暗号学園のいろは
クラスメート達の掘り下げが印象的でした。特に家雪は享楽との因縁も含めてとても気になるキャラですね。また、目に障害があるか、もしくは実際に瞼を閉じているのかなとも感じました。
他のキャラの描写も面白かったです。中でも回想への入り方が古風な多夕には笑いましたw家雪が出した条件に吹き出すそぼろも良かったです。
もちろん、怒りを露にして家雪に勝負を申し込むいろはもかっこ良かったです。また、解説で凍も触れていましたが、縁沙とすっかり打ち解けている様子も興味深いですね。
ラストの暗号対決の行方も気になりますね。綿菓子が「勝っても負けても引き分けでもただじゃすまない」と言っているのでいろはのことは心配なのですが、惹き込まれる展開でした。
途中や最後の暗号も面白く、一気に読めました。まだ問題は解けていませんが、次号まで試行錯誤しつつ勝負を見守りたいと思います。
一ノ瀬家の大罪
美奈子の描写がとても印象的でした。特に二年前に翔を目撃してしまったシーンと、暴食を繰り返す理由に切ないですが惹き込まれました。
翔についても引き続き興味深いですね。もちろん浮気かなとも思うのですが、それにしては何となく母親がよそよそしい気がするんですよね。
また、二年前にリストラされてアルバイトを始めたようなのに、最初の記憶喪失の時点では会社勤めをしていたらしい描写も興味深かったです。サラリーマンとして振る舞っていただけなのかなとも思ったのですが、社員旅行の申込書が偽物だったというのはちょっと考えにくいと思いますし。
新キャラについても気になりますね。正体を思い出した美奈子の「翼にバラす」という言葉で追及をやめているので、自分のことを少なくとも翼には知られたくない理由があるのでしょうか。
ラストにも惹き込まれました。応対するのは誰なのか、二年前の美奈子はどうなったのか、とても気になります。
少し引っかかったのは、翼が翔にこだわる理由がちょっと分かりにくかった点です。前回のループ(仮)でもしっかり会話したのはラストくらいだったので、翔を慕う姿に共感しづらいんですよね。このせいで翼のキャラも掴みにくくなってしまっている気がします。
全体的には、様々な謎が明かされ、遂に記憶を取り戻すキャラも現れ、最後まで目が離せませんでした。今後更に重い展開になりそうですが、しっかり見届けたいと思います。
人造人間100
ロキシーや人造人間の結末が切ないですが良かったです。あしびの「人間がどれだけ~」という台詞も印象的でした。
あしびの言葉を聞いた後、ロキシーが自ら歌い始めるシーンにも惹き込まれました。「感情のこもった優しい歌」だと理解してくれる観客がいたことは、ロキシーにとっても救いだったのではと思います。
その後、100があしびの手当てをする場面も印象的でした。自分と人造人間達の決定的な違いを悟ったあしびのモノローグにも惹き込まれました。
ラストに登場したボスの冷酷なまでに合理的な考えも、恐ろしいですが説得力がありますね。新たな気付きを経て、更に成長したあしびを見られるのではと期待も高まりました。
劇場編の締めくくりと人間と人造人間の差が印象的で、考えさせられました。モートセーフもストーリーに大きく絡むことになりそうなので、今後もじっくり読ませていただきます。
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