ドリトライ
冒頭の生野のモノローグに惹き込まれました。やはり凛のことを思うがゆえの行動だったんですね。
リング外に吹き飛ばされても根性で復活する青空にもグッと来ました。「オメェの拳にゃ~」という台詞も良かったです。
青空を恐れて我を忘れる生野の描写にも惹き込まれました。生野の拳に触る凛の「その手は~」という台詞も印象的でした。青空がボロボロになりながら笑うラストも良かったです。
ただ、技や威力の描写がほぼないまま心の強さで圧倒する、という展開には正直納得出来ませんでした。青空の攻撃が分かりやすく解説されていたのは試合の序盤だけでしたし、その後はほとんど気合いで闘っていたようにしか見えないんですよね。
生野が押し切られる理由としては、はっきり言って弱かったと思います。短くて良いので青空の修行、練習の描写も必要だった気がします。
全体の熱さは好きなのですが、納得出来ないまま試合が終わってしまったなというのが正直なところです。今後の展開での巻き返しに期待させていただきます。
一ノ瀬家の大罪
ずっと気になっていた颯太の正体がラストで明かされ、惹き込まれました。「この夢は~」という台詞の真意も意味深ですね。また、颯太や夢について色々と知っていそうな幸恵の描写も印象的でした。
翼と詩織の会話シーンも興味深かったです。翔と美奈子が颯太について全く触れない理由なども気になります。
最後の展開で翼が大切にしていたカメラの謎なども明らかになりましたね。次週以降で颯太の人物像なども描かれるのかなと感じました。
ただ、颯太の正体はほぼ予想出来ていましたし、夢の仕組みが不明のまま彼のことが分かっても正直すっきりしないんですよね。少しずつ謎を解いて盛り上げて行く、という構造にしたこと自体は正解だと思うのですが、順番がおかしい気がします。夢と現実がごっちゃな点も結局そのままですよね。
全然秘密が明かされないという問題が多少改善されたのは好印象でしたが、掲載順も下がっていますし、やはり謎を引っ張りすぎたのではとも考えてしまいます。夢についてもある程度の決着が見られましたし、ラストが近いのかもしれませんね。なんにせよ、結末を見届けたいと思います。
人造人間100
鵠のキャラに惹き込まれました。中でもあしびの「この人~」というモノローグには彼と同じくゾクッとしました。
絢子がふたりいた、という展開も面白いですね。まだ彼女を信じようとするあしびも健気で良かったです。
ラスト、シリアスな流れと移動遊園地というギャップのある組み合わせにも惹き込まれました。どんな人造人間が関係しているのかも気になります。
ただ、冒頭の強盗犯の描写は正直違和感がありました。武器がトンカチという点も引っかかりましたし、被害を未然に防げなかったことで鵠の格が下がってしまっているような印象も受けたんですよね。事前に犯人を見抜いて取り押さえる、くらいの描写が欲しかったところです。
掲載順的にも終わりが近いのかなとも思うのですが、新章に入りましたしもう少し続く可能性もありそうですね。なんにせよ、絢子との再会まではしっかり描いて欲しいです。
テンマクキネマ
姫希と雪尾のやりとりが熱くて良かったです。元が格闘技のぶつかりあいを想像していたシーンも笑えましたw
その後に見せた新たな姫希の演技もとても良かったです。姫希をしっかり評価しつつ、親心ゆえに厳しく接しているという雪尾の描写にも説得力がありました。
ラストは元と同じくハラハラしました。雪尾が今後渚にどう絡んで来るのかとても気になります。
ただ、今回も現場の描写に終始していたのは正直問題ではと思ってしまいました。このブログでも何度か書いていますが、展開の遅さに引っかかってしまうんですよね。撮影のシーンは短めにして、雪尾が脚本に気付く場面を中盤くらいに描いたほうが良かったのではと感じます。
個々のシーンは良かったのですが、はっきり言って本筋が進まなかったなとも思ってしまったんですよね。掲載順も落ちていますし、今後はスピードを上げないと厳しい気がします。
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