2024年7月13日土曜日

週刊少年ジャンプ2024年32号感想 1/2



ひまてん!(新連載)


小野先生は前作のフルドライブ(主人公がヒロインと切磋琢磨しながら成長して行く卓球漫画)のときから好きだったのですが、ガラッと作風が変わりましたねー。元々画力の高い先生でしたが、ラブコメがメインの作品ということで特に女子の描き方が可愛くて惹き込まれました。

主人公の殿一とヒロインの妃眞理のやりとりも印象的でした。お互いの仕事へのプライドを知って少し好感を持つ、という流れに説得力があり良かったです。

妃眞理だけではなく、穂乃花も好きなキャラでした。殿一や妃眞理とどんな関係になって行くのか興味深いです。ちなみにセクシー系の担任教師も魅力的でした。

正直全体的にベタかなと感じましたし特に終盤の展開はほぼ予想通りだったのですが、それでも最後まで飽きずに読めました。秘密を共有したふたりの今後がとても気になりますね。


少し引っかかったのは、殿一の家族の設定が不自然に思えたことです。両親が健在で母も夕方には帰宅出来るなら、殿一がそこまで忙しい生活を送らなくて良いのではと思ってしまったんですよね。

家での家事は当番制と描写する、バイトの日数も今より減らすなど、もっと自然に受け入れられる描き方があった気がします。少しでも学費を稼ぎたい、家事も好きだからそこまでストレスではない、という殿一の考えは理解出来るのですが、読者からすると苦労しすぎているように見えてしまうんですよね。

また、妃眞理や叔母が素性も知らず殿一に家事代行を依頼する、という流れにも無理があった気がします。家事代行には詳しくないのですが、相手のことは事前にしっかり確認するのが常識ですよね。妃眞理は有名人という設定なので余計に引っかかってしまいました。

全体的には、殿一と妃眞理の描写が爽やかで、面白かったです。学校だけではなく、妃眞理の部屋でふたりがどんなやりとりをするのか、温かく見守らせていただきます。



カグラバチ


冒頭の京羅の描写に惹き込まれました。実際は満身創痍だけれど映像の彼は以前と変わらない姿で楽座市を盛り上げる、という対比が印象的でした。京羅の楽座市への思いの強さも伺えますね。

チヒロと柴の会話シーンも印象的でした。特に柴の「うねりを求めている」という台詞が分かりやすくて良かったです。

その後に描かれた統領の姿にはゾクっとしました。京羅の考えも見抜いていたんですね。

チヒロ達にピンチが訪れてしまいハラハラしていたからこそ、ラストシーンは頼もしすぎました。伯理がどう答えるのかも良い意味で気になります。


それぞれの思惑がしっかり描写されており、終盤の展開も印象的で、面白かったです。ストーリーも大きく動きそうなので、次回以降をしっかり見守らせていただきます。



悪祓士のキヨシくん


清の恩人、天馬のキャラが印象的でした。内面はもちろん、外見もなかなかにイケメンで良いですね。副業として始めた町中華が妙に人気になってしまった、という設定もリアリティがあり面白かったです。

彼だけではなくフリーターのディエゴの描写も印象的でした。時給アップと言われて張り切るシーンに笑ってしまいましたw

清が町中華で奮闘する、という展開にも良い意味で驚きました。町中華のオムライス、美味しいですよね。

本編でずっと触れられていたアカリがラストに登場する、という展開も良かったです。クールな顔をしながら動揺しまくる清に笑ってしまいましたw


清の配属先が決まり恩人や新キャラが続々現れる、というストーリーがテンポ良く描かれており、面白かったです。どのキャラクターも魅力的なので、清とどう交流して行くのか楽しみにしています。



超巡!超常先輩


催眠が原因で暴走する直に笑ってしまいましたwそもそも直の良い女イメージが酷すぎるのも面白いですねw

明らかにおかしい直に冷静に対応する恵那院も印象的でした。特に「お店の化粧室借りようね」という台詞が好きですw

保身に走る巡とあくまでも落ち着いている恵那院の描写も良かったです。結局素の直も相当おかしかった、というオチも笑えましたw


千尋、リリ、平助などのレギュラーキャラも描かれており、笑いどころが多く面白かったです。恵那院も言っていましたが、今後も直とは是非交流して欲しいです。ふたりが本音でぶつかりあう展開なども面白そうなので、楽しみにしています。



願いのアストロ


フィジカルで窮地を突破する寅三の姿が印象的でした。金羽の「アストロないんだよね?」という台詞も的確で好きですw

ヒバルと野々のやりとりも良かったです。野々の母の「パパだって~」という台詞も印象的でした。

微笑ましいシーンから一転して獅鷹達の動きが描かれる、という構成にも惹き込まれました。獅鷹はもちろん、彼に心酔している様子の清允も印象的でした。

ふたりのアストロについても気になりますね。獅鷹の「母さん」という台詞が鍵になるのでは、と考えております。

仲間達を救うためにヒバルと寅三が車に乗り込む場面も印象的でした。一刻も早く 現場に辿り着いて欲しい、と思えるラストでした。


ヒバル達はもちろん獅鷹達の描写も印象的で、一気に読めました。正直今までヒバルの行動に引っかかることも多かったのですが、今週は見返りを求めずに野々を助ける姿が印象的で良かったです。仲間のピンチに駆け付ける、という展開も熱いので、今後も期待させていただきます。




りは「新キャラの描写で盛り上がって来たのは良い傾向ですねー。
相手のアストロは恐ろしいですが、ヒバル派には絶対勝って欲しいです!」





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