2022年11月30日水曜日

週刊少年ジャンプ2022年52号感想



イチゴーキ!操縦中(新連載)


キャラクターに勢いがあり最後まで面白く読めました。絵柄も可愛く、特にヒロインのミサオが良かったです。

「マッドサイエンティストになりたい」と語るミサオには笑いましたがwあくまでも主人公の一剛木を助けるためという動機なのは良かったです。

ミサオの指示で街を突き進んで行く展開も面白かったです。特に「形見のバナナ」と「サイコパスか?」のシーンで笑いましたwラストの教室に突っ込んだコマも好きですw


ただ、どちらかといえば子どももターゲットにしたような内容なのに、主人公が一度命を落としているという重い設定は正直必要だったかなと感じてしまいました。一剛木のデザインも厳しいようですがグロテスクですよね。

また、ミサオは面白いキャラだとは思うのですが、失敗の描写が多く鬱陶しく感じてしまう部分もありました。個人的には少し前の読み切り、ゴッドハンド藪のほうが好みです。

林先生はジモトがジャパンのときから応援していたので、今後の巻き返しに期待したいです。一剛木とミサオの、前途多難すