2024年3月9日土曜日

週刊少年ジャンプ2024年14号感想 2/2



魔々勇々


コルレオ一行がグリシャの元に乗り込む、という展開に惹き込まれました。パンネロがコルレオを見てハロハロを思い出すシーンも良いですね。

エスカバとラルフレッドの再登場も嬉しい驚きでした。ラルフレッドがエリシアの前でどう戦うのかも気になります。

ミネルヴァが自分に自信がない、という描写も切なかったです。母に捨てられたことがトラウマなのかもしれませんね。だからこそ、コルレオが救いになってくれるシーンが印象的でした。

遂にコルレオとグリシャが対峙するラストシーンにも惹き込まれました。最後に描かれたコルレオの表情も良かったです。


展開もスピーディーでそれぞれのキャラも掘り下げられており、一気に読めました。ただ、掲載順が少し不安ですね。

単純な話ですが、人気が低迷したのは引っかかる描写が多かったからでは、と考えております。主人公のコルレオが活躍する場面があまりなかったこと、仲間がピンチなのに遊園地に行くという不自然な展開が描かれたことなどが原因として挙げられる気がします。

ただ、今週は本筋もしっかり進みましたし、コルレオの成長も伝わって来ました。ここでグリシャと決着するかは分かりませんが、戦いの行方はしっかり見守らせていただきます。



累々戦記


新キャラ達の行動にゾクッとしました。中でもやはり陣が気になりますね。蒼葉に対する「そんなんじゃ俺を殺せない」という台詞も印象的でした。

蒼葉の姿が大きく変化してしまうシーンも辛かったです。恐ろしい予言を残して陣が去って行く、という展開にも惹き込まれました。

終盤に登場したキャラ達も印象的ですね。特に眼鏡の女性が興味深かったです。


ただ、新しいキャラクターが大量に描かれたため、正直ゴチャゴチャしている印象を受けてしまいました。読者がキャラを把握するにはある程度の時間が必要なんですよね。多くの新キャラを動かすなら、せめて全員名前くらいは明かしたほうが良かったのでは、と感じました。

キャラのアクションなどが分かりづらいのは掲載順が下がる原因のひとつだったのでは、と思います。画力は高いと感じるのですが、元々見にくい場面は多かったんですよね。

ストーリー的には興味深い展開が続いているので、今後を見守りたいと思います。ひとまず蒼葉や弥宵の無事を祈りたいですね。



ツーオンアイス


天雪の発表で世間もペア界も一変した、という描写が印象的でした。ちらっとしか描かれていませんが、新キャラの操も今後鍵になりそうですね。

テレビに映っていた女性(優雨子)の再登場は全く予想出来ませんでした! 彼女の現在と意外すぎる経歴に惹き込まれました。ネットミームになったという設定が妙にリアルで笑ってしまいましたw

複雑な思いを秘めながらも、冷静にコメントする冴もかっこ良かったです。周囲に振り回されずペアの相手に向き合って欲しい、という台詞が特に印象的でした。

冴の言葉を聞いた隼馬と綺更のやりとりもとても良かったです。綺更の「天雪に勝つ一番の近道は~」という台詞もグッと来ました。隼馬達が見つめ合うラストもグッと来ました。


それぞれの選手の戸惑いや決意が伝わって来る、印象的なエピソードでした。掲載順は不安ですがストーリーはしっかり進んでいるので、中途半端に終わることはないのでは、と考えております。

個人的に本作に弱点らしい弱点はないと思っているのですが、やはり題材が少年には響きにくかった気がします。序盤で絵が荒れているシーンが見受けられたのも人気低迷の一因かもしれませんね。

ただ、応援したいキャラも多いですし隼馬と綺更の今後も見守って行きたいと思います。もちろん天雪サイドの動きにも期待させていただきます。



ちなみにルリドラゴンについては、例外的にはなりますが感想記事でのピックアップは一旦休止させていただきます。休載期間が一年に達していること、既に移籍が決定していることなどから、このブログの新連載の基準からは外れていると判断したためです。

もちろんストーリーはしっかり読ませていただきます。今週はユカとのいつも通りのやりとりに和んだからこそ、前田のシビアな反応がショックでした。ただ、これはある意味リアルなのかなとも思います。

ルリの秘密や未だ描かれていないクラスメート達。様々な掘り下げを今後も楽しみにしています。




りは「眞藤先生、お帰りなさい!
ちょっと変わったルリのいつも通りの生活を今後も見守らせていただきます」




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