2023年2月25日土曜日

週刊少年ジャンプ2023年12号感想 2/2



イチゴーキ!操縦中


もうひとりの幼馴染、シーズンのキャラが面白かったです。何故一剛木の周りにはマッドサイエンティストが集まるのでしょうかw「3か月おきだから~」というツッコミも好きですw

度を越した改造に反して、勝負内容がほのぼのしているギャップにも笑いました。花見場所取り対決やかき氷早食い対決も見てみたかったですw

最後に描かれた陰陽師の一剛木とミサオも好きです。呆れるだけではなくシーズンの努力はきちんと認め、真っ当な勝負ならまた挑戦を受けると伝えるラストも良かったです。


ただ、シーズンの登場で季節が進んだことは少し気になりました。展開自体は楽しかったのですが、終わりが近いのかなと心配になってしまいます。

個人的に第一話は引っかかる部分もあったものの、二話以降はキャラの描写も上手く面白くなったと思っているので応援したいんですよね。

ミサオが元に戻る方法や、他のクラスメートの掘り下げも見てみたいです。3年生になってからが長い、というパターンも考えられると思うので、ひとまず次号を見届けたいと思います。



ギンカとリューナ


ノスフェラトゥの過去と野望が印象的でした。特に飼い犬のエピソードには恐ろしいですが惹き込まれました。

また、冒頭のリューナと姉のやりとりも気になります。このブログでも何度か触れていますがリューナは非常に中性的に見えるので、もしかして成長を捧げているのかなと感じました。

少年が鐘の音でノスフェラトゥを止めるラストにも惹き込まれました。総力を挙げて野望を打ち破れるのか注目ですね。


マガラカやベロキア帝国についての詳細も明かされ、読み応えのある回でした。ただ一気に設定が描かれたようにも思うので、掲載順的に終わりが近いのではという点は少し心配です。敵の姉と弟も良いキャラでしたし、もう少し先を読みたいんですよね。

とにかく今は、ノスフェラトゥの動きが気になります。一筋縄ではいかない相手なのは確かですよね。ギンカ達が遂に集まったので、次週にも期待させていただきます。



大東京鬼嫁伝


愛火の手紙と、帰郷を決めた際の描写に惹き込まれました。愛火の生家についても少しずつ明らかになっていますが、思った以上に恐ろしい場所のようですね。

また、愛火の思いを知った進太が珍しく感情を露にしているのも良かったです。特に「俺も異界って~」という台詞が印象的でした。

けろるが鍵になりそうなラストの展開にも良い意味で驚きました。けろるや彼女の母は実は有能ですよね。


ただ、お互いのために行動する進太と愛火にはグッと来たのですが、細かい描写の矛盾に引っかかってしまいました。冒頭の進太と吉橋の会話シーンが車道にいるようにしか見えないことも気になりましたが、一番引っかかったのは進太が愛火の部屋に行った場面ですね。きちんと畳まれた布団が~と書かれているのに布団が敷かれたままなのは明らかにおかしいでしょう。

そして、進太の心情は描かれたのにやはり恋愛感情らしいものが伝わって来ないのも残念でした。初めて愛火への好意を自覚した、などの描写を入れても良かったのではと思います。

シリアスな雰囲気や進太の掘り下げが良かっただけに、小さなミスが気になってしまったのはもったいなかったなと感じます。ただ、愛火の安否や家のこと、進太達の今後は気になりますし、次週もしっかりと見守らせていただきます。



影と主(読み切り)


徳川家継が主人公の時代物というのは珍しいですね。楽天家だけれど思いやりのある家継と、生真面目な忍、凶丸の対比が面白かったです。

また、中盤のアクションシーンの迫力にも惹き込まれました。特に凶丸が影から登場するシーンはベタですが良かったです。

終盤の家継の「謝るなら~」という台詞も印象的でした。それまで険しい顔が多かった凶丸が「あなたの作る世は~」と笑うラストも良いですね。


絵も特徴的ですし、短い中でしっかりキャラクターが立っている楽しい読み切りでした。連載にもしやすそうな題材なので、是非また家継と凶丸に会いたいです。




りは「デコボコの主従コンビのかけあいが面白かったです。
連載になった場合、
バトルや政治について掘り下げても良さそうですねー」



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週刊少年ジャンプ2023年12号感想 1/2



暗号学園のいろは


クラスメート達の掘り下げが印象的でした。特に家雪は享楽との因縁も含めてとても気になるキャラですね。また、目に障害があるか、もしくは実際に瞼を閉じているのかなとも感じました。

