2023年9月30日土曜日

週刊少年ジャンプ2023年43号感想 2/2



暗号学園のいろは


いろはの選択に惹き込まれました。自力では解けませんでしたが、それぞれの暗号についても納得出来て良かったです。

踊り子の詳細や、いろはとアンビシャスの関係にも惹き込まれました。いろはの「それがボクの~」という台詞がとても印象的でした。

デジタル暗号学園への出動メンバー決定のシーンにも惹き込まれました。他クラスのキャラがいるのも意外ですが良かったです。最後尾にいる商もやはり気になりますね。


暗号の答え、踊り子やアンビシャスについて、出動メンバー勢ぞろいのシーンなど、見所が多く一気に読めました。今後のキャラクターの掘り下げにも期待させていただきます。



アスミカケル


予想はしていましたが、以前話した少年(太賀)との再会シーンが印象的でした。彼の大変な境遇を聞いて一瞬躊躇するも、戦う決意を固める二兎もとても良かったです。

迷流斗の反応にも驚きました。意外と爽やかですし、二兎の知名度を利用するなどの強かさも魅力的ですねw

勝利の余韻にゆっくり浸る暇もなく、次の試合相手がやって来る終盤の展開にも惹き込まれました。次の二兎の作戦にも期待ですね。


ただ、それぞれのキャラが上手く掘り下げられていたことは良かったのですが、掲載順の低さが少し気になりました。正直、二兎の魅力が現時点では伝わりにくいのが一因かなと考えております。

やや冴えないものの心優しい少年、という設定は良いのですが、肝心の格闘技の楽しさに目覚める展開が少し遅かった気がするんですよね。祖父に付き合って仕方なく練習を続けているという描写は、はっきり言ってあまり好まれない気がします。

全体的には、対戦相手も個性的で面白かったです。二兎の活躍で巻き返せるよう願っております。



一ノ瀬家の大罪


詩織の描写が印象的でした。颯太への思い入れの強さは感じていましたが、買い物中のシーンを見てその理由にも納得出来ました。

夢の中で翼と颯太、翔が話し合うシーンにも惹き込まれました。耕三の研究というのも今後の鍵になりそうですね。

他の家族は夢の世界を望んでいる、という台詞も切ないですが印象的でした。それぞれが目覚めると決めないと脱出は不可能ということでしょうね。


ただ、確実に移動中だったはずの翼と颯太をどうやって運んだのかという肝心な部分に引っかかってしまいました。一家揃って屋内の床の上にいるので、電車や新幹線などから翼達を連れて来た、ということになりますよね。

正直状況が想像出来ませんし、家に辿り着くまでの展開も夢だったのかと考えるとはっきり言って真剣に読む気が失せてしまいます。福井編も含めて夢だった、ということならまだ分かるのですが、翔が疑似家族のことにも触れているのでこの可能性も低いですよね。

翼の「夢は見なくなった」という言葉との矛盾も気になりましたし、やはり引っかかる部分が多かったなというのが正直なところです。ただ詩織の掘り下げは良かったので、新たな夢が物語にどう影響して行くのかしっかり読んで行きたいと思います。



アイスヘッドギル


ギルとイズンの過去が印象的でした。特にイズンの「乳母なんて~」という台詞が彼女らしくて良かったです。

仲間達が次々と倒れて行く描写にも辛いですが惹き込まれました。中でもイズンが動かなくなったシーンでは胸が痛みました。

サナが彼女からのメッセージを受け取っていた、という描写も良かったです。ラストの新たな力に目覚めたギルの姿も印象的でした。


ただ、仲間のピンチという展開自体には惹き込まれたのですが、はっきり言ってそれぞれのキャラの印象が薄すぎたんですよね。名前もロクに分からないようなキャラが倒れても、あまり感情移入出来ないというのが正直なところです。

また、最後のギルの覚醒シーンが魅力的だった分今までのバトルがかっこ悪く見えてしまった点もマイナスな気がしました。ギルが専用の装備を得る展開はもっと早くに描くべきだったと思います。

掲載順の低さと、仲間が次々と戦闘不能になる描写から、正直終わりが近いのかなとも考えてしまいました。最後のギルがとても良かったので、巻き返しに期待したいと思います。




りは「仲間のピンチを悲しめなかったのは読者としても残念ですー。
もっと早い内にギルと冒険を始めていれば全く違う感想になった気がします」





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