真夜中月丘高等学校(読み切り)
癖の強い生徒ばかりが集まる高校、という設定がベタですが面白かったです。特に漢字の読み方が斬新すぎるカロが好きですw
ツッコミ役の主人公、鬼一も良かったです。途中からムーがあだ名として完全に定着していて笑いましたw前の高校をやめることになった理由などが終盤で明らかになる構成も良かったです。
ラスト、ムーの過去を知った生徒達の反応にはちょっとグッと来ました。ムーが改めて月丘高校で頑張ると決意した後、校長が謎のカウントを始めるシーンにも笑いましたw
笑いどころや少し感動的なシーンがちりばめられており、最後まで飽きずに読めました。守れ!しゅごまるのときから伊原先生のギャグは好きでしたが、更にキャラの個性が増しており良かったです。連載にもしやすそうな題材なので、是非また月丘高校でのドタバタを見てみたいです。
キミと青いヨルの(読み切り)
マダミス本編、初挑戦ですが遊んでみました。犯人を突き止めるだけでは終わらず、その後の展開が用意されているという構成が面白かったです。
漫画についても、久しぶりに宇佐崎先生に会えて嬉しかったです。特にヒロインの梨乃は表情の変化は少ないものの可愛らしく、とても印象的でした。
ページ数は少ないものの、マダミスらしい緊張感を味わえる点も上手いですね。黒板の文字と、警備員から隠れるシーンにハラハラしました。
ただ、漫画はあくまでもゲームの導入部しか描かれていないため、正直少し拍子抜けでした。予告を読んだ時点では、漫画単体でもマダミスを楽しめるように作られているのかなと期待していたんですよね。
詳細は省きますが、本編に突っ込みどころが散見される点も惜しかったです。中でも梨乃が欠席を続ける理由にほとんどのクラスメートが思い当たらないのはおかしいのでは、と感じてしまいました。
試みとしては面白いと思うのですが、人を四人集めなければならない、漫画単体で楽しむことは難しいなど、引っかかる部分も多かった気がします。マダミスと連携するなら、漫画のみで完結していて楽しめる企画を考えて欲しいです。
一ノ瀬家の大罪
遂に新キャラの名前が明らかになりましたね!今後は本ブログでも颯太と書かせていただきますw
本編も興味深い描写が多かったですね。特に運動公園での翼の回想が気になりました。服装の描き方からすると、カメラの持ち主は颯太なのではとも感じます。
ラストで颯太が語った内容も印象的でした。ただ、この言葉が真実だとすると翼以外のキャラのモノローグなどの意味がなくなってしまう気がするので、まだ真相が隠れているのではとも感じます。
ですが、はっきり言って翼の境遇については想定内で、驚きは薄かったんですよね。ベタな展開が悪いわけではないのですが真実についての描写が唐突で、素直に受け止められなかったというのが正直なところです。また、あまりにも急だったため短期連載で終わってしまうのかなとも感じました。
新キャラの名前、運動公園での回想など、興味深い描写が多かった点は良かったのですが、唐突な展開には引っかかってしまいました。颯太の台詞の真偽も含めて、次号以降の巻き返しに期待させていただきます。
人造人間100
ヒューゴの掘り下げや人造人間討伐のための作戦に惹き込まれました。特にヒューゴの「誰かがこんな想いを~」という台詞が印象的でした。あしびを拒絶していたのは彼のためでもあったんですね。
また、あしびとヒューゴの連携も良かったです。あしびが自分の血筋を活かして人造人間を追い詰めるシーンにグッと来ました。
終盤、勝敗を決めた100の一撃もとても印象的でした。ラストの人造人間の回想も興味深いですね。
ただ、今週は人造人間の「目に特化している」という部分があまり活かされていない気がして少し引っかかりました。布越しでもあしび達の動きを見抜く、などの展開を描いても良かったのではと思います。
全体的には、人造人間の特性やヒューゴの真意、100のアクションなどが印象的で、最後まで飽きずに読めました。人造人間の過去も気になるので、次号にも期待させていただきます。
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