他のキャラの描写も面白かったです。中でも回想への入り方が古風な多夕には笑いましたw家雪が出した条件に吹き出すそぼろも良かったです。

もちろん、怒りを露にして家雪に勝負を申し込むいろはもかっこ良かったです。また、解説で凍も触れていましたが、縁沙とすっかり打ち解けている様子も興味深いですね。

ラストの暗号対決の行方も気になりますね。綿菓子が「勝っても負けても引き分けでもただじゃすまない」と言っているのでいろはのことは心配なのですが、惹き込まれる展開でした。


途中や最後の暗号も面白く、一気に読めました。まだ問題は解けていませんが、次号まで試行錯誤しつつ勝負を見守りたいと思います。



一ノ瀬家の大罪


美奈子の描写がとても印象的でした。特に二年前に翔を目撃してしまったシーンと、暴食を繰り返す理由に切ないですが惹き込まれました。

翔についても引き続き興味深いですね。もちろん浮気かなとも思うのですが、それにしては何となく母親がよそよそしい気がするんですよね。

また、二年前にリストラされてアルバイトを始めたようなのに、最初の記憶喪失の時点では会社勤めをしていたらしい描写も興味深かったです。サラリーマンとして振る舞っていただけなのかなとも思ったのですが、社員旅行の申込書が偽物だったというのはちょっと考えにくいと思いますし。

新キャラについても気になりますね。正体を思い出した美奈子の「翼にバラす」という言葉で追及をやめているので、自分のことを少なくとも翼には知られたくない理由があるのでしょうか。

ラストにも惹き込まれました。応対するのは誰なのか、二年前の美奈子はどうなったのか、とても気になります。


少し引っかかったのは、翼が翔にこだわる理由がちょっと分かりにくかった点です。前回のループ(仮)でもしっかり会話したのはラストくらいだったので、翔を慕う姿に共感しづらいんですよね。このせいで翼のキャラも掴みにくくなってしまっている気がします。

全体的には、様々な謎が明かされ、遂に記憶を取り戻すキャラも現れ、最後まで目が離せませんでした。今後更に重い展開になりそうですが、しっかり見届けたいと思います。



人造人間100


ロキシーや人造人間の結末が切ないですが良かったです。あしびの「人間がどれだけ~」という台詞も印象的でした。

あしびの言葉を聞いた後、ロキシーが自ら歌い始めるシーンにも惹き込まれました。「感情のこもった優しい歌」だと理解してくれる観客がいたことは、ロキシーにとっても救いだったのではと思います。

その後、100があしびの手当てをする場面も印象的でした。自分と人造人間達の決定的な違いを悟ったあしびのモノローグにも惹き込まれました。

ラストに登場したボスの冷酷なまでに合理的な考えも、恐ろしいですが説得力がありますね。新たな気付きを経て、更に成長したあしびを見られるのではと期待も高まりました。


劇場編の締めくくりと人間と人造人間の差が印象的で、考えさせられました。モートセーフもストーリーに大きく絡むことになりそうなので、今後もじっくり読ませていただきます。



りは「序盤に切なく印象的な山場を描けるのは強いですねー。
今後の展開も楽しみです」




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2023年2月18日土曜日

週刊少年ジャンプ2023年11号感想 2/2



人造人間100


ロキシーの回想と、相手の人造人間の終盤の行動に惹き込まれました。特にロキシーの「努力じゃ叶わない夢を持ってしまった」というモノローグが切なかったです。

また、多くの人命を奪ったことはもちろん許されませんが、ロキシーと人造人間の思い出にはつい感情移入してしまいました。中でもお揃いの髪留めをつけたことは、ロキシーにとって大切な記憶なのでしょうね。

