2024年5月18日土曜日

週刊少年ジャンプ2024年24号感想 2/2



超巡!超常先輩


意外なキャラの再登場に惹き込まれました。直のうんざりとした表情も好きですwスマホのおっさんには申し訳ないのですが、彼が絡まれるシーンには笑ってしまいましたw

その後の巡達の活躍も印象的でした。由基のリアクションにも良い意味で驚きました。何気にローボの優秀さも光りますね。

直と恵那院の共闘もかっこ良かったです。今後もふたりのアクションを見てみたいなと期待が膨らみました。

やっぱり由基はキモかった、という結論にも笑ってしまいましたwラストのキャラクター大集合の絵も良かったです。


少しオチが弱い気もしましたが、キャラの意外性やそれぞれの活躍がしっかり描かれており面白かったです。レギュラーキャラだけでも十分ストーリーが作れそうなので、今後も笑える騒動に期待させていただきます。



鵺の陰陽師


冒頭の七咲とのやりとりが可愛らしかったです。寝付けなかったと言いつつ結局は疲れて寝落ちしてしまう学郎が好きですw翌朝の七咲の笑顔が実に爽やかですね。

祭祀刀の保管方法にも良い意味で驚きました。ドレス姿の鵺と、陰陽寮との信頼関係も印象的でした。

学郎と双斧の修行シーンも良かったです。学郎の盡器の名前がかっこ良くてワクワクしました。

ラストの展開も意味深ですね。詩絵の能力も含めて次週以降がとても気になりました。


掲載順は少し不安ですが、キャラクターの個性も活かされていましたし惹き込まれる場面も多く、面白かったです。また、無事に一周年を迎えたということで、今回で感想記事でのピックアップは一旦休止させていただきます。

物語も盛り上がって来ていると思うので、今後もしっかり読んで応援させていただきます。学郎達の活躍はもちろん、レベル4の暗躍も正直見てみたいです。まずはめちゃくちゃ強くなった学郎達に期待させていただきます。



Dear Anemone


萼、竜一、海月の冒頭の会話が印象的でした。竜一のリアクションはもちろん、萼達の博識さもしっかり表現されているのも良いですね。ガラパゴス諸島の地理についての説明も分かりやすかったです。

「いつも優柔不断で周囲に迷惑をかけてしまう」という海月の悩みも等身大で共感出来ました。そんな彼女に対する萼の「変われると思う」という台詞にグッと来ました。

終盤の展開も興味深かったです。萼達が何故着替えたのか、どこへ向かうのか、良い意味で気になるラストでした。


ただ、数時間しか経っていないのに「時は大きく流れ」と説明するのはおかしいのでは、と思ってしまいました。この構成なら「数時間後」という表現だけで十分だった気がします。

また、掲載順が回復していないのも心配ですね。このブログでも何度か書いていますが、やはり画面の見づらさやキャラクターの覚えにくさなどが原因だったのでは、と思います。

最近は竜一の活躍もあり、読みやすくなって来ているかなと思います。海月も個人的に好きなキャラなので、新たな展開に期待させていただきます。



グリーングリーングリーンズ


珀と撫子のやりとりがとても良かったです。珀の「それはお医者さんとかに~」という台詞も彼らしくて印象的でした。

冒頭の結果発表のシーンにも惹き込まれました。ちょっと高飛車に見えていた牡丹が握手をやり直す、という流れが良かったです。

撫子の本音を受け止めた後、珀が彼女と一緒に静かに帰宅する、という流れもグッと来ました。珀の「美しい人」というモノローグも印象的でした。


大会の締めくくりとして相応しい印象的なエピソードだったと思うのですが、掲載順が不安ですね。このブログでも何度か書いていますが、やはり序盤の力との対決が冗長だったかなと思います。その後の撫子やオリバーの掘り下げが良かっただけに、余計惜しいなと感じてしまうんですよね。

また、今週の展開は個人的には好きなのですが、やや作画が荒れているように見えて少し気になりました。特に撫子の目の描き方はちょっと怖かったです。泣き顔は印象的だったので残念に感じてしまいました。

ただ、最近はストーリーもしっかり進んでいますしキャラの魅力も上手く描かれているなという印象です。とにかく今回で大会の区切りは付いたと思うので、新たな展開に期待させていただきます。




りは「撫子の現状を考えると良い意味で展開が読めませんねー。
この大会は珀にとっても転機になったと思うので、今後を見守らせていただきます」




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週刊少年ジャンプ2024年24号感想 1/2



さいくるびより(新連載)


