冷静にコメントする冴もかっこ良かったです。周囲に振り回されずペアの相手に向き合って欲しい、という台詞が特に印象的でした。

冴の言葉を聞いた隼馬と綺更のやりとりもとても良かったです。綺更の「天雪に勝つ一番の近道は~」という台詞もグッと来ました。隼馬達が見つめ合うラストもグッと来ました。


それぞれの選手の戸惑いや決意が伝わって来る、印象的なエピソードでした。掲載順は不安ですがストーリーはしっかり進んでいるので、中途半端に終わることはないのでは、と考えております。

個人的に本作に弱点らしい弱点はないと思っているのですが、やはり題材が少年には響きにくかった気がします。序盤で絵が荒れているシーンが見受けられたのも人気低迷の一因かもしれませんね。

ただ、応援したいキャラも多いですし隼馬と綺更の今後も見守って行きたいと思います。もちろん天雪サイドの動きにも期待させていただきます。



ちなみにルリドラゴンについては、例外的にはなりますが感想記事でのピックアップは一旦休止させていただきます。休載期間が一年に達していること、既に移籍が決定していることなどから、このブログの新連載の基準からは外れていると判断したためです。

もちろんストーリーはしっかり読ませていただきます。今週はユカとのいつも通りのやりとりに和んだからこそ、前田のシビアな反応がショックでした。ただ、これはある意味リアルなのかなとも思います。

ルリの秘密や未だ描かれていないクラスメート達。様々な掘り下げを今後も楽しみにしています。




りは「眞藤先生、お帰りなさい!
ちょっと変わったルリのいつも通りの生活を今後も見守らせていただきます」




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週刊少年ジャンプ2024年14号感想 1/2



キルアオ


和やかなホームパーティーの後の十三とコタツの会話に惹き込まれました。核心的な質問をするコタツの姿も印象的でした。本音を打ち明ける際の十三の表情も良かったです。

そこに獅堂がやって来る、という展開にも惹き込まれました。情と信念は切り離して考える、という彼の決意も印象的でした。

ノレン達が殺し屋に襲われるシーンはハラハラしました。ピンチの中で十三が出した結論が熱かったです。


何となく予想はしていましたが十三の本心も聞けましたし、獅堂の掘り下げも描かれており一気に読めました。戦いの行方はもちろん、獅堂が今後十三にどう関わって行くのかにも期待させていただきます。



超巡!超常先輩


意外すぎる新人(ローボ)の登場に笑ってしまいましたwどうやっても心が読めない、という相手は確かに巡にとって天敵ですよね。

巡がクズすぎてローボが凶暴化してしまう、という展開も面白かったです。直の「自信とか?」というボケも好きですw

結局ローボを止めたのは直だった、という流れも良かったです。ローボの「屋久杉」というたとえに笑ってしまいましたw


新キャラのローボも印象的で、小ネタも笑えて、面白かったです。三人体制になった交番がどうなって行くのか、楽しみにしています。



カグラバチ


チヒロ達と京羅の対話に惹き込まれました。特に京羅が妖術で蔵の情報を明かす、という描写が良かったです。

京羅は一見紳士的ですが、ときおり異常な台詞が飛び出して来るのが恐ろしいですね。中でも、蔵に捕えている人々は替えが効く、という言葉にゾクッとしました。今は話し合いで済むかと思ったのに親衛隊が駆け付ける、という展開にも惹き込まれました。

そして、京羅のもとへやって来なかった宗也のキャラも興味深いですね。彼が伯理と対面するラストには少しゾクッとしました。宗也は何となく伯理に執着している気がするので、伯理の無事を祈りたいです。


得体の知れない京羅や宗也という興味深い存在がしっかり描かれており、目が離せませんでした。まずは宗助の掘り下げに期待させていただきます。



Dear Anemone


萼が善生とのやりとりを回想するシーンが印象的でした。テヅルモヅル、よく知らない生き物ですが興味深いですね。善生の言葉がヒントになった、という展開も良かったです。

ピンチを切り抜けた後、萼がアネモネにありがとう、と伝える場面も印象的でした。アネモネの笑顔と、一瞬描かれた過去のシーンも気になりますね。

研究所に乗り込むラストにも惹き込まれました。一行の後ろから迫って来るのは何者なのか、とても興味深いです。


ただ、前回から引き続き何が起こっているのか伝わって来ないというのが正直な感想です。特に海中でのバトルは、結局どうやって未知の生物に勝ったのかよく分からなかったんですよね。また、萼がアネモネの力を操るという描写も重要だと思うのですが、こちらも絵を見ただけでは流れを把握出来ませんでした。