ふたりの過去がしっかり描かれていたからこそ、最後の展開の衝撃が増しましたね。理想を追い求める人造人間の残酷さと、踏まれた髪留めの描写がとても印象的でした。


敵側の掘り下げでしたがとても惹き込まれる回でした。勝負の行方はもちろん、ロキシーの今後にも注目して行きたいです。



ギンカとリューナ


リューナとロック、敵の姉弟のバトルに緊張感があり良かったです。相手がしっかりと連携をとっている点がまた恐ろしいですね。

「なんでわからないんだ」というリューナの台詞を聞いて認識を改めるロックも好印象でした。回想シーンでの彼の掘り下げも説得力がありました。魔術師を警戒しつつ、リューナに協力を申し出る場面もとても良かったです。

終盤、力を合わせて反撃するリューナ達も熱かったです。「やられる気持ちが~」と声を揃えるシーンが特に印象的でした。


ただ、展開自体は良かったのですが、動きが分かりにくい場面がいくつかあり少しだけ引っかかりました。特にリューナが剣に魔力をこめるシーンはコマも小さく、もったいなく感じたんですよね。

全体的には戦闘の流れに説得力があり、一気に読めました。ギンカと合流した後の展開にも期待させていただきます。



イチゴーキ!操縦中


汰木先生の掘り下げが面白かったです。ゆるいだけではない魅力が描かれたことも斬新で良かったです。一剛木の「あのゆるさに結構助けられてる」という台詞も印象的でした。

ミサオがハマっている任侠映画が鍵になる展開も上手いですね。プロジェクターで刺青を映し出すシーンはちょっと感心してしまいましたw

終盤、汰木先生をおとしめようとしていた生徒達が謝る展開も良かったです。ラストの汰木先生の台詞には一剛木と同じリアクションをしてしまいましたw


一剛木やミサオ以外のキャラの描写がメインの回でしたが、最後まで飽きずに読めました。他のサブキャラをクローズアップしても面白そうですし、また汰木先生の話も見てみたいです。



大東京鬼嫁伝


休日を楽しむ進太と愛火がとても微笑ましく惹き込まれました。だからこそ、ラストの衝撃ともの悲しさがより際立っていましたね。

けろるやみゃーこと合流してからの食事シーンも良かったです。みゃーこが語っていたように、進太と愛火は意外と似た者同士なのかもしれませんね。進太の回想も印象的でした。

終盤、まつりから貰ったスカートをはく愛火もとても可愛かったです。平凡な朝の風景に「愛火は~」というモノローグが書かれる最後にも惹き込まれました。


進太と愛火の関係、けろる達とのやりとり、ハラハラするラストなど、今回は読みごたえがあったのですが、正直展開と掲載順的に終わりは近いのかなとも考えてしまいます。今回のような話をもっと早くに描ければ違う結果に繋がったのではとも思うんですよね。

個人的に、ラブコメが主体のはずなのに進太の心情がよく分からないのがマイナスだったかなと思います。また、進太の同級生などが登場していれば現在とは異なる視点から彼を掘り下げられたのではと感じるんですよね。

ただ何度か書いていますが、黒幕の詳細や愛火が家を出た理由などが分かれば中途半端な印象にはならない気もするんですよね。とにかく、次回以降の動きを見守って行きたいと思います。




りは「愛火のことは心配ですが、
無事に進太と会えることを願っています!」



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週刊少年ジャンプ2023年11号感想 1/2



あかね噺


あかねの噺の後半に惹き込まれました。あかねが演じていることが一目で分かる花魁の描き方も上手いですね。

また「りゑんとの一件を糧にした」という八正のモノローグも印象的でした。この演目を選んだうららはもちろん、しっかり昇華させたあかねの実力や才能が光りますね。うららに対する「詰みから逆算する」という表現も良かったです。

ラストのあかねとうららのツーショットも迫力がありますね。お茶汲み編の締めくくりに相応しい、良い意味での恐ろしさが伝わって来ました。


ただ、噺のサゲ(オチ)の部分の説得力が少し弱かったかなとも正直感じました。あまり詳しいわけではないのですが、お茶汲みはどちらかがやり込められるのではなく、お互いに騙されつつ楽しむというのが本来の流れみたいなんですよね。アレンジすること自体は構いませんが、今回は新たな面白さには繋がっていなかった気がします。

全体的には、うららの真意やあかねの強かさの描写が上手く惹き込まれました。また、無事に一周年を迎えたということで、今回で感想記事でのピックアップは一旦休止させていただきます。新たな章もとても楽しみですし、大きな動きなどがあればまた感想を書く予定です。あかねの更なる活躍をこれからも見守らせていただきます。