小林先生には以前から注目していたので、新連載を楽しみにしていました。本作も可愛らしい絵柄とストーリーがしっかり活かされており惹き込まれました。

主人公とヒロインの性格や能力がしっかり描かれていた点も良かったです。無邪気で一生懸命なねむる、少しクールだけれど家族思いなことね、それぞれが印象的でした。

超能力やハウスについての設定も面白かったです。ことねの母の症状について、ハウスの住人達の詳細など良い意味で気になる描写が多く、惹き込まれました。


ただ、ことねが能力を犯罪に使ってしまうという流れは正直不要だった気がします。悪事に手を染めたことにも引っかかりますが、そもそも彼女の状況ならいくらでも支援を受けられたと思うんですよね。

ことねは成績優秀だと明言されていましたしスマホも持っていたので、周囲に相談したりネットで検索したりすることもなく犯罪に走るという展開は不自然に感じてしまいました。家庭環境に関する設定は今のままで良いと思うのですが、無理に超能力に絡める必要はなかった気がします。

また、そもそも現代が舞台の作品で「親の借金を背負った子ども」という設定で話を作ること自体が難しいのではと感じました。相続放棄という言葉はもう一般にも浸透していると思いますし、読者としては「放棄すれば良いよね?」と考えてしまうんですよね。相続放棄にも色々と条件はあるようですが、それでも初見で引っかかってしまう描写なのは間違いないと思います。

そして、コンビニの店長の対応も気になってしまいました。ことねに対して寛大な処置をするという展開には納得出来ましたが、はっきり言って甘すぎると思ってしまったんですよね。「事情は分かったが罪は罪。しばらく安い時給で働いてもらう。その代わりまかないは出す」辺りが落としどころだった気がします。

全体的には、ほのぼのとした雰囲気が魅力的でしたし超能力やハウスについての設定が興味深く、面白かったです。次週以降はねむる達以外のキャラも描かれそうなので、期待させていただきます。



願いのアストロ


久蘭のキャラが印象的でした。チンピラをぶちのめした後の「ノリノリで~」という台詞が特に良かったです。

もうひとりの養子、釦の描写も印象的でした。「こんな世界ぶち壊してやる」という願いは物騒ですが、彼も理不尽な思いをして来たのかもしれませんね。

ヒバルと釦が対峙するラストシーンにも惹き込まれました。ふたりの決闘がどうなるのか目が離せませんね。


ただ、ヒバルが終始釦を見下しているようにしか思えずその点には引っかかってしまいました。先週「ただの兄弟ゲンカなんだからまた仲直りしたい」と話していたので、仲間にしたいのは久蘭だけで釦のことはどうでも良いの?と思ってしまったんですよね。

ケンカが弱いから、乱暴な態度だからといった理由で釦を切り捨てようとしているなら、ヒバルがとても冷たい人間に見えてしまうんですよね。組をまとめたいならトレーニングにつき合ったり、じっくり話を聞いたりするべきなのではないでしょうか。

久蘭のキャラは好きですし兄弟と闘うことになる、という展開にも惹き込まれたので、ヒバルの言動の矛盾だけが残念でした。ですがまだ序盤なので、ヒバルと釦との関係も改善されると信じたいと思います。



カグラバチ


かっこ良いシーンが多くて終始惹き込まれました。個人的には特に伯理の成長が印象的でした。柴の励ましもスマートで好きです。

チヒロが相手と対峙する場面にも惹き込まれました。特にチヒロが「迷わない」と決意するシーンが印象的でした。

伯理のチヒロへの信頼も良かったです。ピンチを脱した後の合流には熱くなりました。

ラストシーンも印象的ですね。大きく戦況が動きそうでドキドキします。


バトルでは見せ場の少なかった伯理が状況を打開する、という展開が熱く、面白かったです。楽座市の今後も気になるので、次週以降もしっかり見守らせていただきます。



極東ネクロマンス


本編とはあまり関係ないですが、薫と同様にチタリの台詞には驚いてしまいました。とりあえず意思の疎通は出来るようですね。耀司と表情がリンクしているのも可愛いです。

死霊術士本部の人々も印象的でした。特に馬頭の描写に惹き込まれました。薫に名刺を渡すシーンがとても良かったです。

その後、薫と輝司が静かに話すシーンも印象的でした。耀司にとって薫の父(樹)は相棒でもあり恩人でもあった、ということでしょうね。カセットテープの描写もお洒落で好きです。

新たな任務が始まる、というラストにも惹き込まれました。園児にまとわりつかれる耀司が何とも微笑ましいですねw


本部の死霊術士達とのやりとり、何となく分かって来た耀司と樹の関係など、惹き込まれる場面が多く面白かったです。キャラクターの掘り下げも印象的だったので、任務で薫や耀司の新たな面を見られることに期待させていただきます。




