2024年2月24日土曜日

週刊少年ジャンプ2024年12号感想 2/2



キルアオ


獅堂と律子の捜査方法には驚きましたが、よくよく考えれば一番有効な手段ですね。家庭科部にやって来た獅堂の満面の笑みが印象的でしたw獅堂だけではなく律子の観察眼も鋭い、という描写に惹き込まれました。

先週から気になっていた獅堂とシノの関係が描かれていたのも良かったです。一言で表せば旧友、という仲なんですね。

また、獅堂が警察と同じ権力を与えられているという設定は正直リアリティがなさすぎるのではと思っていたのですが、その点が説明されていたのも好印象でした。彼の過去についても気になりますね。

十三と獅堂が対峙するラストシーンにも惹き込まれました。「自分基準での悪は絶対に許さない」という獅堂にどう立ち向かうのか、とても興味深かったです


少し気になったのは、競技場の監視カメラの映像が消えていなかったという描写です。カズマに催眠を依頼するなど十三は証拠を残さないよう立ち回っていましたし、獅堂が当日のカメラ映像を入手しているのは少しおかしいのでは、と思ってしまったんですよね。ただ、この点については次週以降に説明されるのではとも感じます。

全体的には、家庭科部の捜査、獅堂の秘密、シノとの関係など、見たかったシーンがたくさん描かれており一気に読めました。十三と獅堂がどう戦うのか、しっかり見守らせていただきます。



グリーングリーングリーンズ


珀とオリバーの練習風景が印象的でした。珀の「しっくり来ないまま上手く行ってしまうことが何となく気持ち悪い」というモノローグもリアルで良かったです。成功回数が増えたからこそ分かって来た感覚なのでしょうね。

また、撫子とオリバーの関係も良かったです。オリバーは空気を読まずに求愛するようなキャラなのかと考えていたのですが、撫子への思いはあくまでも親愛だったんですね。

そして、終盤で明かされた珀の秘密にはとても驚きました! 言われてみれば食事のシーンなどは描かれていませんでしたよね。特性を活かす方法を見付けた珀がどう戦って行くのか、とても気になるラストでした。


ただ、珀の設定自体は好きなのですが、練習中にそれが明かされるという流れにはちょっと引っかかりました。コースに出てから描写したほうが盛り上がったのではと思うんですよね。

全体的には、ゴルフについて派手な展開はなかったものの、地道にトレーニングに励む珀の姿や初めて判明した設定が印象的で、面白かったです。コンペでのそれぞれの活躍にも期待させていただきます。



魔々勇々


突然ボードゲームが始まるという展開に良い意味で驚きました。ちなみにエリシアとモニカはどう見てもワクワクしていますよねwエリシアの「遊びながらでも話は出来る」という台詞に説得力があるのも面白かったです。

ひと通りゲームを遊んだ後、コルレオ達とサディコが対話するという展開も印象的でした。心を抉るようなサディコの台詞と、コルレオの苦しげな表情からは目が離せませんでした。

サディコは非道にも思えますが「ただ楽なほうに流れただけ」という台詞には共感出来ました。最後のコルレオへの提案も熱いですね。


ただ、正直サディコとぶつかり合うシーンは全体的に無駄に見えてしまいました。ルールを破っても特にデメリットがなく、結論も「コルレオが腕を切り落とすか死ぬか、誰よりも強くなる」という分かり切っていたもので、はっきり言って拍子抜けだったんですよね。サディコと戦う展開自体が不要だったのではと思ってしまいました。

また、コルレオ本人がはっきりとサディコに答えていないこともマイナスではと感じました。結局エリシアとモニカのフォローに助けられており、正直かっこ悪く見えてしまったんですよね。


全体的には、特にキャラクターの表情などが印象的で、一気に読めました。コルレオが修行する流れになりそうなので、そちらの展開にも期待させていただきます。



累々戦記


前回に引き続き、マヨイガを使いこなしてピンチを救う弥宵がかっこ良かったです。興奮して弥宵を褒める戸神も可愛かったですwちなみに今回、蒼葉と弥宵は別行動で戦うことになりそうですね。

館の主竜胆の思惑にも惹き込まれました。歪んだ考えですが同情も出来る、という描き方が印象的でした。特に燃える館を見つめるシーンが切なかったです。

彼の妻、皐月の姿をした人形の秘密も気になりますね。蒼葉が弥宵を「友達」と呼ぶシーンも良かったです。主人公ふたりがどう立ち向かうのか、惹き込まれるラストでした。


想い出の中に生きる竜胆が恐ろしくも印象的で、一気に読めました。掲載順は少し不安ですが、事件解決までしっかりと見守らせていただきます。



ツーオンアイス


天雪の演技に非常に惹き込まれました。ヨーロッパ中の女性を熱狂させたリストと重ね合わせる描写が良かったです。美しすぎるものはある意味でおぞましい、という表現も印象的でした。

解任された美沙緒について触れられていたことにも良い意味で驚きました。彼女をコーチから外した天雪の真意は読めませんが、醜い感情を芸術へと昇華するきっかけをくれたことは認めているのでしょうね。天雪のトラウマについても気になります。

演技終了後の女性達の声は断末魔の悲鳴のようだった、と描かれていたことも印象的でした。周囲を圧倒するパフォーマンスを見せた天雪が「準備完了」と考えるラストシーンも興味深かったです。


ゾクッとするほどの実力と美しさを振りまく天雪がとにかく印象的で、面白かったです。掲載順は不安ですが、天雪の今後と、隼馬や綺更がどう立ち向かって行くのかしっかり見守らせていただきます。




りは「女性にトラウマがあるのにペアに挑戦する、というのも不思議ですよねー。
とにかく隼馬達には負けないで欲しいです!」


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