ウパ野ルパ子は一般人(読み切り)


独特の絵柄と設定に惹き込まれました。いわゆる退魔物はジャンプでも定番ですが「人間に取り憑いた生き物の霊を祓うことに特化した邪祓師」という職業が斬新で良かったです。迫力のあるアクションシーンも見どころですね。

また、メインキャラも好印象でした。るぱ子を救うために任務をこなし続ける主人公の由紀治、一途でマイペースなヒロインのるぱ子、ふたりとも生き生きしていました。特にラストのやりとりはとても可愛かったです。

ふたりの出会いもベタですが良かったです。るぱ子が由紀治を慕う理由に納得出来る回想シーンでした。


少しだけ引っかかったのは、由紀治がるぱ子の正体に全く気付いていないように思えたところです。由紀治としても印象深い出来事だったはずなのに、完全に忘れてしまっている様子だったんですよね。両親と離れることになったのが同時期だったようなので、ショックで当時の記憶が曖昧、などの説明があっても良かったのではと感じました。

全体的には、絵柄も設定も個性的で非常に楽しい読み切りでした。連載にもしやすそうな題材なので、また由紀治とるぱ子に会えれば嬉しいです。



一ノ瀬家の大罪


翔と新キャラの動向が引き続き気になりました。特に新キャラが写真を見るシーンが印象的でした。

「そのためにここがあるのに」という台詞が鍵になるのでは、と思います。やはり本来の父親は翔で、新キャラは一ノ瀬家や世界を管理する立場なのでしょうか。

また、翔がアパートの一室に入る場面にも惹き込まれました。ただ、新たな家族を作っているわけではなさそうですね。

美奈子の描写にもゾクッとしました。彼女も夫の違和感には気付いていたんですね。タイトルの由来が七つの大罪だとすると、美奈子は暴食ということになるのではとも感じました。


良い意味でゾッとする描写が多く、とても惹き込まれました。新キャラの正体や、一ノ瀬家の秘密に今後も注目させていただきます。



暗号学園のいろは


リポグラムのバトルと、多夕の掘り下げが印象的でした。特に見開きでの質疑応答の絵は迫力がありますね。

やりとりの最中、ほとんど表情を変えない多夕は恐ろしいですが魅力的でした。合法的な拷問という表現にもゾクッとしました。その分決着の後の笑顔が光りますね。

また、いろはの回答も印象的でした。特に親友と虐待についての答えがとても気になります。また、最後の失言は解説で凍が語っていたように、考え続けなければいけない質問ですよね。

終盤の享楽と多夕の会話も興味深いですね。クロスワードの回答からするとふたりは幼馴染のようですが、他にも関係性がある気がします。

ラスト、悔し涙を流すいろはも印象的でした。近くで見ていた享楽の心情も興味深いですね。


ただ、肝心のリポグラムが正直かなり無理矢理に見えてしまった点は引っかかりました。やはり23音でのバトルは難しかったのではとどうしても思ってしまいます。

全体的には、印象的なシーンが多く面白かったです。バトルの結果を受けていろはがどう成長していくのかにも期待させていただきます。




りは「引っかかる部分はあったものの、
キャラの掘り下げやラストに惹き込まれました。
次は誰がクローズアップされるのか楽しみにしています」




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2023年2月11日土曜日

週刊少年ジャンプ2023年10号感想 2/2



大東京鬼嫁伝


祭士の仕事をこなす進太と愛火が微笑ましかったです。愛火の制服姿も可愛いですね。

途中のギャグシーンも笑えました。特に愛火の「駅前で見かけた変な人について『あの人は誰?』と聞かれるようなもの」という台詞が好きですw

その後、無念の死を遂げた幽霊との交流は少し切ないですがグッと来ました。フォークダンスに応える愛火の表情が良いですね。

ラストシーンも印象的でした。愛火が進太の別れを覚悟しているようで次回以降がとても気になります。


少し引っかかったのは、進太のリアクションが薄いかなと感じたことです。怪童が報酬を示すシーンや、愛火から「一緒に学校に通えていたら」と言われた際には、もっと感情を露にしたほうが人間味が出たと思うんですよね。

全体的には、依頼をこなすふたりと、少しずつ縮まっている距離感の描写に説得力があり惹き込まれました。ただ、掲載順と展開的に終わりが近いのでは、とも思ってしまうんですよね。

今回の話の雰囲気がとても良かったので、もう少し早くに描けていれば人気に繋がったと思うんですよね。無理にもののけ娘を増やさず、けろるやみゃーこの登場後はギャグを交えつつ依頼をこなしていく、という展開で良かったのではと感じます。

ただ、黒幕などがしっかり描写されれば半端に終わってしまうことはないのかなとも思います。興味深いシーンが多く惹き込まれたので、次週にも期待させていただきます。



パセリ農家が最強ならつまり最高の野菜はパセリ(読み切り)


読み終わった後、パセリを食べたくなりましたwアメノフルも好きだったのですが、絵も話もとてもクオリティが上がっており良い意味で驚きました。特に迫力のある戦闘シーンが魅力的ですね。

野菜農家同士がバトルを繰り広げる、という設定も斬新で惹き込まれました。パセリ農家の主人公のデザインも適度に個性があり良いですね。祖父のために闘っている、という回想も熱かったです。

主人公以外も、対戦相手で強敵のジャガイモ農家、ラストに登場したイチゴ農家などそれぞれキャラが立っていて印象的でした。ジャガイモ農家は最後に主人公の良さを認める場面にグッと来ました。ちなみにイチゴは果実的野菜に分類されるようですねw


キャラ、ストーリー、絵柄、いずれも印象的で楽しい読み切りでした。他の野菜農家も見てみたいですし、是非連載して欲しいです。



ギンカとリューナ


ギンカや少年を追い込むノスフェラトゥが恐ろしかったです。少年の怒りをのらりくらりと躱すシーンからも得体の知れなさが分かりますね。

その後、リューナとロックが陰ながら活躍する場面も良かったです。老人と花のエピソードにもグッと来ました。「お前の手下に言え」というギンカの台詞も印象的でした。

終盤、新たな敵に対して闘志を燃やすリューナ達も良かったです。タッグバトルになるという展開は良い意味で予想出来ませんでした。


ノスフェラトゥの恐ろしさやリューナとロックの暗躍が印象的で良かったのですが、掲載順がやや不安ですね。ギンカが無敵すぎて危機感がない、というのがイマイチ伸びない理由では、と予想しています。リューナの掘り下げがちょっと少ないかな、とも感じてしまうんですよね。

ただ、今回ギンカが自由を奪われていますし、リューナが本格的なバトルを繰り広げる展開になれば持ち直す気がするんですよね。ヘラとの戦闘も良かったので、まだまだ巻き返せると思います。ロックの活躍も見てみたいです。




りは「リューナ達の本格的なバトルも始まり、
この辺りが正念場かもしれませんね。
勝利と活躍に期待しています!」





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週刊少年ジャンプ2023年10号感想 1/2



イチゴーキ!操縦中


やっぱりミサオは可愛いんですね。前回から引き続き暴走する嬉里、花の蜜を差し出すフラワー、緩すぎる先生などそれぞれの反応が良かったですw

合間に挟まれる大きくなってしまうミサオの描写も印象的でした。対策を用意していたミサオへの「悲しすぎるだろ」という一剛木のモノローグも好きですw

クラスメート達の間でミサオが人気になっていたというラストも良かったです。ノートにメモを書き込んでいるミサオも笑えましたw


ミサオはこのまま学校生活を送るのかなとも考えていたのですが、良い意味で裏切られました。ただ、ミサオが一剛木のクラスで過ごす展開もまた見てみたいです。



一ノ瀬家の大罪


新キャラが難なく家族に溶け込んでいる描写にゾクッとしました。免許の写真なども変わっていましたし、前よりも生活が順調に見えてしまうのも怖いですね。

途中で翼が翔の存在を思い出すシーンも印象的でした。ちなみにこのときの家族の様子からして、翼以外は違和感なく暮らしているようですね。

ラストシーンにも惹き込まれました。再会した翔がどう応えるのかとても興味深いです。


様々な謎が残っていますが、それだけに一気に読むことが出来ました。記憶喪失の秘密、翼だけが翔を思い出せた意味、入れ替わった理由など、気になる点が明かされる日を楽しみにしています。



あかね噺


「噺はともだち」というあかねの台詞が少年漫画らしく、また面白かったです。「成長や時間の経過で人とのつき合い方も変わる」という場面のイメージ図にジャンボがいるのも良いですね。

