一ノ瀬家の大罪
ラストが衝撃的でとても惹き込まれました。今までの流れからありうるかもと思っていた展開でしたが、次週以降どうなって行くのか気になります。
翼の小学生時代のプラネタリウムのシーンも印象的でした。特に耕三との思い出を語る幸恵が切なく惹き込まれました。
過去の翼が記憶喪失となった翼に話しかける場面が多いのも印象的でした。「さよなら」という台詞がラストに繋がって行く構成も上手いですね。
ただ、ラストに惹き込まれたことは確かですが、また別の方向に話が進んでしまったなと感じたのも事実です。ひとつの問題が解決する前に別のエピソードが描かれるので、話に乗りにくいんですよね。今週も翼は目覚めないほうが良いのではという描写を挟んだ直後にあのラストだったので、急展開すぎて少し戸惑ってしまいました。
良いシーンは多いのに、ストーリーを把握しきれないような構成になっているのは残念に思います。物語が大きく動いたことですし、この点は今後改善して欲しいです。
最終回が近いのではとも感じるのですが、最初の福井の事故についての詳細、家庭が崩壊してしまった一番の理由、颯太の正体など、まだまだ気になる点も多いですよね。今後の展開に期待したいと思います。
MaMa(読み切り)
かつて一流の殺し屋だった主人公(花)が大切な我が子の初めてのおつかいを見守る、というあらすじが面白かったです。ギャグシーンも好みのものが多くて笑えました。特に自分が気絶させた相手に息子(愛)の素晴らしさを語っているところが好きですw
主人公の花と息子の愛のキャラも面白かったです。中盤に少しだけ描かれた花の生い立ちもとても壮絶ですね。そんな過去を乗り越え今は全力で息子を愛しているという部分がよく伝わって来ました。
終盤で描写された愛の秘密にも良い意味で驚きました。花が愛を尾行していたのはこれを隠すためでもあったんでしょうね。「母だから」という台詞もとても良かったです。
ページ数は短いですが、花や愛のキャラが魅力的で楽しかったです。ギャグも好きですし連載にもしやすそうなので、是非また花達の活躍を読んでみたいです。
人造人間100
あしびの休息日と回想シーンの描写が印象的でした。特に「姉さんは俺に~」というモノローグに惹き込まれました。
畑を耕す男性との和やかな会話シーンから、No.1達の急襲に転換する構成も上手いですね。あどけない顔で倒れた男性に近付くNo.1にゾクッとしました。「俺はお前を~」というあしびの台詞も良かったです。
ラストのあしびと100のツーショットにも惹き込まれました。「それは俺の~」というあしびのモノローグも良かったです。
ただ、初登場の男性がいきなり退場してしまう部分などは正直少し雑ではと思ってしまいました。掘り下げもほとんどなかったので、No.1の「こいつの足良さそう」という台詞にも共感出来ないんですよね。
また、目が離せない展開が続いたことは事実ですが、No.1達が突如襲って来るなどストーリーが急に進んでいるような気もしました。掲載順的にももうすぐ終わってしまうのかなという懸念はありますが、次回以降を見守りたいと思います。
暗号学園のいろは
ずっと気になっていたいろはの過去が描かれ、惹き込まれました。とても壮絶でしたが目が離せませんでした。親友を失った経緯、戦争を嫌う理由、クラスメート全員の表情を読み解く能力の秘密なども分かり、辛いですがいろはの魅力が増したようにも思います。
最終決戦で競った享楽達がいろはに投票する、という流れにも惹き込まれました。ちなみに鹵獲の暗号はわりとすぐに読み解けました。享楽の「確かに私達にも~」という台詞も良かったです。
クラスメート達の前で演説するいろはもかっこ良かったです。ラストに登場した他の組の学級兵長達も興味深いですね。
いろはの過去、新展開に向けての新たなキャラクター達など、見所が多く面白かったです。掲載順が心配ですが気になるキャラも多いので、次週以降を楽しみに待たせていただきます。
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