2023年1月26日木曜日

週刊少年ジャンプ2023年8号感想 1/2



 一ノ瀬家の大罪


秀太の反応に良い意味で驚きました。うすうす勘付いていたけれど翼が接触して来たのでとぼけている、という可能性も考えられそうですが、詩織の年齢を誤解していたこと自体は間違いない気がします。

詩織の回想シーンも印象的でした。記憶を取り戻すために頑張っている、という台詞は本当だったんですね。また、翼についての記憶が一瞬戻った場面も興味深かったです。

ラストの父、翔の描写にも惹き込まれました。彼がどんなことを隠しているのか、また次回以降の旅行で何が起こるのかとても気になりました。


ただ、翼と比べて詩織の秘密についてはあっさりしすぎではとも正直感じました。秀太の言葉が事実ならはっきり言って大したことはされていませんし、全然思い出せないけどそれでも良いか、という結論は正直読者としては拍子抜けなんですよね。もちろん詩織についてはまた描写されるのかもしれませんが、秀太との関係について掘り下げられないのなら部屋については答えを示す、などの工夫が欲しかったところです。

全体的にはスピーディーでしたし、翔について興味が湧く最後も印象的で良かったです。次回センターカラーということで、旅行編にも期待させていただきます。



イチゴーキ!操縦中


癖の強すぎるサッカー部に笑いましたw「ユニフォームも~」という一剛木のツッコミが的確ですねw途中の解説に「めっちゃ」が多いなどの小ネタも笑えましたw

中でも主将の寧丸はインパクト抜群ですね。ボールに濃厚なキスをするシーンが特に良かったです。

試合中のミサオの「これでハンドにならないでしょう」という作戦も斬新すぎて笑いましたw終盤の一剛木の「誰かのために~」というモノローグも熱くて良かったです。オチの激白にも笑いましたw


インパクトの強いゲストキャラが多く、最後まで面白く読める展開が続いていて良いですね。次回以降も一剛木とミサオの動向を笑いながら見守りたいです。



あかね噺


あかねとジャンボのデート風景にキュンとしました。恋愛的にどうなるかは分かりませんが、ふたりとも気が合うのは確かなようで嬉しいです。

また、ジャンボの「笑ってるならよくね?」という台詞にも惹き込まれました。ジャンボはどう見ても美男子というタイプではないですが、落語界の外にいるからこそあかねにアドバイス出来る良い男だなと思います。

ラストシーンも印象的でした。あかねの「近くて遠い噺」がどう仕上がったのか気になります。


ジャンボと談笑するあかねと、最後の自信に満ちた表情に惹き込まれる回でした。あかねが新たに覚えた演目に期待させていただきます。



暗号学園のいろは


いろはと凍のやりとりと、謎めいたダンス動画が印象的でした。ちなみに個人的にはベリーダンスと能のいろはが好きですw元チア部という設定も良いですね。

またもや描かれたいろはの才能も光りますね。ちょっとした暗号ならささっと解けるようになったという描写と、凍の反応から「自分よりも先にそぼろ達に声をかけていた」と見抜くシーンがかっこ良かったです。

そして、途中の多夕のシーンも印象的でした。享楽の「たゆたん」という呼び方も意味深ですね。

ラストも良かったです。あの動画に込められた意味がとても気になりました。


ただ今回、特に冒頭のふたつの暗号が少し強引ではと感じました。凍からの手紙の暗号は黒い丸が同じ行に書かれていた場合解読が不可能ですし、正方形を作るという課題についての説明もかなり分かりにくかったんですよね。謎解きがメインの作品なので少し残念でした。

全体的には印象的な場面が多く、ラストにも惹き込まれて面白かったです。ダンス動画の暗号についても色々考えてみたいと思います。




りは「動画で問題を示す、という展開自体斬新で良いですねー。
映っている人物についても気になりました」



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