極東ネクロマンス
燿司やチタリと薫のやりとりが良かったです。燿司に褒められるとちょっと嬉しい、という薫のモノローグに共感しました。彼を労うチタリも可愛かったです。
また、薫と園長の会話にも惹き込まれました。超常現象については正直疑っていたけれど、園児が助けられたことは間違いない、という園長の台詞が良かったです。子どもを大切にする性格がしっかり伝わって来ました。
そして、早くも夕子が掘り下げられたことには良い意味で驚きました。燿司だけではなく、薫の父である樹とも繋がりがあったんですね。物語の鍵となりそうな龍と、シシの関係も興味深かったです。
ラストに登場した新キャラ、翠も印象的でした。夕子に似たデザインも魅力的ですし、彼女が薫とどう関わって行くのか良い意味で気になります。
物語に深く関わるキャラクターや興味深い設定がいくつも描かれており、印象的なエピソードでした。任務が無事に終わり新たな展開になるようなので、それに合わせて翠も掘り下げられるのかなと考えております。とにかく次週以降にも期待させていただきます。
カグラバチ
伯理と氷の肌の女の交流に惹き込まれました。氷の肌の女のデザインも、クールでどこか儚げで魅力的でした。以前宗也が語っていたのも彼女のことでしょうね。
商品だったはずの彼女との親交を深める内に、伯理が外の世界を求めるようになって行くという流れに惹き込まれました。だからこそ、脱出の際の彼女の行動は衝撃的でした。「檻の外にも~」という台詞が切なかったです。
号泣する伯理に胸が痛くなりました。辛い状況の中抵抗することをやめない彼の「それでも俺は~」というモノローグも良かったです。
ラストのペンチの描写もとても興味深かったです。宗也の小物がしょっちゅうなくなっていたというのも伯理の能力と関係していそうですよね。
少し引っかかったのは、氷の肌の女と出会う前の伯理が楽座市にわりと協力的だった点です。もちろんほぼ洗脳状態だったのでしょうが、元々楽座市のことは疑問視していたという設定のほうが好感が持てた気がするんですよね。
全体的には、ラストシーンのインパクトもあり、新キャラのデザインや掘り下げにも惹き込まれました。まずは伯理の秘められた能力や才能の詳細に期待させていただきます。
グリーングリーングリーンズ
珀とオリバーの会話が実に爽やかでしたね。特に鍵を渡した後の「また逢う日まで」というオリバーの台詞が良かったです。
出勤した珀と撫子のやりとりも印象的でした。彼女が珀を買い物に誘う流れが自然で、ふたりの距離が随分縮まったなと嬉しくなりました。
その後の珀のスイングをチェックする展開も良かったです。「王賀を見て~」という珀の台詞には思わず共感してしまいました。
撫子の冗談というのも貴重な気がしますね。ラストの少し悔しそうな笑顔も好きです。
オリバーと撫子、ふたりとも珀にとってかけがえのない存在なんだなと改めて実感出来る爽やかなエピソードでした。掲載順とストーリー的に終わりが近い気もするのですが、今の流れなら物語は綺麗に締めくくれると思います。
最近はキャラクターも立っていて好感の持てる展開が多いので、珀がゴルフに目覚めるまでの流れや力との勝負が間延びしていたことがやはり惜しいですね。とにかく、それぞれのゴルフを最後まで見守らせていただきます。
Dear Anemone
リエヴルの変化にゾクッとしました。特に虫のようなものが溢れて来るシーンの絵は恐ろしいですが迫力がありますね。
ロベリアと竜一、海月の会話にも惹き込まれました。ハリガネムシの描写は正直気持ち悪いですが、説明が分かりやすく見入ってしまいました。やはりロベリアはいろいろと企んでいそうですね。
ラストの竜一の絵にも惹き込まれました。彼の今後や、能力の秘密が良い意味でとても気になります。
少し引っかかったのは、豹変したリエヴルに対する萼のリアクションがちょっとくどいかなと思えてしまった点です。「目から何かが出て来ている」といった状況は絵で分かりますし、改めてモノローグで描かれると鬱陶しく思えてしまうんですよね。心情については詳しく描写しすぎないほうが効果的な気がします。
全体的には、リエヴルのデザインやラストの竜一に惹き込まれて面白かったです。ただ、やはり掲載順が不安ですね。最近はストーリーも動いていて印象的なのですが、やはり序盤の進みの遅さが尾を引いているのではと思います。
善生についても描かれましたし、今の流れなら中途半端に終わることはないのかなと考えております。とにかく今後の展開をしっかり見守らせていただきます。
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