2023年3月4日土曜日

週刊少年ジャンプ2023年13号感想 2/2



人造人間100


ルカの隣にいた少年、ヒューゴについての情報が明かされて良かったです。個人的にずっと気になっていましたし、名前などが分かったほうがキャラも覚えやすくなるんですよね。

あしびの描写も印象的でした。特に被害者を見付けるシーンと、ヒューゴに対して「必ず認めさせる」と宣言する場面に惹き込まれました。

ラストの引きも興味深いですね。新たな人造人間の能力が何なのか興味深いです。


ただ、ヒューゴの挑発的な態度には正直少し引っかかりました。自分とあしびでは覚悟の種類が違う、という主張は分かるのですが、あしびは将来身体を渡す約束をしている上、家族を失った惨劇も目の当たりにしているんですよね。あしびに対して「自分のほうが苦労が多い」というようなことを語るのはちょっと的外れでは、と思ってしまいました。

本人が戦っていないことへの批判は理解出来ますが「まだ俺は~」という台詞だけでも十分だったのではと感じます。過剰な煽りは厳しいようですが印象が悪いんですよね。

全体的には、大きな盛り上がりはないもののあしび達のやりとりやラストに惹き込まれました。次号はバトルが始まりそうですが、あしびが実力や勇気を示せるのか見守りたいと思います。



デッドライン(読み切り)


百目鬼のデザインや内面がインパクト抜群ですねw魔法陣から出て来るシーンで既に惹き込まれました。

悪魔なのに漫画編集者としては有能、という設定も面白いですね。短期間で連載終了したけれど好きな作品について語るシーンには思わず共感してしまいましたw

ツッコミ役の主人公、和田貫も良かったです。百目鬼のサポートで地獄に取材に行く、という展開にも笑いましたwただ、和田貫が作品に昇華させている辺り、漫画家と編集者としての相性は意外に良いのかもと思います。


ページ数は少ないですが笑いどころがちりばめられており、キャラのインパクトも強く面白かったです。連載にもしやすそうな題材なので、また和田貫とサタンを見てみたいです。



大東京鬼嫁伝


愛火のもとへ行く進太達のキャラが立っていて印象的でした。特に愛火を「初めての友達」と言うけろると、騒ぎながらもついてきてくれるみゃーこが良かったです。

出発前の進太と、まつりとつむぎのやりとりにもグッと来ました。感動的なシーンなのですが、過去の進太の伝説がすごすぎてちょっと笑いましたw

朱天室原の描写にも惹き込まれました。終盤に登場したカンダタも、敵か味方か気になりますね。見た目や名前からして元々人間なのでは、とも感じます。


展開的に終わりが近いのかなとも思ってしまいますが、それぞれのキャラが生き生きしており、ラストも印象的で面白かったです。とにかく進太達と愛火の再会を見届けたいです。



ギンカとリューナ


冒頭の少年を助け出すリューナの絵に惹き込まれました。アクションもこなせる魔術師というのはやはり魅力的ですね。

また、ノスフェラトゥの魔法も迫力がありました。音を操る魔術ということもあり、恐ろしくも華やかな演出が良かったです。

終盤で本領を発揮するギンカもかっこ良かったです。決着かと思いきやノスフェラトゥが奥の手を隠し持っていた、というラストにも惹き込まれました。


ただ、序盤のリューナが魅力的だったのに結局ギンカばかりが戦うことになる、という展開は正直引っかかりました。戦闘をリューナに任せてギンカが住民達を守る、という描写でも良かったと思うんですよね。また、ギンカがハンマーを振るシーンが分かりにくいのも残念でした。

バトル自体にはワクワクしたのですが、展開的に終わりが近いのではとも感じてしまいました。引っかかる部分はあったものの今後の展開は気になるので、まずはノスフェラトゥとのバトルの行方を見守りたいと思います。




りは「ギンカ以外の活躍も見てみたいです。
ノスフェラトゥとのバトルがまだ続くなら、
最後にリューナを参戦させても良いと思うんですよねー」



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