2023年4月29日土曜日

週刊少年ジャンプ2023年21・22合併号感想 1/2



キルアオ


新キャラがどちらも印象的でした。今回掘り下げられた遼はもちろん、ラストに登場したノレンも気になります。

十三と遼が勉強を通して親交を深めて行く展開にも惹き込まれました。真面目で純粋な彼に心を打たれるシーンは、大げさですが共感も出来ましたw

その後、嫌味なキャラをコンパスで撃退する場面も印象的でした。終盤で描かれた蜂の正体も興味深いですね。


ただ、今回の悪役の描写には正直ちょっと引っかかりました。見ず知らずの相手にいきなり絡んで来る、という展開がまず疑問でしたし、ベタですが肩がぶつかったこと因縁をつけてくる不良、などのほうが自然だったのではと思ってしまうんですよね。第一話の不審者はまだギャグとして容認出来たのですが、今回はひたすら不快で正直入り込めませんでした。

友人との勉強会やラストには惹き込まれたのですが、十三の見せ場にも関わって来る悪役に違和感があったのは残念なところです。今後は十三がノレンにどう接して行くのか期待させていただきます。



一ノ瀬家の大罪


祖父母の描写に切ないですが惹き込まれました。真相を知ってから読み直すと、カレーのシーンなどが伏線になっているんですね。部屋の全容が描かれたページにもゾッとしました。

新たなループに戸惑う翼も印象的でした。特に耕三との思い出の場所に行ってしまう場面が辛かったです。

幸恵の「これ以上~」という台詞も切ないですね。ループ前、病気のことで幸恵も悩んでいたのかもと考えると胸が痛かったです。ラストの「まだ夢を~」という台詞にも惹き込まれました。


予想していなかった展開で、最後まで目が離せませんでした。ただ、実は幸恵も、という可能性もまだ残っている気もします。次号は翼が行動を起こすようなので、少しでも良い方向に変われるように願いたいです。



テンマクキネマ


姫希のふいっ、が可愛かったですwスケジュールや予算が限られているというのはハラハラする要素ですが、逆にどう乗り越えて行くのか楽しみにもなりました。

元の友人達がふたつ返事で撮影を引き受けるシーンも印象的でした。新市組、という表現にもグッと来ました。

そして、天幕の正体も引き続き気になりますね。もしかしてペンネームで活動していたのかな、とも考えております。


ただ前回から少し引っかかっていたのですが、天幕が元を脅す場面が多いことは正直気になりました。まだキャラの全容も掴めていないのに脅迫してばかりだとはっきり言って不快なんですよね。ヒカルの碁のように佐為(幽霊側)に脅す気はなくても体調が影響する、人間のほうも幽霊を利用する、など描写に工夫が欲しかったところです。

また天幕については、自分の作品を中学生に撮らせて満足なのかという点も疑問に感じました。元はあくまでも映画好きの学生なので、ちょっと引っかかってしまったんですよね。彼に頼んでプロダクションなどに脚本を送ってもらうほうが良いのではとどうしても考えてしまいます。

面白い部分も多かったのですが、気になる描写や設定も増えて来てしまったのは残念なところです。映画の撮影自体は興味深いので、まずは渚の完成を見届けたいと思います。




りは「天幕に好感が持てず元に同情してしまう、というのは正直良くない要素ですねー。
元との絆がもっと深まってからなら、祟るなどの軽口も笑えたと思います」



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