シリアスで惹き込まれる展開が多いですし絵は個性的で好きなのですが、描き方が良くない気がします。伝わりやすいコマ割りや描写を心がけて欲しいんですよね。このブログでも何度か指摘していますが、キャラの描き分けも課題だと思います。

全体的には、独特の世界観や主人公達が窮地から抜け出すという場面が印象的で、面白かったです。まだまだピンチは続きそうなので、しっかり見守らせていただきます。



鵺の陰陽師


学郎の攻撃が描かれた見開きのコマがとてもかっこ良かったです。彼の姿を見た四衲の「勝手に~」という台詞にもグッと来ました。

ようやく決着したのに今度は従者三人と戦うことになる、という展開にも惹き込まれました。七咲や代葉の合流も熱いですね。

黒幕(夜行)と狂骨のバトルも印象的でした。狂骨の退場が心配になりましたが、先手を打っていたというのはさすがですね。彼が学郎に頼るラストの展開も意外ですがとても良かったです。


新たな戦いが始まるようで目が離せませんね。まだまだピンチはありそうですが、学郎なら狂骨の期待にも応えられると信じたいです。応援に来るキャラも含めて全員無事に乗り越えてくれることを願っています。



グリーングリーングリーンズ


思い通りに行かないゴルフに挑む珀の姿がやはり印象的でした。上手く飛びすぎても駄目、というのが難しいですね。

腐らずに工夫し続ける珀の描写も良かったです。調整と挑戦を繰り返してやっとスコアを伸ばすことが出来た、というシーンも爽やかでした。小梅と一緒にダブルボギーを喜んでいるところも可愛くて好きです。

終盤、オリバーが撫子をけしかけるという展開にも良い意味で驚きました。遠慮なく意見を言い合える幼馴染なんですね。思いがけず彼女とぶつかり合うことになってしまった珀がどうなるのか、とても興味深いラストでした。


ちなみに細かい話ですが、撫子の「なんて?」という台詞はちょっと気になりました。彼女の性格的に「なんで?」のほうが自然ではと思うのですが、ミスでしょうか。

本編はゴルフの楽しさや工夫がしっかり伝わって来て、面白かったです。珀が撫子にどう挑むのかにも期待させていただきます。




りは「細かいミスはありましたが、ゴルフの魅力がしっかり伝わって来ました。
センターカラーも楽しみです!」




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2024年3月2日土曜日

週刊少年ジャンプ2024年13号感想 2/2



魔々勇々


コルレオとサディコの修行シーンが印象的でした。歴代勇者についてトークが盛り上がっている様子にも笑いましたw今回召喚されなかった他の勇者についても気になりますね。

過酷な修行に挑み続けるコルレオもかっこ良かったです。惨敗→回復後に再戦という流れがしっかり描かれており好印象でした。

マママとエリシアの会話シーンにも惹き込まれました。物語が大きく進みそうなラストも興味深かったです。


少し残念だったのは、マママがあっさりとグリシャの情報を手に入れていたという描写です。大ケガを負ったマママが簡単に敵について把握する、というのはちょっと不自然に感じたんですよね。独自のネットワークを築いている、実は魔人特有の能力が宿っている、など、納得出来る説明が欲しかったところです。

また、今まで全く伏線がなかった「コルレオは勇者オタク」という設定も唐突ではと思ってしまいました。紋章術についての衝撃的な真実へのリアクションが薄いことも気になりました。

全体的には、コルレオの決意やサディコの掘り下げが印象的で面白かったです。勇者達との戦いを経たコルレオの成長に期待させていただきます。



鵺の陰陽師


学郎と鵺の対話シーンに惹き込まれました。鵺のおかげで選択肢が三つに絞り込めた、と判明するシーンが特に良かったです。

盡器の進化を悟った四衲のモノローグも良かったです。その後の「バカ」という台詞にもグッと来ました。

変身して新たな力を使いこなす学郎もとてもかっこ良かったです。四衲の「行けーっ!」という台詞に反応し、幻妖に攻撃を放つ姿にも惹き込まれました。


少し気になったのは、今週から急に幻妖のモノローグが描かれたことです。これまでナレーションで統一されていたので読んでいて戸惑ってしまったんですよね。人間との違いを表すためにも、幻妖の心情はナレーションで描写したままのほうが良かったのでは、と思います。

また、バトルシーンの見づらさにもやはり引っかかりました。ちなみに新しい霊衣も個人的には好きですが、ちょっとサイズ感が合っていないように思えて気になりました。

全体的には、鵺との会話や学郎の成長が印象的で、面白かったです。まずは幻妖との戦いの行方を見守らせていただきます



煽り飯(読み切り)


