フォローミー、ゴースト(読み切り)
インフルエンサーにまとわりつく承認欲求のゴーストを写真によって除霊する、という設定が斬新で面白かったです。ゴーストに洗脳されると危険な行為に走ってしまう、という描写もリアリティがあり惹き込まれました。
ヒロインでインフルエンサーのバンリと陰陽師の血筋のカメラマン、オレンジのかけあいも楽しかったです。特にバンリがオレンジと一緒にいる理由が「一番可愛く撮ってくれるから」という場面が彼女らしくて良かったです。ふたりの出会いやバンリがインフルエンサーになった理由などがしっかり描かれているのも好印象でした。
ゴーストの標的となったファンの少女を助け出す展開もベタですが良かったです。バンリの強さや図太さにオレンジも少女も惹かれている、という描写にとても納得出来ました。
斬新な設定を描き切っており、バンリ達のデザインもお洒落で最後まで楽しく読めました。連載にもしやすそうな題材なので、是非またバンリやオレンジに会いたいです。
一ノ瀬家の大罪
前回に引き続き、美奈子と翔の会話が印象的でした。特に翔の痛々しさが切なかったです。
その後、美奈子が泣きながら翔を止めるシーンにも惹き込まれました。中でも「ありえないよ」という台詞が印象的ですね。
また、ラストシーンも興味深いですね。切なさも感じるのですが、事故で状況が変わったはずなのに翼の記憶が消えている理由や、逆に耕三は何故ループのことを覚えているのかなど、とても気になりました。
謎は深まりましたが、美奈子や翔の描写にとても惹き込まれました。次回は耕三が行動を起こすようなので、そちらにも期待したいです。
暗号学園のいろは
冒頭の匿名希望についての説明が面白かったです。特に凍の「ズルいから強いんじゃない」という台詞がとても印象的でした。
また、兵長選抜の最終戦が投票から始まるという展開にも良い意味で驚きました。ちなみに自分の性格について冷静に分析する享楽にちょっと笑いましたw
本戦のポーカーも興味深いですね。正直ほとんど解読は出来ていないのですが、left chestはハート、クローバーと49のカードはクローバーの7かなと考えております。
匿名希望についての描写やポーカーのルールに惹き込まれ、一気に読めました。いろはの逆転や、トランプの暗号の説明にも期待させていただきます。
イチゴーキ!操縦中
冒頭の四年経ったという描写に早速笑いましたwせいぜい数年かと思っていたのですが、一気に大人っぽくなりましたね。
その後の別の世界線からやって来た未来の自分達と行動を共にする、という展開も面白かったです。かなりシリアスで重い未来なのに、途中で観光を楽しむ現在の一剛木達に笑いましたw
終盤のふたりのたくましさも良かったです。ラストの未来の一剛木の「飛び回る~」というツッコミも好きですw
順調に材料集めも進んでいますし終わりは近いのかもしれませんが、ストーリーがワンパターンにならず毎週楽しいです。一剛木とミサオの幸せな未来を見届けたいです。
人造人間100
冒頭の恐ろしい実験描写に惹き込まれました。このシーンがヒューゴ達の力の秘密に繋がって行く描き方が上手いですね。
施設の中に隠されていた能力の源にも納得出来ました。あしびが手に入れた治癒力がどう活かされていくのかにも期待したいです。
終盤に出て来た絢子とミンミンも気になるキャラですね。とりあえずあしびの修行は色々と前途多難な気がしますw
ただ、あしびの強化された能力の判明がちょっと早すぎでは、とも正直感じました。ヒューゴの行動も唐突に思えましたし、あしびが様々なことを試した結果治癒力に気付く、などでも良かったと思います。
全体的には、淡々とした回でしたが今後に繋がるような描写が多く面白かったです。まずはあしびの能力の開花に期待させていただきます。
ギンカとリューナ
冒頭のひとりで釣りをするギンカが切なかったです。「どこから間違えた?」という自問自答にも惹き込まれました。
妹との回想シーンも前回に引き続き良かったです。出番は多くないものの、貧しい暮らしにも負けない明るく健気な姿がとても魅力的ですね。「ほらこんな~」という台詞が特に良かったです。
カルラとの会話を経て、リューナについて改めて考えるギンカのシーンも印象的でした。ベレッタ達のもとに行くラストも良かったです。キラーンと光る目にはちょっと笑いましたw
正直、展開と掲載順的に終わりが近い気はしますね。もう少しリューナを目立たせれば結果も違っていたのでは、とも思います。
ただ、ギンカの過去が明かされリューナの記憶についてもしっかり描かれるなら美しい物語になるのではとも感じます。何にせよ、ギンカの作戦に期待させていただきます。
大東京鬼嫁伝(最終回)
終わってしまいましたね。内容と話数から見て打ち切りと判断して良いでしょう。
展開としては、冒頭の愛火が進太を助けるシーンにグッと来ました。その後、突然たぬきよと怪童が参戦するシーンも笑えましたw
ピンチを抜け出した進太と愛火が雑なペアルックを着ている場面も良かったですw進太の「俺は弱い人間だ」という台詞も切ないですが印象的でした。
進太の言葉にも動じず、いつも通りに「好き」と告げる愛火の表情もとても可愛かったです。その後、進太が愛火に「ありがとう」と伝える場面にグッと来ました。ラストの花札家の描写も笑えますねw
ただ、ラスボスらしきキャラにほとんど触れられなかったこと、ラブコメ要素もメインのはずなのに進太と愛火の関係が進展しなかったことなど、問題点も正直目立っていた印象です。序盤から中盤にかけては、新キャラが登場してはすぐにいなくなってしまうという展開が続いていたことも読者が離れてしまう原因だったのでは、と思います。
また、単純に分かりにくい描写やコマ割りも多かったんですよね。読み切りや第一話はクオリティが高かっただけに悪い意味でギャップを感じてしまいましたし、これも敗因だった気がします。
好きなキャラも多かったので終了は残念ですが、振り返ってみると違和感も多かったなと思ってしまいます。大東京鬼嫁伝につきましては後日新たに個別記事を作成する予定です。
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