2024年3月23日土曜日

週刊少年ジャンプ2024年16号感想 2/2



魔々勇々


序盤のグリシャの叫びに惹き込まれました。正直やったことに同情の余地はないと思いますが、結局はグリシャも真の支配者ではなかったということですね。

遂にエンドが現れるシーンにはゾクっとしました。エヴァンへの異常な執着が印象的ですね。

コルレオの声にネックレスが反応するラストにも惹き込まれました。かなりのピンチですが、ハロハロの詳細も描かれそうで次週が楽しみになりました。


ただ、真っ黒な見開きは正直あまり効果的ではなかった気がします。エヴァンとエンドが描かれているのでしょうがかなり見づらいですし、はっきり言って「暗い、分かりにくい」という印象しか残らないんですよね。背景は黒のままで良いと思いますが、エヴァンとエンドについては大きく描写して欲しかったです。

全体的には、エンドの恐ろしい演出が印象的で、一気に読めました。掲載順と展開的に終わりが近いのかなとも思いますが、今週は良かったです。エヴァン、エンド、そしてハロハロの掘り下げに期待させていただきます。



累々戦記


蒼葉と禅の過去に惹き込まれました。累を利用して教祖のような立場になっている亜上のキャラも恐ろしいですが印象的でした。蒼葉達の保護者役の芹も良いキャラですね。

彼女の朗らかさが好印象だったからこそ、亜上とのやりとりにはゾクッとしました。この会話の間に禅が自分の能力に気付いていた、という見せ方も上手いですね。

異界と蒼葉、禅の繋がりについての描写も印象的でした。ふたりが累を背負うきっかけとなるシーンも恐ろしいですが目が離せませんでした。ラストの「禅は異界に魅せられた」という説明が辛かったです。


全体的に惹き込まれる展開が多かったのですが、掲載順が回復しないこと、いわゆる「過去編」がいきなり始まったことなどから正直終わりが近いのかな、とも感じております。やはり序盤のテンポの遅さ、メインキャラのバランスの悪さが痛かった気がしますね。

ただ、蒼葉と禅の設定も明かされましたし、ふたりの決着が見られれば中途半端な終わりにはならないのかなとも思います。まずは蒼葉の話を聞いた弥宵の反応に期待させていただきます。



ツーオンアイス


天雪の狙いが予想以上に邪悪でゾクッとしました。曲自体にはあまり詳しくないのですが、シンデレラのワルツに合わせるという展開も上手いですね。「許せないだろう!」というモノローグに惹き込まれました。

また、優雨子が掘り下げられていたシーンも印象的でした。やはり彼女は本編に絡んで来る気がします。ある意味で天雪の理想だった、という展開には良い意味で驚きました。

歓声の中でリンクに座り込む操の姿も印象的でした。周囲の反応を気にせずお互いを励ます隼馬と綺更の描写も良かったです。


特に天雪の非道さが光っており、恐ろしいですが目が離せませんでした。掲載順は不安ですが、ストーリーはかなり盛り上がっているのではと感じます。優雨子や操、そして隼馬と綺更の今後にも期待させていただきます。



グリーングリーングリーンズ


珀と撫子の対決の行方に惹き込まれました。オリバーの「自分のベストを引き出した」という台詞で珀の強さが分かるのも良かったです。

勝負の後の珀と撫子の描写も印象的でした。彼女が自分を見てくれていることを喜ぶ珀、彼をライバルだと認めた撫子、それぞれの表情が良かったです。

新たなコースで打ち合う展開にも惹き込まれました。「死ぬなら潔く死になさい」と自分に活を入れる撫子が良かったです。素晴らしいショットを珀が見つめている、というラストも爽やかでした。


特に珀と撫子の関係性が印象的で、一気に読めました。単なる主人公とヒロインではなくライバル関係でもある、ということがしっかり伝わって来ました。

掲載順は低いですが、前回センターカラーだったこともありそれほど心配はしていません。コンペもまだ終わっていませんし、最後まで楽しみに見守らせていただきます。



りは「珀と撫子の関係が新鮮で良いですねー。
勝負の行方は読めませんが、ふたりとも応援したくなる展開でした!」



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