テンマクキネマ
秋津の掘り下げに惹き込まれました。初期の頃から何気なくイケメンぶりが描かれていますよね。
姫希と彼のやりとりも印象的でした。実は元のことを尊敬していた、という描写も説得力があり良かったです。秋津の作った曲を聴いてみたくなりました。
ラストに元が合宿を発表する流れも印象的でした。渚の舞台となる街で何が起こるのか楽しみです。
ただ、結局今回も撮影がほぼ進まなかったことは残念に感じました。秋津が作曲する展開はもっと短くても良いのではと思ってしまったんですよね。
また、映画がどこまで撮り終わっているのか分からないので、合宿でどの程度撮影が進むのかも読めないんですよね。このせいで海に行くことへのワクワク感が薄れてしまっている気がします。
キャラクターの個性がしっかり描かれている点などは良かったのですが、やはり展開の遅さに引っかかってしまいました。特にジャンプでは制作過程ばかり見せられる流れに飽きる読者も多いでしょうし、問題点を改善しないと人気の獲得は厳しいかと思います。
一ノ瀬家の大罪
展開がスピーディーで、良い意味で驚きました。颯太が翼を拒絶しなかったことは読者としても嬉しいです。
颯太の現在の家族達も個性的ですね。特に前回から気になっていたけんたの詳細が描かれたことが良かったです。彼らの家に翼が馴染んで行く流れにも説得力がありました。
ゼリー、生姜焼き、ケーキなど、温かい手料理が振る舞われる様子にも惹き込まれました。ラストの一家団欒のシーンは幸せそうなだけに恐ろしかったです。
ただ、結局颯太がしたことはただの誘拐では?としか思えなかった点には引っかかってしまいました。文乃は成人済みでしょうしどんな関係だろうと当人達の自由ですが、けんたにしたことは許されないと思います。
また、はっきり言って歪な関係なのに笑顔でテレビに映っていたことも気になりました。警察などが観ていたら逮捕されるだけでは、と思ってしまったんですよね。三人の関係性はおおむね考えていた通りでしたが、けんたについては文乃の連れ子や弟という設定で良かったと思います。
そして、翼がいきなり颯太の居場所を特定しているなど引っかかる点も多く、結局これも夢なのでは?という疑問も生まれてしまいました。だとすると、正直考察すること自体に意味がなくなってしまうんですよね。
次週以降の展開は気になりますが、はっきり言って颯太については疑問しか残らないんですよね。今のような話を続けていては、掲載順の回復は難しいかと思います。
人造人間100
冒頭の100の活躍に惹き込まれました。満身創痍でそれを見る絢子との対比も良かったです。
あしびと絢子の最後の会話も印象的でした。特に地図を渡すシーンにはグッと来ました。
その後の100と絢子のやりとりも良いですね。最終的に絢子はとても人間らしい姿を見せたということでしょうね。
彼女のおかげでNo.1の根城が判明した、という終盤の展開にも惹き込まれました。いよいよラストバトルになりそうですね。
ただ、絢子の退場シーンがかなりあっさりしており、その点には引っかかってしまいました。賛否両論のキャラだとは思いますが、主要人物だったのですからもう少しページを割いても良かった気がするんですよね。
また、長い間普通に喋っていたのに急に力尽きる、という流れにも引っかかりました。あしび達に最後の言葉を伝えるのなら、息も絶え絶えにするなどの演出が必要だったと思います。
キャラ同士のやりとりが印象的で、話も一気に進んだことには惹き込まれましたが、気になる部分も多かったというのが正直なところです。掲載順と展開的に終わりが近い気もします。しかし最終決戦はしっかり描かれそうなので、読者としても最後まで見守りたいと思います。
ドリトライ
虹村が常に逃げ回っている、という描写が印象的でした。引き続き青空の父の事件の真相も気になりますね。
爆受転巌を受けてピンチになる、という展開もベタですが良かったです。虹村のほうが技が洗練されている、という流れも自然で説得力がありました。
それでも爽やかな笑顔を浮かべる青空にグッと来ました。父が書いた三つ目の秘訣は何なのか、それを試合中に見つけ出すことが出来るのか、良い意味で次回が気になる引きでした。
ただ、作画が改善された点は良かったのですが、青空が修行中とは別人レベルに変わってしまっているように見えて気になりました。また、虹村の攻撃を避けるシーンは動きがよく分かりませんでした。
それでも引っかかる部分は随分少なくなって来たのですが、展開的に終わりが近い気もします。ただ、決着はしっかり見届けたいと思います。
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