2023年4月15日土曜日

週刊少年ジャンプ2023年19号感想 1/2



テンマクキネマ(新連載)


メインキャラ達がそれぞれ個性的で面白かったです。天幕と姫希はデザインも華やかで見ていて楽しいですね。逆に主人公の元が没個性的なのも「映画愛以外は模範的な優等生」という特徴が表れているようで上手いですね。

元については映画への情熱に説得力がある点が特に良かったです。多少苛立ちつつも天幕の相手をする人柄の良さも魅力的ですね。

また、自信家でアクションがオーバーな天幕も面白かったです。脚本家としての実力は確かなようなのでその部分も気になりますし、サブスクの映画に夢中になっているシーンはちょっと可愛かったですw

出番は少なめですが、ヒロインの姫希にも惹き込まれました。今のところクールな印象を受けますが、元が代筆した脚本の良さを認めて「自分を使って欲しい」と伝えるラストにギャップがありとても良かったです。


主要キャラ達をしっかりと覚えられる第一話で、とてもワクワクしました。元達の映画はもちろん、白河監督と天幕の関係なども興味深いです。第二話にも期待させていただきます。



妖精の飼い方(読み切り)


希少なペットを飼育するほのぼのとした物語かと思いきや、ラストで良い意味で裏切られました。世界観について明かされる中盤のシーンにも惹き込まれましたし、短い中で上手く盛り上がりが作られていましたね。

妖精の描写も特にベッドに寝転がるシーンが印象的でした。主人公のカズヤが夢中になるのも分かる気がします。

カズヤとヒロインのマリのやりとりも良かったです。特殊な世界だからこそ、このふたりも助け合って生きているのだろうなと感じられました。

終盤のカズヤが妖精と自分を重ね合わせる場面も良かったです。この前振りがあったからこそ、ラストの衝撃が増しますね。


林先生は金未来杯参加作品のLIFE LIAR FROM HELLも好きだったのですが、今回はガラッと雰囲気の違う漫画でしたね。いわゆる代原のようですが、キャラクターもしっかり立っていましたし最後は驚かされる印象的な作品でした。読み切り向きの設定だと思いますが世界観などに惹き込まれたので、また林先生の漫画を読んでみたいです。



暗号学園のいろは


いろはのベットの結末が意外ですが面白かったです。鹵獲のイケメン女子ぶりも光りますが、享楽への台詞には思わず笑ってしまいましたw

また、トランプの暗号についての説明にも納得出来ました。教官の「解けないんじゃなくて~」という台詞がとても印象的ですね。

後半の享楽の活躍にも惹き込まれました。「反省する悪役令嬢」というキャッチコピーも良かったです。


キャラの個性がしっかり立っており、会話のやりとりも面白く一気に読めました。結末や暗号について考えつつ次週を楽しみにしています。



一ノ瀬家の大罪


翼の記憶についての真相が意外ですが納得出来ました。ちょっとした言葉から真実に気付く耕三の優秀さも光りますね。

また、ふたりの回想シーンも印象的でした。特に耕三の「いつまでも泣いて~」という台詞が良かったです。

現代で翼が耕三に真相を告白するシーンもグッと来ました。翼の話を信じ、過去と同じ不器用な愛情を見せる耕三がとても良かったです。次回はいよいよ記憶やループの真実が明かされるようで続きが気になります。


ただ、ラストシーンが先週とほぼ同じだったことは正直残念でした。後で意図が分かるのかもしれませんが、リアルタイムだとはっきり言って手抜きでは、と思えてしまうんですよね。

耕三が魅力的だっただけに最後のシーンは余計にガッカリしてしまいました。次回以降の巻き返しに注目させていただきます。




りは「展開はもちろん、絵も先週とほぼ同じなのは正直引っかかります。
颯太の答えで盛り上がることを願いたいです」



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