妖怪バスター村上(新連載)
伊原先生は連載経験もあり何度か読み切りも載せているので、新作をずっと待っていました。ジャンプでも定番のいわゆる退魔ものであることには驚きましたが、冷静なツッコミで妖怪と戦って行くという設定が面白かったです。
河童についての知識も増えました。特に女性を操るという伝承は知らなかったので興味深かったです。
霊気を失った河童の意外すぎる姿には笑ってしまいましたw退魔師は紅院だけれどメインは村上、という構成も個性的で良いですね。ふたりがどんな活躍をして行くのか見守りたくなりました。
ただ、河童についての説明にいくつか間違いがあり気になってしまいました。あくまでも無毛部分で皿そのものではない、と描かれることもあるため、個人的には頭の皿についての描写に引っかかってしまいました。
もちろん、ギャグ漫画で大事なのは笑いや勢いなので理屈はそこまで重要ではないとも思います。ですが本作は「妖怪と論破」がテーマになっているので、この部分のミスには注意が必要では、とも感じました。
また、村上がひたすら暴言を吐くだけというストーリーも正直気になりました。読者からすると今回登場した河童が悪者かどうか判断出来ないので、勝手にツッコミ続ける村上がちょっと不快だったんですよね。結果的に当たっていたとはいえ、いきなりエロいと決めつけるシーンなどに引っかかってしまいました。
はっきり言って気になる部分も多かったのですが、設定などは斬新で面白かったです。色々な妖怪とのバトルに期待させていただきます。
願いのアストロ
洋館の秘密と、敵のアストロが印象的でした。パニックになっていたのに突然冷静に推理し始めるテラスも面白かったですw
力を合わせて相手の作戦を打ち破る、という流れにも惹き込まれました。キンパの活躍も光りますね。
しっかりと勝負を決めるヒバルの姿も印象的でした。銀次と再会するラストも良かったです。
少し気になったのは、敵のデザインについてです。ひとりはマツコ・デラックスに似せているとすぐ分かるのですが、もうひとりがイマイチピンと来ないんですよね。
有吉弘行がモデルなのでしょうが、はっきり言ってあまり似ていない印象を持ってしまいました。強引に有名人を描かなくても良かったのではと思ったんですよね。
また、コネクターという用語が久しぶりかつ唐突に登場していて混乱してしまいました。キャラクターの間で共通認識になっているという描写もありませんでしたし、読んでいて引っかかってしまったんですよね。ちょっとした説明を足すだけで不自然さはなくなったはずなので残念でした。
そして、キンパの描き方にもちょっと引っかかりました。デザインは好きなのですが、デッサンが狂っているように見えるシーンがいくつかあり気になってしまいました。
全体的には、事件解決までが一気に描かれており面白かったです。次週以降は更なるキンパの掘り下げにも期待させていただきます。
さいくるびより
ねむる達による歓迎会の話し合いの風景が印象的でした。キャラクター同士のやりとりが多めなのも良いですね。個人的にはねむるときょこのじゃれ合いが好きです。
サイクハウスのメンバーをさりげなくフォローするかずの姿も良かったです。穏やかな笑顔の描写が印象的でした。
ことねへのサプライズは成功したけれど逆にお返しを貰ってしまう、というラストにもほのぼのしました。特にもちっこの筆箱が可愛くて好きです。
ストーリーが大きく動いたわけではありませんが、住人同士の関係性やかずの掘り下げなどが描かれており、面白かったです。次週のバーベキューにも期待させていただきます。
超巡!超常先輩
巡とよく似ているけれど正反対な新キャラ、非有児のキャラが印象的でした。趣味は同じなのに言動や好感度が全く違うというのが面白いですね。
非有児の実力や人柄を認めながらも巡をフォローしようとする直も印象的でした。その後の巡の「相棒が~」というツッコミも好きですw
ラストシーンも意味深ですね。非有児の答えと、今後珍宿とどう関わって行くのかが気になります。
ある意味で巡のライバルと言えそうな非有児の登場にインパクトがあり、面白かったです。個人的には暴力団関係の人物というのは扱いが難しいと思っているのですが、元々治安の悪い地域だと強調されていたこともあり引っかからずに読むことが出来ました。何話か続くエピソードになりそうなので、まずは非有児の掘り下げに期待させていただきます。
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