2023年11月4日土曜日

週刊少年ジャンプ2023年48号感想 2/2



暗号学園のいろは


ずっと気になっていた鹵獲の兄について少し触れられており惹き込まれました。亡くなった経緯などはまだ不明ですが、鹵獲の反応を見る限りただならぬ理由が潜んでいることは間違いないのではと感じます。

何となく予想はしていましたが、なもの正体が明かされるシーンも良かったです。成績などの乱数表で構成されたダンジョンだから個人情報を知られなければチートも可能、という説明にも納得出来ました。

暗号も難易度は高いものの面白かったです。いろはへの言動を反省して鹵獲に感謝を伝える匿名希望にも笑いましたw


気になっていた設定がいくつか描かれており、一気に読めました。多夕と慕がどちらも探索続行という描写も嬉しかったです。匿名希望と鹵獲のタッグ、麻雀でのバトルにも期待させていただきます。



アスミカケル


二兎が追い詰められる流れにはハラハラしましたが、惹き込まれました。「君は恵まれている」という太賀のモノローグも印象的でした。セコンドの檻野は性格は悪そうですが、有名人だったことも確かなようですね。

ピンチの二兎に対する家族や一狼の反応にも個性が現れていて良かったです。特に獏の「いい脱力だ」という台詞が印象的でした。

インターバルを経た二兎の変化も気になりますね。ラストの言葉はどちらかというと一狼っぽいですし、二兎の中で何が起きたのか興味深いです。


太賀の猛攻で二兎が追い詰められるという流れにも納得出来ましたし、最後のシーンも印象的で面白かったです。どこかが変わったように見える二兎がどう戦うのかに期待させていただきます。



一ノ瀬家の大罪


家族みんなが前に進んで行く、という描写が印象的でした。特に耕三の部屋を片付けながら幸恵が言った「目が覚めたら~」という台詞が良かったです。

ようやく実現した福井旅行のシーンにもグッと来ました。颯太の「こんな穏やかさを~」というモノローグが特に良かったです。

家族のやりとりにほのぼのしていただけに、ラストシーンは衝撃的でした。ただ、今回は事故が起きただけで記憶喪失ではないのでは、と考えております。


ですが、次週クライマックスとなると明かされない設定なども多そうでその部分には正直引っかかりました。ぱっと思い出せるだけでも、現実世界での秀太の詳細、颯太のカメラが壊れた経緯、翼に夢についての警告を出した家族、耕三の研究など、気になる部分が複数浮かびます。今週の展開は良かったのですが、このまま物語を終わらせるとなると問題ではと感じます。

夢ではなく現実で話し合う一ノ瀬家にはグッと来ましたが、次回クライマックスということで気になる部分が増えてしまった印象です。とにかく物語の締めくくりを見守りたいと思います。



アイスヘッドギル


冒頭のドレキとの回想シーンが辛いですが良かったです。その後の「あのときと同じ目が~」というギルのモノローグも切なくて印象的でした。

その後のバアルとのぶつかりあいにも惹き込まれました。ヴァ―サーの正体も印象的でした。ギルの「嫌われても刃を向けられても~」という台詞もとても良かったです。

バアルがオンドを急襲するラストにもハラハラしました。強キャラ感のあったミョイネが倒れている様子なのも気になります。


ただ、ヴァ―サーもほとんど掘り下げがないままだったので、ギルを庇うシーンも盛り上がりに欠けるなと正直感じました。以前も書きましたが、出て来たばかりのキャラが雑に退場させられている印象を受けてしまうんですよね。はっきり言ってミョイネが襲われるシーンも分かりにくかったです。

また、ギルはもちろんヴァ―サーもバアルもミョイネも男性で、華がないように見えることにも引っかかりました。雪と氷に覆われた冷たい世界が舞台なので、画面を彩るような女性キャラは重要だったと思うんですよね。

ギルの台詞やヴァ―サーの見せ場など、印象的なシーンも多かったのですが、問題点も目立っていたなと感じました。展開的に終わりが近いのではとも思いますが、ギルとバアルの戦いについては最後まで読ませていただきます。




りは「インパクトのあるキャラなのでヴァ―サーの退場は余計残念に感じました。
最終回でこの展開だったら盛り上がった気がします」


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