りは「主役ふたりが早速任務に赴く、という展開もスピーディーで良かったです。
死霊術士についての新たな描写も楽しみです」





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2024年5月4日土曜日

週刊少年ジャンプ2024年22・23合併号感想 2/2



願いのアストロ


銀次が語る組の現状が分かりやすくて良かったです。トップに君臨する兄弟達もそれぞれデザインが印象的ですね。世界が一変したため組の状況も大きく動いてしまった、という展開にも説得力がありました。

その後、ヒバルとテラスがぶつかり合う流れにも惹き込まれました。テラスの能力も彼らしいですね。

また、もちろんテラスの冷静さは素晴らしいと思うのですが、兄弟達との関係を決して諦めないヒバルにも惹き込まれました。「話をデカくすんなよ」という台詞が特に良かったです。

ラストに登場した久蘭も印象的でした。腕っぷしだけで成り上がったということですし、やはり簡単には説得出来ないでしょうね。


少し気になったのは「武器を使えば殺し合いになる」と言っていたヒバルがいきなり能力(アストロ)でテラスに殴りかかったシーンです。正直アストロの殺傷能力も銃と変わらないように見えますし、仲間を傷付けずに元の関係に戻りたいということなら能力は封印したほうが自然では、と思ってしまったんですよね。素手限定、という決闘のルールを破っているようにも感じられて引っかかってしまいました。

全体的には、現状についての説明も読みやすく、ヒバルとテラスがそれぞれの主張をぶつけ合う展開も印象的で、面白かったです。今後の目標も示されましたし、まずは他の兄弟との再会を見守らせていただきます。



グリーングリーングリーンズ


悪い意味の予感が当たってしまったな、と感じる展開でした。特に撫子の腕がアップになって行くシーンが切なかったです。

心配だけれど止めることは出来ない、という珀のモノローグも印象的でした。「俺に移せ」という珀の台詞と、それは出来ないと言いながらも「心強いわ」と返す撫子の表情が良かったです。

撫子の現状を悟りながらも全力でぶつかるライバル達の様子にも惹き込まれました。それぞれが力を出し切った結果がどうなったのか、とても気になるラストでした。


絶対に勝利を掴み取るという撫子の決意と、真剣さが分かるからこそ止められないという珀の心情がリアルで、惹き込まれました。掲載順は少し不安ですが、まずは試合の結果を見届けさせていただきます。



鵺の陰陽師


双斧の久しぶりの登場が嬉しかったです。学郎に対する「この子が~」というモノローグも印象的でした。

鵺が陰陽寮に赴く展開にも惹き込まれました。運転手がこれからどう出るのかも気になりますね。

そして、やはり七咲の過去がとても印象的でした。家柄のこと、大切な人を失った過去、ずっと心に傷を負っていたという描写など、惹き込まれるシーンが多かったです。ラストの学郎とのやりとりにはとてもドキドキしました!


ただ、七咲の過去についてはちょっと気になる部分もありました。相手との関係が正直よく分からないんですよね。「恋愛的なやりとりはなかった」と強調されていますが、それなら指輪を見て泣くというシーンは不要だった気がします。

いくら本人や周りが「恋愛ではない」と言っても、読者からすると変に勘繰りたくなってしまうんですよね。本当に家族や友人のような関係だったということなら、具体的に年齢差を描写する、写真やアルバムを見て思い出すという流れにするなどの工夫が必要だったのではと感じます。

また、掲載順が極端に下がっているのも心配ですね。やはり村編のバトルの冗長さ、終盤の四衲が非常に暴力的だったことなどが影響しているのかなと思います。

全体的には、七咲の掘り下げも印象的で面白かったです。ストーリーがまた大きく動きそうなので、来週以降の巻き返しに期待させていただきます。



Dear Anemone


竜一は出て来る度にインパクトを残してくれますね。特にツボについて熱く語るシーンが好きですw

二手に分かれて行動する、という流れにも惹き込まれました。テンションの高い竜一の横で、女子ふたりがこっそり手を組んでいることにも笑いましたw

ちなみに本編とはあまり関係ないですが、竜一の台詞でアネモネは厳密に言えば性別はないのかもと改めて感じました。イラっとしているアネモネに人間味があって好きですw

終盤に登場した海月も印象的なキャラですね。彼女が萼達とどう関わって行くのか期待させていただきます。


今週は竜一の言動も面白く一気に読めたのですが、掲載順が不安ですね。展開の遅さや画面の見づらさが悪影響だったのかなと考えております。

また、正直竜一以外のキャラのインパクトが弱いんですよね。デザイン的に見分けのつかないキャラが多いですし内面の個性も伝わりにくく、読者から応援されるようなキャラが少なかった印象です。