変わったタイトルにまず惹き込まれました。内容がそれに即した内容になっていることにも良い意味で驚きました。

キャラ同士のかけ合いにリアリティがありますし、何より食べ物が美味しそうですね。特にとろけるタイプのチャーシューの描写が好きです。個人的には家系ラーメンの後デザートにパンケーキが食べたくなりましたw

主人公達のメッセージのやりとりで締めくくられるという構成も良いですね。パンケーキも誰かを煽りながら食べるのかな、という想像が膨らむラストでしたw


少し気になったのは、主人公が姉について説明するときに小さな顔のアイコンが描かれていたことです。ページ数の短い読み切りで本編に出て来ないキャラを描写する、というのは正直悪手だと思うんですよね。「これは主人公? いや、姉のことを話すシーンだから姉なのか」と一瞬混乱してしまい、もったいなく感じました。

全体的には、斬新な題材が上手く描かれており、料理の魅力も伝わって来て面白かったです。連載にもしやすそうな題材なので、また美味しいお店について本誌で描いて欲しいです。



グリーングリーングリーンズ


初めてコースに出た珀の緊張とワクワク感がしっかり伝わって来ました。実際に見てみると広さに圧倒されてしまう、というモノローグがリアルですね。

珀と小梅の会話も新鮮で良かったです。珀の初心者らしいミスに対して「ドンマイ」と言うシーンが特に好印象でした。

1H目は失敗ばかりだったけれど学べることも多かった、という描写にも惹き込まれました。撫子が良いショットを認めてくれていることにもグッと来ました。ラストの珀の決意も良かったです。


コースで打つことの難しさや楽しさが分かりやすく描かれており、面白かったです。掲載順は少し心配ですが、コンペでの巻き返しに期待させていただきます。



ツーオンアイス


早い段階で無何有が掘り下げられており良い意味で驚きました。視力にもハンディを背負っている、という描写が特に印象的でした。

隼馬と綺更がペア技を披露するという展開も良かったです。激励会のメンバー達が見守ってくれていることにグッと来ました。

「きっと顔は覚えられない」と言っていた無何有がふたりの演技を見て考えを改める、という描写も印象的でした。ラストに描かれた隼馬と綺更の決意もとても良かったです。


特に隼馬達が目標を宣言するシーンが印象的で、一気に読めました。正直掲載順に不安は残りますが、成長して行く隼馬と綺更を出来るだけ長く見守って行きたいです。



累々戦記


本編とは関係ないのですが、巻末コメントに笑ってしまいましたw個人的にはどちらにせよ戸神は魅力的なキャラだと感じておりますw

ストーリーについては冒頭の竜胆の行動に驚きました。「自我を保てたのは私だけ」という台詞が特に印象的でした。火事の回想シーンも切ないですね。

弥宵サイドの描写にも惹き込まれました。特に弥宵の「僕を使って下さい」という台詞が良かったです。

戦いの後、竜胆が過去に囚われていると見抜いた蒼葉が手を差し伸べるシーンも印象的でした。友達になりたい、という台詞が特に良かったです。

最後に登場した新キャラ達も興味深いですね。ラストの蒼葉の台詞が衝撃的でした。


ただ、やはり掲載順が不安ですね。やはり序盤のメンバーに華がなかったことが一因ではと考えております。バトルが出来てデザインも好評な戸神をもっと早くに描いていれば、違う結果になったのではと思います。

今回のエピソードについてはコマ割りなども見やすく、バトルの決着や良い意味で気になるシーンがしっかり描かれており、面白かったです。物語が大きく動きそうなので期待させていただきます。




りは「少し前までは引っかかるところもありましたが、最近の展開はどれも好きです。
新キャラが蒼葉達にどう関わるのかも興味深いです!」




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週刊少年ジャンプ2024年13号感想 1/2



Dear Anemone


高圧的なアネモネにゾクッとしました。恐ろしい存在ですが、単体での移動は難しいなど植物の特性も残っているんですね。

進化の原因は爆発だった、と明言されるシーンも印象的でした。冷静に研究所へ向かう灰狼のキャラも興味深いですね。

目的は果たしたからと愛墨や灰狼を見捨てるアネモネに、萼が「ふざけるな」と伝えるラストも印象的でした。気弱な主人公が仲間のために一念発起する、というシーンはベタですが良いですね。


