鵺の陰陽師
双斧の強さに押され続ける描写にハラハラしました。狂骨も好きなキャラなので、今後についても気になります。
鵺の覚醒のシーンにも良い意味で驚きました。段々と台詞の文字が崩れて行く描写にゾクッとしました。
第二の盡器を振るう鵺にもとても惹き込まれました。瞳の描き方や台詞はもちろんですが、少し幼く見える理由も気になりますね。ラストの「君が来てくれて良かった」という台詞がとても印象的でした。
迫力のあるバトルシーンはもちろん、鵺の謎がより深まって惹き込まれました。今の鵺と学郎達がどんな会話をするのか、少し怖いですが楽しみにしています。
暗号学園のいろは
予想以上にハイテクなメタバースの様子に惹き込まれました。ナビゲーター役の溺愛も良いキャラですね。第一話の合成音声の正体が明かされたことにも驚きました。
出発前のいろはと享楽のやりとりも良かったです。「この図書室で~」という台詞にグッと来ました。「彼女を追いこすために」と奮い立ついろはがとても良かったです。
ラストの落ちて行くいろはの描写も印象的でした。辿り着いたエリアも何やら不穏ですし、続きが気になりますね。
メタバースの様子や溺愛のキャラが面白く、最後まで飽きずに読めました。いろは以外のキャラの活躍にも期待させていただきます。
アスミカケル
新たな対戦相手、金之丞のキャラが面白かったです。格闘技に関してはド素人だけれどセンスと根性がずば抜けている、というのは今までにいなかったタイプで良いですね。
戸惑いながら二兎が寝技に持ち込む展開にも惹き込まれました。「相手がギブアップしないなら~」と一瞬考えるシーンもゾクッとしましたが良かったです。
ラウンド終了後の義時との会話も印象的でした。義時の「その顔が出来る奴はなかなかいない」というモノローグにもグッと来ました。
ただ、掲載順が回復していなかった点が少し気になりました。正直、トーナメント参加前は二兎に感情移入しにくかったことが一因かなと考えております。
MMAに関してもあくまでも「楽しいから始める」という動機で強さで読者を魅了するような主人公ではないですし、また大きな目標だった一狼が実は好人物だったため、そもそも格闘技を極める意味が薄いように見えてしまったんですよね。主人公が強くなって行く過程に惹かれない、というのは格闘技漫画では厳しいかな思います。
ですが、今週は二兎の素質の片鱗が描かれたので期待も出来るのではと思います。金之丞のキャラも良かったですし、試合の動きに注目させていただきます。
一ノ瀬家の大罪
颯太の過去に胸が痛くなりました。「俺の話は~」という台詞が特に辛かったです。
ココアを用意して翼達の話を聞く美奈子も印象的でした。美奈子に本音をぶつける颯太も良かったです。その後の美奈子がアルバムを取り出すシーンにも惹き込まれました。
終盤の詩織の気持ちも分かるのが辛いですね。テーブルに突っ伏す颯太にもゾクッとしました。何となく、美奈子には記憶が残っているような気がしますね。
ただ、夢を終わらせると宣言していた颯太が弱すぎないか、という部分は正直気になりました。ずっと求めていた言葉をかけられたから、というのは理解出来るのですが、そんなに簡単に家族を許せるだろうかとも思ってしまったんですよね。
また、颯太については写真を撮るのが楽しいと何度も描かれているのに、福井などで一切カメラを持っていなかった点にも引っかかりました。家から逃げたなら好きなことに熱中しているほうが自然ですよね。
今週の展開自体には惹き込まれたのですが、過去のストーリーとの矛盾が気になってしまったのもまた事実です。颯太の掘り下げなどは良かったので、翼がひとりで夢をどう乗り越えて行くのかにも注目したいと思います。
アイスヘッドギル
聖遺物の力を得たもののギルが押されてしまう、という冒頭の展開に惹き込まれました。「自虐の力」というジュミルの言葉も印象的でした。
それでも諦めずに立ち向かっていくギルも良かったです。「完璧なんて~」という台詞にグッと来ました。
サナが知の書になる、という展開も意外で惹き込まれました。聖遺物を制御し始めるラストのギルも良かったです。
ただ、前回退場した仲間達が結局そのままだった点には正直引っかかりました。はっきり言って、読者としてあまり感情が動かないまま戦闘不能になってしまったなというのが正直なところです。やはり仲間の掘り下げは必要だったと思います。
また、イズンのリンゴの描写についてもかなり唐突で気になりました。重要な設定ですし、回想シーンの際などに描いたほうが良かったと思います。
そして、ギルの能力や技自体には惹き込まれましたが、バトルシーンは見づらくて引っかかりました。せっかくのかっこ良さが活かせていない気がします。
ピンチのシーンなどは印象的だったのですが、はっきり言って残念に感じる部分も多かったんですよね。また、一気に戦いが進みましたし、掲載順的に終わりが近い気もします。ただ、覚醒したギルは好きなので戦いの行方はしっかりと見守らせていただきます。
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