2024年4月6日土曜日

週刊少年ジャンプ2024年18号感想 2/2



魔々勇々


エンドのあまりにも壮絶な過去に惹き込まれました。エヴァンは彼女の心の支えだったんですね。

拷問に来ていた配下の顔は気になっていたので、中盤でその点に触れられていたことも印象的でした。彼が絶命するシーンは衝撃的でした。接吻についての描写からも目が離せませんでした。

コルレオとエンドに繋がりがあったというのは驚きの事実ですね。ふたりがどうなるかは分かりませんが、コルレオがエンドに手を伸ばすラストシーンはとても印象的でした。


少し気になったのは、エンドの紋章術やエヴァンのコピーについての詳細が描かれていないため、読者からするとコルレオが本当にピンチなのかどうか判断出来ないという点です。現状だとコルレオが勝手に語っているだけとも解釈出来てしまい、正直危機感が薄いんですよね。死屍累々やコルレオの能力についてもっと早くに掘り下げるべきだったと思います。

全体的には、エンドについて様々な情報が明かされたこともあり、ストーリーに惹き込まれました。掲載順と展開的に終わりが近い気もしますが、勇者と魔王の歩みを最後まで見守らせていただきます。



グリーングリーングリーンズ


撫子の過去に惹き込まれました。オリバーとの出会い、母を応援しているからこそついて行かなかったという描写が特に印象的でした。祖母と暮らしている理由が明かされたことも切ないですが良かったです。

母と打つことを夢見ながら素晴らしいショットを放つ、というシーンもとても印象的でした。それを見た珀の表情も良いですね。

彼との勝負で撫子の決意が固まった、という展開にも惹き込まれました。「ゴルフにまぐれはない」という彼女の台詞も良かったです。ラストの「本日快晴」というナレーションも印象的でした。


ずっと気になっていた撫子のこれまでが明かされ、面白かったです。彼女はしばらく珀達と離れることになるのかもしれませんが、今後の活躍を見守りたいです。もちろん珀の成長も応援したいと思います。



となりのホーム(読み切り)


炎上してしまった芸人(ニューウェーブ)と受験票を落としてしまった受験生(ももか)という組み合わせが面白かったです。炎上内容がリアルだったことも印象的でした。受験票の在処が1ページ目に描かれているのも上手いですね。

ニューウェーブとの交流を通してももかが彼の本質に触れる、というストーリーも良かったです。「スマホには映らん~」という終盤の台詞が特に印象的でした。

ラストシーンも爽やかですね。少し大人っぽくなったももかの「恩人」という台詞がとても良かったです。


ヤマノ先生は何度か読み切りを載せている実力派ですよね。本作もしっかりまとまっており、読後感が良く面白かったです。新たな読み切りはもちろん、連載作品も本誌で読んでみたいなと思います。



累々戦記


蒼葉の修行風景が印象的でした。自分から生じた影が攻撃して来る、という描写に惹き込まれました。実体が囚われたままなのも痛々しかったです。

禅と八咫のやりとりも印象的でした。「私以外は~」という八咫の台詞が特に良かったです。

終盤、アイネが禅達と対峙するシーンにも惹き込まれました。守部市のピンチに蒼葉は間に合うのか、弥宵と同じようにハラハラするラストでした。


禅達の恐ろしさやキャラの掘り下げがしっかり描かれており、面白かったです。展開と掲載順的に終わりが近いのではと思ってしまうのですが、バトルが盛り上がりそうなのでそちらは楽しみです。まずは蒼葉の無事を祈りたいです。



ツーオンアイス


ふたりの選曲がとても良かったです。お互いを支える隼馬と綺更にぴったりの曲ですね。

失敗もありつつ氷上で演技を魅せて行くふたりの描写がとても印象的でした。「異性という~」というナレーションも説得力があり良かったです。

小さなシーンですが、優雨子が描かれていたことも印象的でした。ある意味で彼女は天雪の意図を汲み取っていたとも言えますね。彼の反応が気になります。

隼馬と綺更を見守る冴の「二人の人生の~」という台詞も良かったです。ラストシーンの隼馬と綺更も最高でした。


主人公ペアの試合デビューが感動的に描かれており、一気に読めました。正直今週だけでも綺麗にまとまっており終わりが近いのではとも思ってしまうのですが、まだまだ応援したいペアが多いです。今後の展開を見守らせていただきます。




りは「観客の反応も良かったです。今回の目的は十分達成出来たということですよね。
隼馬と綺更のペアとしての未来に期待させていただきます。





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