2023年6月10日土曜日

週刊少年ジャンプ2023年27号感想 1/2



キルアオ


男子の追及から逃げ回る十三の描写が面白かったです。ちなみに第一話から登場していた女子二人の名字が分かったのも良かったです。

殴りかかって来た男子を撃退する十三もシンプルにかっこ良いですね。その後のノレンのツッコミも笑えましたw

ラストの刺客も気になる存在ですね。外見のイケメンさとおしゃぶりのギャップが興味深いです。


ただ少し前から思っていたのですが、十三の通う学校にガラの悪い生徒が多すぎることは正直気になりました。ノレンも入学したということはそれなりの名門校のはずなのに、十三に因縁をつけたり暴力を振るうキャラが散見されるのは問題だと思います。もう少し見せ方を工夫して欲しかったところです。

最後のキャラには惹き込まれたのですが、全体的な設定に引っかかってしまったのは残念でした。次週以降、ユニコーンの活躍などでの巻き返しに期待させていただきます。



都会の鬼と田舎の狸(読み切り)


有能だけれど協調性に欠ける鬼と、妖怪としては未熟だけれど周囲の環境や人間を大切にする化け狸の組み合わせが楽しかったです。半妖達が様々な仕事をこなしているという設定も面白いですね。

安全だと思われていた田舎に凶悪な妖怪が現れるという中盤の展開にも惹き込まれました。自分の病弱さを活かして陽動する狸と、狸を認めて初めて笑う鬼が特に印象的でした。

助けられた若い夫婦が鬼と狸に感謝するシーンにもグッと来ました。ラストの鬼の「今日はそぼろか?」という台詞も良かったです。


少し気になったのは、手書きの文字がかなり多いように感じた点です。正直見づらいなと思えてしまい、一瞬読む手が止まってしまったんですよね。

全体的には、すっきりとした絵柄や真っ直ぐなストーリーに好感が持てて、楽しい作品でした。連載にもしやすそうな題材なので、また鬼と狸の活躍を見てみたいです。



鵺の陰陽師


前回に引き続き、七咲の描写が印象的で良かったです。基本的に七咲が学郎を守りながら戦う、という流れでしたが、最終的には学郎もしっかり活躍しており好印象でした。七咲とのスキンシップに対する反応は薄いものの、終始ワタワタしているので見ていて楽しかったです。

七咲の戦闘シーンも良かったです。服装(霊衣)もセクシーですし、特に学郎を抱えたまま後ろ蹴りするシーンに惹き込まれました。

終盤、本部らしき場所で報告をする七咲も印象的でした。ラストの「内緒!」という台詞も良いですね。


バトルも無駄に長引かず一話で終わり、新たな展開への期待も高まり、面白かったです。鵺はもちろん、学郎と七咲のタッグも楽しみにしています。



ドリトライ


青空の作戦がベタですが良かったです。ラストの黒岩の台詞も印象的でした。

冒頭の青空が生野のパンチに耐えた、という展開にも惹き込まれました。家庭の事情に触れたことを素直に謝罪する青空も良かったです。

生野の妹と青空のやりとりも前回に引き続き印象的でした。生野が変わってしまった理由も気になります。


ただ、気になる点もいくつかありました。まず、試合時の生野の腕は多少太いだけで常識の範囲内に収まっていた点に引っかかってしまいました。もちろん今週の描写がおかしい、ということではなく、初登場の際の腕の描き方は極端すぎたのではと思ってしまったんですよね。

そして、全く練習の描写がないまま試合を始めてしまったことも問題では、と感じました。ガードや基本的な攻撃くらいはしっかり覚える展開が必要だったと思います。

面白いと感じる展開もあるのですが、問題点も目立ってしまっている印象です。次週以降の試合での巻き返しに期待させていただきます。




りは「生野に関しては初登場時のインパクトを狙いすぎたのかもしれませんねー。
今のところ試合は良い意味で現実的なので、
生野も常識的なデザインのほうが自然だった気がします」





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