2024年3月2日土曜日

週刊少年ジャンプ2024年13号感想 1/2



Dear Anemone


高圧的なアネモネにゾクッとしました。恐ろしい存在ですが、単体での移動は難しいなど植物の特性も残っているんですね。

進化の原因は爆発だった、と明言されるシーンも印象的でした。冷静に研究所へ向かう灰狼のキャラも興味深いですね。

目的は果たしたからと愛墨や灰狼を見捨てるアネモネに、萼が「ふざけるな」と伝えるラストも印象的でした。気弱な主人公が仲間のために一念発起する、というシーンはベタですが良いですね。


ただ、今回もキャラの見分けがつきづらくその点には引っかかりました。人間だけではなくアネモネの顔立ちまで似たデザインになっているのは問題だと感じます。

多少極端になっても髪形などを個性的にしたほうが良いと思うんですよね。また、見づらい場面も多く、特に愛墨と灰狼が海に引きずり込まれるシーンは分かりにくかったです。

全体的には、進化について情報が明かされ、アネモネの非情さも描かれており、一気に読めました。愛墨と灰狼の安否と、今後の展開に注目させていただきます。



カグラバチ


冒頭の伯理の表情に笑ってしまいましたw柴もコメントしていましたが、彼はやっぱり人柄が良いんですね。

チヒロの負傷については気になったので、シャルが回復を試みるという描写に少し安心しました。シャルが伯理を「良い人」と思っているのも微笑ましかったです。

緋雪と多福が神奈備本部に行く、という展開にも惹き込まれました。このふたりのコンビ感が好きです。上層部の判断も緋雪達の意見も、どちらも間違ってはいないのでしょうね。

漣家の様子も興味深かったです。当主の京羅が意外と紳士的なのが逆に怖いですね。戦いは避けられないのだろうな、と感じる惹き込まれるラストでした。


作画崩れも回復して来ましたし、伯理のリアクションや漣家の描写など、印象的なシーンが多く一気に読めました。新たなバトルも始まりそうなのでしっかり見守らせていただきます。



STRANGE LOVERS(読み切り)


本当は実力のないエクソシストのアマヒコと、天真爛漫な幽霊マチコのコンビが面白かったです。特にアマヒコに一途なマチコが可愛いですね。「マッチポンプ的な手法」という表現にも笑いましたw

アマヒコの収入についてしっかり触れられている点も面白かったです。個人的にはシリアルが気になりますw

ふたりが幽霊屋敷の調査に乗り出す、という展開もベタですが良かったです。マチコの「ひとりで~」という台詞も印象的でした。自由で朗らかなマチコの悲しい過去にも惹き込まれました。

屋敷での怪現象の真相にも説得力があり良かったです。ジャッキーと主人の周吉の絆にグッと来ました。ラストがコメディ的なオチになっているのも良いですねw


少し気になったのは、アマヒコがマチコを認識出来た理由が描かれてなかったことです。「幽霊が見えない落ちこぼれ」とされていたアマヒコが何故マチコの存在だけは感じられたのか、最後まで分からなかったんですよね。ここが説明されていれば更に面白くなったのではと思います。

全体的には、絵柄も個性的ですしキャラ同士のかけ合いが微笑ましく、面白かったです。以前本誌に掲載された「魔導師ヒバリ」は正直既視感も強くあまり入り込めなかったのですが、今作はとても好きでした。連載にもしやすそうな題材なので、是非またアマヒコとマチコの活躍を読んでみたいです。



超巡!超常先輩


左門くんファンとしては左門とてっしーのカードは見逃せませんでしたwてっしーは遂に大天使になったんですねw

御多分に漏れずカードゲームにもドはまりしている巡にも笑いましたw資金力を見せつけるところがクズすぎて好きですw

今回の話の中心だったキャラ、番も印象的でした。ターンはちょっと違和感のある名前ですが、バンと読めばかっこ良いですよねw

何だかんだ真犯人を捕まえる、という展開も良かったです。後日談でやっぱりクズな巡が描かれる、という構成も好きですw


前作を読んでいると更に面白くなる、といったエピソードで、面白かったです。今後も印象的なゲストキャラの登場に期待させていただきます。



キルアオ


獅堂との対決後、十三が落ち込んでしまうという展開に惹き込まれました。「今更逃げるのも虫が良すぎる気がする」という台詞が切なかったです。

ノレンを含むクラスメート達がお見舞いに来てくれるシーンも良かったです。「そんなときもある」という千里の励ましの台詞が良いですね。UNOで遊ぶ場面も微笑ましかったです。

ほのぼのとしたシーンの後に新キャラが描かれるラストにも惹き込まれました。個人的には泣きながら双眼鏡を見ているキャラが特に気になりました。


少し気になったのは、獅堂とのバトルの結末が正直かなり中途半端だったことです。対決の内容は面白かったので、余計消化不良に感じてしまったんですよね。一旦は決着させて欲しかったというのが正直なところです。

全体的には、十三サイドに大きな動きはなかったものの、新キャラも印象的で一気に読めました。興味深いキャラが増えて来たので、今後の展開にも期待させていただきます。




りは「新キャラも十三を妨害するかもしれませんねー。
今後も無事に学生生活を送るために十三には頑張って欲しいです!」




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