2024年6月8日土曜日

週刊少年ジャンプ2024年27号感想 1/2



超巡!超常先輩


冒頭のチンレッドの図解に笑ってしまいましたw直のツッコミも良いですねwその直後に角のピンチが描かれる構図にも惹き込まれました。

採石場を見て興奮する巡にも笑ってしまいましたwあまり詳しくはないのですが、確かに戦隊物の撮影でよく利用されているイメージです。

ピンクの意外な正体や、スローモーションすぎるレッドの必殺技なども面白かったです。角を助け出したときのチンレッドはとても紳士的で、普段とのギャップが酷いですねw

結局活動を制限されてしまう、というオチは何となく読めていたのですが、それでも面白かったです。いろいろ騒動はありましたが、角が改めて仕事に打ち込めるようになったことはプラスですよね。

読者としても、素顔の巡が見られて少しホッとしました。ラストの直のモノローグも面白かったですw


事件の解決やチンレッドの行く末がしっかり描かれており、普段とは違った笑いを味わえるエピソードでした。次回からまた交番での日常に戻りそうですが、そちらにも期待させていただきます。



願いのアストロ


ぶっ壊したい、という釦の願いにグッと来ました。闘いの後で髪形の変わった釦の姿も印象的でした。「久蘭を頼む」という台詞も良いですね。

別れの際の久蘭の回想にも惹き込まれました。中一の姿での泣き顔が特に印象的でした。

ヒバル達がバイクに乗るラストシーンも良かったです。派閥の名前にはちょっと笑ってしまいましたw


少し気になったのは、釦と久蘭の別れの場面がONE PIECEのバラティエ編にかなり似てしまっていたことです。送り出す側が相手を気遣ってぽつりと言葉をかける、旅立つキャラが号泣する、残される側が手を挙げて見送る、といった構図は非常に既視感が強いんですよね。ONE PIECEの中でもかなりの名シーンなので、ここはもっと工夫するべきだったかと思います。

また、本格的に旅立っていつ戻れるか分からないサンジとは違い、久蘭は基本的には都内にいるんですよね。そもそも大げさに送り出す必要がないのではと引っかかってしまいました。

釦と久蘭の絆は良かったのですが、それ以外は有名作品との被りが気になってしまい話に集中出来なかったというのが正直なところです。次号以降新展開とのことなので、そちらでの巻き返しに期待させていただきます。



でんでんナイト(読み切り)


武鴨先生は前回の読み切り「ハコイリお嬢とグータラ執事」も面白かったですが、本作はガラッと作風が変わっていて驚きました。グリムと呼ばれる恐ろしい変異種と、それを捌く狩人がいるというダークファンタジーの世界観に惹き込まれました。元々画力が高いため、背景なども細かく描かれており魅力的でした。

主人公のギリアとヒロインのでんでんのデザインも好きです。可愛らしくて天真爛漫なでんでんはもちろん、どちらかというと寡黙でイケメンなギリアも印象的でした。ジャンプの主人公としてはちょっと珍しいタイプですよね。

ダークな世界の中でふたりの可愛らしい関係性が光りますね。でんでんを褒めるとき思いっ切り片言になるギリアが好きですw

ふたりともお互いの存在に救われている、という描写も良かったです。ギリアはでんでんのおかげで明るい世界を見ることが出来て、でんでんはギリアに命を助けられたんですね。途中で語っていたつむじの向きがキーになる展開も良かったです。

特にでんでんの行く末が心配だったのですが、救いのあるラストで読後感が良いところも魅力的でした。ラストのふたりのやりとりにとても和みました。


少し気になったのは、武器などのデザインが他の作品と被ってしまっていたところです。あまり詳しくないのですが、Bloodborneというゲームに本作とほぼ同じ見た目の武器、ノコギリ鉈が登場するようですね。既視感が強くなってしまいますし、ここはオリジナリティを大切にしたほうが良かったと思います。

全体的には、キャラクターや絵柄が魅力的で一気に読めました。連載にもしやすそうな題材なので、是非また本誌で武鴨先生の作品を読んでみたいです。



さいくるびより


名前だけは何度か描かれていて気になっていたキャラ、もあの掘り下げが面白かったです。巻末コメントでも触れられていましたが、初登場で分裂というのは非常にインパクトがありますねw人見知りだけれど誰かと遊ぶのは好き、という性格も可愛かったです。

超能力を駆使した鬼ごっこの描写も良かったです。もあ自身が開発したアイテムが勝負の鍵になる、という流れにも説得力がありました。

ことねともあが女子同士仲良くなれた、というシーンもとても微笑ましかったです。かずが笑顔で怒るラストも良かったですw


少し気になったのはもあの描き方についてです。デフォルメされていることがほとんどで、全身像や顔立ちが正直よく分からなかったんですよね。デザインは好きなので、絵を崩さずしっかり描く場面をもう少し増やして欲しかったです。

全体的には、初登場のもあのキャラが面白く、一気に読めました。ハウスの住人について大体分かったので、次週以降の新たな展開にも期待させていただきます。




りは「ハウス住人が勢ぞろいするエピソードなども見てみたいですねー。
騒がしいけれど楽しい時間になりそうです」




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