2023年6月10日土曜日

週刊少年ジャンプ2023年27号感想 2/2



テンマクキネマ


元の映画への情熱に惹き込まれました。天幕が元に撮影を頼んだ理由も分かって良かったです。

姫希の追加シーンの描写も印象的でした。メンバー達の協力を得て、群衆をボカしながらカメラを回す撮影方法に惹き込まれました。

ラストの元と姫希の会話も良かったです。読者としても無事に初日が終わったことにホッとしました。


ただ、少し前から書いていることですが、やはり展開の遅さが気になります。そろそろ映画を撮り終えてコンテストに応募する、などの動きがないと正直間延びした印象になってしまうと思うんですよね。また、映画の内容がほぼ分からないままという点にも引っかかりました。

根性で撮影を乗り切る元の描写などは良かったのですが、肝心な問題点は改善されていなかったなとも感じました。次週以降のスピーディーな展開に期待させていただきます。



暗号学園のいろは


多夕に痺れました! 敵でも味方でも恐ろしすぎるというキャラはベタですが良いですね。「今度はアタシの~」という台詞が彼女らしくて素晴らしいです。

慕が先鋒を会場内に隠している、という序盤の展開にも惹き込まれました。ちなみに繰り返して読めば違和感には気付けましたが、初見では完全にスルーしてしまいました。

相手の先鋒の千変万歌も印象的でした。ここで退場となるのは惜しいので、また出て来て欲しいです。

ちなみに本編とはあまり関係ないですが、いろはと享楽の距離の近さも印象的でした。特にバトルを見守る際、いろはの肩を支える享楽が良かったです。


先鋒戦が印象的で、一気に読めました。次週以降のバトルにも期待させていただきます。



人造人間100


前回に引き続き、100の表情が印象的で良かったです。特に「ごめんね」のシーンは影の使い方も上手く、ゾクッとしました。

同じくNo.1の無邪気で残酷な表情にも惹き込まれました。中でも「こいつを~」の場面が印象的でした。

終盤はあしびの絶望が伝わって来て胸が痛かったです。No.1を倒すために100が協力してくれない、というのは辛いですね。


ただ気になったのは、モートセーフの隊員が全く話に絡んで来なかったことです。上位のメンバーが出払っている、とは描かれていましたが、だからといって本部がガラ空きというのは正直不自然でしょう。中位以下の隊員しかいなくて全員返り討ちにされた、くらいの描写は欲しかったところです。

新たな展開を予想させるラストには惹き込まれたのですが、細かい部分に引っかかってしまったのは残念でした。次週以降のあしびの動きに期待させていただきます。



一ノ瀬家の大罪


ようやく耕三と幸恵が再登場しましたね。ストーリーも動いて全体的に惹き込まれました。

何となく耕三の現状は予想出来ていたのですが、実際に見てみるとやはり辛かったです。けれど幸恵の「嬉しいはずよ」という台詞にはとても共感出来ました。

終盤の展開も気になりますね。耕三の部屋にあったメモは字の形から彼本人のものではと思うのですが、翼に警告を送った人物は誰なのだろうと考えております。


ただ、結局今回も謎の部分は解決しなかったなとも感じました。夢の真相をストーリーの終盤で明かすなら、事故の詳細などはもう描いてしまっても良いのではと思うんですよね。話の正確な把握も難しくなりますし、興味深い設定は全て引っ張れば良いというものではない気がします。

全体的なストーリーは良かったのですが、ずっと続いている問題点はそのままだなというのが正直な感想です。近い内に現状を打破して欲しいです。




りは「読んでいて疲れる展開が続いているなというのが正直なところです。
謎を引っ張りすぎてストレスがたまる構成になっては本末転倒な気がします」




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