ただ、最近のエピソードでは愛墨や灰狼も掘り下げられており、キャラクターの魅力は増して来ているかと思います。ストーリーも動き始めましたし、巻き返しに期待させていただきます。




りは「そろそろ大きく盛り上がる展開が欲しいところですねー。
まずは新キャラの詳細に期待させていただきます」




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週刊少年ジャンプ2024年22・23合併号感想 1/2



超巡!超常先輩


安定の執着ぶりを発揮する由基と、冷静な恵那院のやりとりが面白かったです。特にヨルシカを聞かせるシーンが好きですw

続々と住民が集まって来て更なる騒動の予感、という展開にも惹き込まれました。ちなみに平助の服が実に中学生らしくて笑ってしまいましたw

射撃で活躍する巡のゲスっぷりも良かったですwラストは思わず「続くの?」と思ってしまいましたw


祭の最中のエピソードがどれも印象的で、面白かったです。無事に収集がつくのかしっかり見守らせていただきます。



極東ネクロマンス


本編とはあまり関係ありませんが、チタリのデザインが思った以上に露出度が高くてドキドキしてしまいました。腰が隠れるくらいのロングヘアも印象的ですし、惹き込まれるデザインだなと改めて感じました

もちろん本編も印象的でした。特に回想シーンで描かれた薫と祖母の絆が良かったです。

薫の指輪の中の死霊、シシの詳細も気になりますね。デザインも印象的でしたし、薫と所縁のある相手なのかなと考えております。

ラストの会合のシーンにも惹き込まれました。耀司やチタリがどんな仕事を受けるのか、とても興味深かったです。


少し気になったのは、薫が人助けについて躊躇するシーンです。正直、よほどの事情がない限り危険な目に遭っている相手を救うのは自然なことだと思うんですよね。

祖母の死霊を祓ったときのような力を出せない、というシーンを描きたいのなら、恐怖で足がすくんでしまうなどの描写でも良かった気がします。「知らない男性相手だと真剣になれない」というのはリアルな葛藤だとは思いますが、はっきり言って薫に対する好感度は下がってしまうんですよね。

また、元気溌剌という言葉で力を発揮する、という流れにも正直引っかかりました。自分のために動いてくれた祖母を思い出して、ということなのは分かりますが、そもそもこの過去と直接結びつくような台詞ではない気がするんですよね。あのときの祖母の笑顔を思い出して、などの描き方で良かったのではと思ってしまいました。

全体的には、死霊術士や薫の能力の秘密が少しずつ明かされて来ており、面白かったです。薫は耀司の力になれるのか、しっかり見守らせていただきます。



仮面奇譚テオ(読み切り)


本誌で久しぶりに仄見えコンビの作品を読めて嬉しかったです。中世ヨーロッパの世界観や、人間を操る奇妙な仮面が散らばっているという設定に惹き込まれました。

外見は怪しいけれど優秀で明るい主人公、テオのキャラも面白いですね。終盤で仮面を外した際の素顔にも良い意味で驚きました。

警察官のヒロイン、エレノアと彼女の弟、リュノの描写にも惹き込まれました。切ないまでにお互いを思い合う関係に惹き込まれました。騒動の黒幕については途中で何となく予想がついたのですが「優しいリュノを失わないで」というテオの台詞がとても良かったです。

読み切り段階では詳細の分からないテオの仲間、エンジェルのキャラも好きです。 テオの目的がラストに明かされる構成も上手いですね。


ひとつ気になったのは、キャラクターのアップなどが極端に少ないように見えたことです。松浦先生の絵がとても好きなのですが、その画力があまり活かされていないように思えたんですよね。確かに背景や建物の描き方は素晴らしかったですが、人物についてももう少しじっくり見せて欲しかったです。

全体的には、世界観やキャラが印象的で面白かったです。連載にもしやすそうな題材なので、是非また本誌でこの作品を読んでみたいです。



カグラバチ


ボスとチヒロのバトルに惹き込まれました。相手の真意が分からないところがまた恐ろしいですね。

チヒロの頭の中に聞きたい質問が溢れ出す、という描写も印象的でした。その後の「なんで~」という際の表情も辛いですが印象的でした。

動揺しながらも、父の刀を渡さないと改めて決意する流れも良かったです。「六平の~」というモノローグとラストシーンはかっこ良すぎてゾクッとしました!


静かな場面が多かったですが、チヒロがまた強くなりそうでとても印象的なエピソードでした。戦いの行方に期待させていただきます。




りは「カラーページも相まって
『かっこ良い』という言葉がぴったりなエピソードだったと思います。
チヒロなら過去を乗り越えられると信じています!」




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