ただ、今回もキャラの見分けがつきづらくその点には引っかかりました。人間だけではなくアネモネの顔立ちまで似たデザインになっているのは問題だと感じます。

多少極端になっても髪形などを個性的にしたほうが良いと思うんですよね。また、見づらい場面も多く、特に愛墨と灰狼が海に引きずり込まれるシーンは分かりにくかったです。

全体的には、進化について情報が明かされ、アネモネの非情さも描かれており、一気に読めました。愛墨と灰狼の安否と、今後の展開に注目させていただきます。



カグラバチ


冒頭の伯理の表情に笑ってしまいましたw柴もコメントしていましたが、彼はやっぱり人柄が良いんですね。

チヒロの負傷については気になったので、シャルが回復を試みるという描写に少し安心しました。シャルが伯理を「良い人」と思っているのも微笑ましかったです。

緋雪と多福が神奈備本部に行く、という展開にも惹き込まれました。このふたりのコンビ感が好きです。上層部の判断も緋雪達の意見も、どちらも間違ってはいないのでしょうね。

漣家の様子も興味深かったです。当主の京羅が意外と紳士的なのが逆に怖いですね。戦いは避けられないのだろうな、と感じる惹き込まれるラストでした。


作画崩れも回復して来ましたし、伯理のリアクションや漣家の描写など、印象的なシーンが多く一気に読めました。新たなバトルも始まりそうなのでしっかり見守らせていただきます。



STRANGE LOVERS(読み切り)


本当は実力のないエクソシストのアマヒコと、天真爛漫な幽霊マチコのコンビが面白かったです。特にアマヒコに一途なマチコが可愛いですね。「マッチポンプ的な手法」という表現にも笑いましたw

アマヒコの収入についてしっかり触れられている点も面白かったです。個人的にはシリアルが気になりますw

ふたりが幽霊屋敷の調査に乗り出す、という展開もベタですが良かったです。マチコの「ひとりで~」という台詞も印象的でした。自由で朗らかなマチコの悲しい過去にも惹き込まれました。

屋敷での怪現象の真相にも説得力があり良かったです。ジャッキーと主人の周吉の絆にグッと来ました。ラストがコメディ的なオチになっているのも良いですねw


少し気になったのは、アマヒコがマチコを認識出来た理由が描かれてなかったことです。「幽霊が見えない落ちこぼれ」とされていたアマヒコが何故マチコの存在だけは感じられたのか、最後まで分からなかったんですよね。ここが説明されていれば更に面白くなったのではと思います。

全体的には、絵柄も個性的ですしキャラ同士のかけ合いが微笑ましく、面白かったです。以前本誌に掲載された「魔導師ヒバリ」は正直既視感も強くあまり入り込めなかったのですが、今作はとても好きでした。連載にもしやすそうな題材なので、是非またアマヒコとマチコの活躍を読んでみたいです。



超巡!超常先輩


左門くんファンとしては左門とてっしーのカードは見逃せませんでしたwてっしーは遂に大天使になったんですねw

御多分に漏れずカードゲームにもドはまりしている巡にも笑いましたw資金力を見せつけるところがクズすぎて好きですw

今回の話の中心だったキャラ、番も印象的でした。ターンはちょっと違和感のある名前ですが、バンと読めばかっこ良いですよねw

何だかんだ真犯人を捕まえる、という展開も良かったです。後日談でやっぱりクズな巡が描かれる、という構成も好きですw


前作を読んでいると更に面白くなる、といったエピソードで、面白かったです。今後も印象的なゲストキャラの登場に期待させていただきます。



キルアオ


獅堂との対決後、十三が落ち込んでしまうという展開に惹き込まれました。「今更逃げるのも虫が良すぎる気がする」という台詞が切なかったです。

ノレンを含むクラスメート達がお見舞いに来てくれるシーンも良かったです。「そんなときもある」という千里の励ましの台詞が良いですね。UNOで遊ぶ場面も微笑ましかったです。

ほのぼのとしたシーンの後に新キャラが描かれるラストにも惹き込まれました。個人的には泣きながら双眼鏡を見ているキャラが特に気になりました。


少し気になったのは、獅堂とのバトルの結末が正直かなり中途半端だったことです。対決の内容は面白かったので、余計消化不良に感じてしまったんですよね。一旦は決着させて欲しかったというのが正直なところです。

全体的には、十三サイドに大きな動きはなかったものの、新キャラも印象的で一気に読めました。興味深いキャラが増えて来たので、今後の展開にも期待させていただきます。




りは「新キャラも十三を妨害するかもしれませんねー。
今後も無事に学生生活を送るために十三には頑張って欲しいです!」




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