超巡!超条先輩(読み切り)
どこまでも真っ直ぐな女性警官、直と、ひねくれ者の超能力巡査、超条のかけあいが楽しかったです。超能力捜査官が一般社会に溶け込んでいる世界観の描き方も上手いですね。
ヒロインの直は名前の通り素直かつ直情的ですが、どことなくぶっとんだ部分もあり面白かったです。特に「邪を封じるノリで~」という表現が好きですw
超条も態度はかなり悪いのですが、根拠のない悪口を言われたり面倒ごとばかりを押し付けられたりしているので同情してしまう部分もありました。何だかんだ市民からの依頼は全てこなしている点も好感が持てますね。
そんなふたりがバディを組んで迷子の犬を探す、という展開にも惹き込まれました。意外と真面目に捜査する超条と、事件の真相がとても良かったです。直の「タイムアタック的な~」というツッコミも好きですw
直がかなりタフなので、超条に振り回されていても笑えるんですよね。ラストの「投げて~」という心の中も良かったですw
沼先生らしいキャラの会話劇が見られて、最後まで一気に読めました。超条も直もとても好きなキャラなので、是非連載でも読んでみたいです。
ゲリラ食堂(読み切り)
殺し屋の待機場所に謎の屋台がやって来る、という冒頭部分に惹き込まれました。職務を全うしようとする平次郎と、終始マイペースな大将のかけあいも良かったです。
料理や食べ物に関する豆知識やコメントが多いのも面白かったです。特にビールが出て来るまでの流れに平次郎が思いを馳せるシーンが好きですw
最後まで大将や屋台の正体が分からない部分にも惹き込まれました。大将の「お客様が~」という台詞もとても良かったです。
独特の読み味があり、短いですが不思議と惹き込まれる作品でした。正直前作のタイムパラドクスゴーストライター(芽が出ない漫画家が未来のジャンプを入手したことから始まるSF作品)は引っかかる部分も多かったのですが、今回はラストもほのぼの出来て良かったです。長期連載向きの題材ではないと思いますが、オムニバスなどでまた見てみたいです。
暗号学園のいろは
暗号トランプの解読と、いろは対匿名希望の展開に惹き込まれました。冒頭の匿名希望の「合併号や~」というモノローグも好きですw
いろはならではの方法で解読していたのも良かったです。「あなた以外の~」という台詞も印象的でした。
その後、いろはの言葉で匿名希望が兵器を外すシーンもとても良かったです。口調は変わらないんですねwいろはの「4番目」という台詞も好きです。
詳細は分からないものの、ラストシーンの凍も印象的でした。電脳世界大戦という言葉の意味が気になるところですね。
解読や勝負の行方が印象的で、一気に読めました。兵長選抜の結果と、凍の企みに期待させていただきます。
人造人間100
冒頭の成功を喜ぶあしびとミンミンが可愛かったです。絢子の「あなたの痛み~」という台詞にも惹き込まれました。戦えるようになったあしびを見て100が心配しなくなった、という描写も印象的でした。
その後のあしびの回想シーンにも惹き込まれました。ロングヘアの姉は過去にも何度か描かれていますし、今後も鍵になりそうですよね。あしびの「俺が姉さんを~」という台詞が現在につながっているのも上手いですね。
また、No.1の登場にも惹き込まれました。従者らしき人物と「八百家の末裔~」という台詞がとても印象的でした。
ただひとつ気になったのは、モートセーフの外観が大きく変わってしまっていたことです。もちろん今回のデザインのほうが良いとは思うのですが、突然すぎて戸惑いました。単行本で外観が修正されたようですが、もう少し初めのデザインに寄せた変更でも良かったのでは、とも考えてしまうんですよね。
全体的にはあしびの回想や1の登場など、重要そうなシーンがいくつも描写されており惹き込まれました。あしび達と1が出会えば物語も大きく動くでしょうね。今後の展開を見守らせていただきます。
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