うららが語るふたつの理由にも惹き込まれました。特に「お茶汲みほどあかねらしい噺はない」という台詞が印象的ですね。

そして、あかねの高座にも前回と同じく惹き込まれました。後半に合わせて仕上げて来た、という展開自体は予想出来ていたのですが、魅せ方が上手いですね。


あかねの噺はもちろん、合間のうららと禄郎のやりとりも印象的で面白かったです。次回は記念すべき一周年ということで、あかねの本番の更なる盛り上がりに期待させていただきます。



人造人間100


100と声の人造人間のバトルがアクションも多く印象的でした。相手は戦闘力は低いけれど、劇場の構造を熟知しているアドバンテージが大きいという設定に緊張感がありますね。

メインの戦闘は100に任せ、歌姫に立ち向かうあしびも良かったです。100の性格や考え方を理解している描写にも惹き込まれました。

ラストの見開きも迫力があり印象的でした。あれは100でないと出来ない方法でしょうね。


バトルシーンが印象的で面白く、一気に読めました。バトルの結末と、歌姫達への対応を見守らせていただきます。



暗号学園のいろは


いろはと多夕のやりとりと、彼女の掘り下げに惹き込まれました。勝負方法も興味深いですね。

また、凍と享楽の会話シーンも印象的でした。やはり昔から続く因縁があるようですね。

ラスト、直感的に恐ろしさを覚えつつ多夕に答えるいろはがかっこ良かったです。「遺憾の意だよ」という多夕の台詞も印象的でした。


暗号要素は少なかったものの、二組のやりとりに惹き込まれて面白かったです。多夕の実力と、勝負の行方を見守らせていただきます。



おねがい!流れ星(読み切り)


個性的で可愛らしい絵柄にまず惹き込まれました。光一郎とホシの会話も終始楽しかったです。

特にホシのキャラが好きでした。願いの叶え方が妙にセクシーなところと、光一郎の願いを必死に引き出そうとするシーンに笑いましたw

光一郎と祖母の絆をしっかり感じられるのも良かったです。ラストの「急にひとりになって~」という台詞も上手いですね。


いわゆる代原のようですが、それぞれのキャラが立っていて面白い作品でした。光一郎とホシがしばらく共同生活するならストーリーも作りやすいと思いますし、連載でも読んでみたいです。



りは「ホシが何故か関西弁なのも良いですねw
光一郎と祖母のエピソードももっと見てみたいです」





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2023年2月1日水曜日

週刊少年ジャンプ2023年9号感想



あかね噺


冒頭の八正と禄郎の会話が印象的でした。意外とふたりとも似た者同士なのかもしれませんね。

また、あかねの本番もとても良かったです! うららをコピーしたかのような見事な語りから酷い花魁のパートに転じるギャップが笑えましたw読者がツッコミを入れるタイプのギャグ漫画と似ているのかもしれないな、と伝わって来ました。

ラストも印象的ですね。うららと禄郎の会話にはいつも惹き込まれます。うららの真意も近い内に判明しそうですね。


前回のまゆらの台詞の意味も分かり、あかねの噺をとても楽しめました。高座の続きはもちろん、センターカラーにも期待させていただきます。



一ノ瀬家の大罪


かなり衝撃的な展開でした! ちょっとファンタジー感もありましたね。ほのぼのとした翼と翔の会話シーンや車内でのしりとりからの落差がすごかったです。

翔の様々な台詞もとても気になりました。リビングや会話のヒントも改めて読み直して考察してみたいです。

また、事故の目的も興味深いですね。何故翼達がターゲットになったのでしょうか。実行役は翔だけなのか、もしくは翼と詩織以外は全員共謀しているのかなど、色々と興味深い内容でした。

ラストも印象的でした。新キャラの存在も非常に気になりますね。ちなみに新たな事故が起きたと考えると様々な矛盾が生じそうなので、ループしたと捉えるほうが自然でしょうね。


ただ惹き込まれたことは確かなのですが、正直展開が急すぎではとも思ったんですよね。今回のストーリーにするなら、翼編などを短くまとめて早くに移行したほうが良かったのではとも感じました。

ですが、どんな展開になって行くのかとても興味深いです。以前の翔は再登場するのか、新キャラとはどんな関係になって行くのかなど、先を読むのが恐い気もしますが次回以降に期待させていただきます。



