願いのアストロ
銀次が語る組の現状が分かりやすくて良かったです。トップに君臨する兄弟達もそれぞれデザインが印象的ですね。世界が一変したため組の状況も大きく動いてしまった、という展開にも説得力がありました。
その後、ヒバルとテラスがぶつかり合う流れにも惹き込まれました。テラスの能力も彼らしいですね。
また、もちろんテラスの冷静さは素晴らしいと思うのですが、兄弟達との関係を決して諦めないヒバルにも惹き込まれました。「話をデカくすんなよ」という台詞が特に良かったです。
ラストに登場した久蘭も印象的でした。腕っぷしだけで成り上がったということですし、やはり簡単には説得出来ないでしょうね。
少し気になったのは「武器を使えば殺し合いになる」と言っていたヒバルがいきなり能力(アストロ)でテラスに殴りかかったシーンです。正直アストロの殺傷能力も銃と変わらないように見えますし、仲間を傷付けずに元の関係に戻りたいということなら能力は封印したほうが自然では、と思ってしまったんですよね。素手限定、という決闘のルールを破っているようにも感じられて引っかかってしまいました。
全体的には、現状についての説明も読みやすく、ヒバルとテラスがそれぞれの主張をぶつけ合う展開も印象的で、面白かったです。今後の目標も示されましたし、まずは他の兄弟との再会を見守らせていただきます。
グリーングリーングリーンズ
悪い意味の予感が当たってしまったな、と感じる展開でした。特に撫子の腕がアップになって行くシーンが切なかったです。
心配だけれど止めることは出来ない、という珀のモノローグも印象的でした。「俺に移せ」という珀の台詞と、それは出来ないと言いながらも「心強いわ」と返す撫子の表情が良かったです。
撫子の現状を悟りながらも全力でぶつかるライバル達の様子にも惹き込まれました。それぞれが力を出し切った結果がどうなったのか、とても気になるラストでした。
絶対に勝利を掴み取るという撫子の決意と、真剣さが分かるからこそ止められないという珀の心情がリアルで、惹き込まれました。掲載順は少し不安ですが、まずは試合の結果を見届けさせていただきます。
鵺の陰陽師
双斧の久しぶりの登場が嬉しかったです。学郎に対する「この子が~」というモノローグも印象的でした。
鵺が陰陽寮に赴く展開にも惹き込まれました。運転手がこれからどう出るのかも気になりますね。
そして、やはり七咲の過去がとても印象的でした。家柄のこと、大切な人を失った過去、ずっと心に傷を負っていたという描写など、惹き込まれるシーンが多かったです。ラストの学郎とのやりとりにはとてもドキドキしました!
ただ、七咲の過去についてはちょっと気になる部分もありました。相手との関係が正直よく分からないんですよね。「恋愛的なやりとりはなかった」と強調されていますが、それなら指輪を見て泣くというシーンは不要だった気がします。
いくら本人や周りが「恋愛ではない」と言っても、読者からすると変に勘繰りたくなってしまうんですよね。本当に家族や友人のような関係だったということなら、具体的に年齢差を描写する、写真やアルバムを見て思い出すという流れにするなどの工夫が必要だったのではと感じます。
また、掲載順が極端に下がっているのも心配ですね。やはり村編のバトルの冗長さ、終盤の四衲が非常に暴力的だったことなどが影響しているのかなと思います。
全体的には、七咲の掘り下げも印象的で面白かったです。ストーリーがまた大きく動きそうなので、来週以降の巻き返しに期待させていただきます。
Dear Anemone
竜一は出て来る度にインパクトを残してくれますね。特にツボについて熱く語るシーンが好きですw
二手に分かれて行動する、という流れにも惹き込まれました。テンションの高い竜一の横で、女子ふたりがこっそり手を組んでいることにも笑いましたw
ちなみに本編とはあまり関係ないですが、竜一の台詞でアネモネは厳密に言えば性別はないのかもと改めて感じました。イラっとしているアネモネに人間味があって好きですw
終盤に登場した海月も印象的なキャラですね。彼女が萼達とどう関わって行くのか期待させていただきます。
今週は竜一の言動も面白く一気に読めたのですが、掲載順が不安ですね。展開の遅さや画面の見づらさが悪影響だったのかなと考えております。
また、正直竜一以外のキャラのインパクトが弱いんですよね。デザイン的に見分けのつかないキャラが多いですし内面の個性も伝わりにくく、読者から応援されるようなキャラが少なかった印象です。
ただ、最近のエピソードでは愛墨や灰狼も掘り下げられており、キャラクターの魅力は増して来ているかと思います。ストーリーも動き始めましたし、巻き返しに期待させていただきます。
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