一ノ瀬家の大罪
様々な事実が判明する展開が続いていますが、今週は特にループへの言及がとても印象的でした。美奈子の行方も知りたいところですが、見どころは何と言っても耕三ですね。
無口な祖父、という印象しかなかったのですが、一気に重要なキャラになったと思います。かなり早い段階で事実への仮説を立てていたようなので、真相を探るためにあえてあまり喋らないようにしていたのかもしれませんね。全体的にはシリアスでしたが、翼の「かっこ良い!」という台詞には思わず共感してしまいましたw
耕三の部屋に書き込まれていたメモには圧倒されました。また、予想よりも回数が多いのも印象的ですね。元の職業や、耕三の解説も面白かったです。
翔が思い出したこと、彼の起こした事故と過去の事故の違い、記憶を消されなければならない理由、また、詩織達の美奈子の記憶が今後どう影響するのか、興味深いです。翼が新キャラのところへ行くラストにもとても惹き込まれました。「悪い人に見えない」という翼の直感を信じたいですね。
少し気になったのは、美奈子の日記は消されるきっかけになったのに耕三のメモは特に影響がなかった点です。ただ、新たに言及されるかもしれないので今後を見守りたいと思います。
謎が深まる流れではありましたが、仮説とはいえループに関する情報が明かされ面白かったです。次号以降もしっかり読ませていただきます。
門守姉弟の日常(読み切り)
豪快で自由奔放な姉ビビと、地味でやや後ろ向きな弟レントという組み合わせがベタですが良かったです。戦闘能力を持っているのはレントのほう、という設定も面白いですね。ちなみに本筋とあまり関係ないですが、レントがきちんとヘルメットを被っている描写も細かくて好きですw
画力も高く、廃墟の幽霊の登場シーンにはゾクっとしました。ビビの「目に映る人間には~」という台詞にも惹き込まれました。レントが覚悟を決めて立ち向かって行くという展開も熱くて良かったです。
ふたりの回想シーンも切なくて惹き込まれました。少しコミカルなラストも印象的で、もっと姉弟の活躍を見たくなりました。
退魔ものはベタですが、絵柄やメインキャラ達が個性的で最後まで飽きずに読めました。町田先生は以前の金未来杯エントリー作品のVROOM!!!(乗り物が敵になった未来の世界を舞台にしたSF作品)の頃から知っていますが、雰囲気がガラッと変わった今作も面白かったです。連載にもしやすそうな題材なので、ふたりがしっかり稼ぐまでを本誌で読み続けられればと思います。
悪魔の契約書に不備があるので再提出してください(読み切り)
悪魔が運営しているはずなのに妙に人間味がある会社の設定が面白かったです。特に契約にマイナンバーが必要だという描写が好きですw
ちょっと中二病気味の主人公、十六夜も良かったです。特に腕の痣の正体には笑ってしまいましたw
契約自体は成立したけれどミスがあったという終盤の展開も面白かったです。ラストシーンも和みましたし、こんな呪いならちょっとかけられてみたいかもと思ってしまいましたw
いわゆる代原のようですが、設定やキャラクターが面白く最後まで飽きずに読めました。今回のネタは読み切り向きでしょうが、ギャグが好きなのでまた渡部先生の別の作品を読んでみたいです。
人造人間100
100と人造人間のバトルに惹き込まれました。特に人造人間の「この治癒力のおかげで~」という台詞にゾクッとしました。
ふたりの戦闘にあしびが割り込むシーンも印象的でした。その後のヒューゴの「痛みというのは~」というモノローグも良かったです。
人造人間も気付いていましたが、終盤で場の空気が一変したことが分かるのも上手いですね。ラストの100の表情にもとても惹き込まれました。
表情や緊張感の描き方が上手く、一気に読めました。少し怖いですが、100の暴れる様子も見守らせていただきます。
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