人造人間100


ロキシーの正体に惹き込まれました。良い意味で予想を裏切られたという印象です。

全体的にはシリアスでしたが、あしびと100が劇場に潜入する流れがコミカルなのも良かったです。個人的には180cm超の子役もちょっと見てみたいですw

終盤、あしびがボスの狙いに気付くシーンにも惹き込まれました。ロキシー達は色んな意味であしびと100とは対称的のようですね。開演のベルがバトルの合図、という演出もお洒落で良かったです。


劇場関係者の間で頻発する事件、ロキシーの詳細など、印象的なシーンが多く惹き込まれました。今後の戦闘の行方も見守らせていただきます。



暗号学園のいろは


いろはが「助けを求めてる」と言った理由が意外ですが良かったです。また直感が働いていたということですね。

その後「ズルをしてでもメッセージを読み解く」と宣言するいろはがかっこ良かったです。暗号についても納得出来ました。ちなみに指の本数が鍵になっているところまでは分かりましたが、それ以降は個人での解読は難しかったです。

終盤のいろはと多夕の会話もとても印象的でした。彼女の真意や、勝負の行方がとても気になります。「コレだよ」というアオリも好きですw


久しぶりのスマートグラスの登場や、ラストの多夕の描写など、惹き込まれるシーンが多く面白かったです。動画の詳細や、多夕の掘り下げにも期待させていただきます。



イチゴーキ!操縦中


新キャラ、嬉里が色んな意味で良かったですw彼女と一剛木の関係をミサオが応援しているのも面白いですね。個人的には一剛木とミサオの仲が深まっても良いのですが、恋愛的なヒロインは嬉里、という設定も面白そうだなと思います。

冒頭の雑すぎる二号機の描写も笑えましたwフラワーの発言力も良いですねw

そして中盤以降、ミサオをハムスターとして愛しまくる嬉里の姿に笑ってしまいましたwラストでシレッと美少女に戻っているのも面白いですね。個人的にはちょっと大人びた外見も基本的な性格も好きなので、これくらいのギャップならギリギリアリですw


嬉里のインパクトはもちろん、一剛木、ミサオ、フラワーのキャラがしっかり立っているところも面白かったです。嬉里の再登場にも期待させていただきます。



大東京鬼嫁伝


冒頭、キスシーンのイメージ図に笑ってしまいましたwちなみに怪童の性別は結局はっきりしなかったので、男同士だった可能性も現時点では残っていますねw

その後の戦闘シーンも、特に進太と愛火が背中合わせになる場面が良かったです。敵の半魚人も笑えましたし好きですw

「葬薙と進太の実力が見たかった」という怪童の台詞も印象的でした。兎皮の再登場で判明した怪童の洗脳技術もとんでもないですね。

終盤の展開にも惹き込まれました。黒幕と愛火がどんな関係なのかとても気になります。


全体的にスピーディーな展開が続き、一気に読めました。掲載順とストーリー的に終わりが近いようにも思うのですが、今のまま進めば綺麗に纏められるのではとも感じます。黒幕の詳細に期待したいです。



ギンカとリューナ


少年の語る過去が恐ろしく、かつ惹き込まれました。ノスフェラトゥの目的も引き続き気になりますね。

また、少年の話を聞いた際の反応にそれぞれの個性が表れているのも良かったです。すぐに動こうとするリューナも慎重なロックも正しいと思います。もちろん打算的なギンカも好きですw

夜に現れた化け物のシーンも迫力がありました。それを退けるギンカがかっこ良いですね。彼が言っていた通り、ノスフェラトゥの正体も興味深いです。


バトルはまだまだこれからでしょうが、過去の描写とギンカの登場に惹き込まれました。リューナやロックの活躍にも期待したいです。



また、金未来杯の結果が出ましたね。「恋の曜日の世崎さん」の優勝、個人的にはとても納得出来ました。全体的なクオリティが高かったことはもちろん、連載になった際の面白さも目に浮かぶ内容だったんですよね。白咲先生、おめでとうございます! 是非本誌でまた作品を読んでみたいです。




りは「画力が高い点はもちろん、絵柄が特徴的なのも良かったです。
ストーリーやキャラの個性とも合っていたんですよねー」



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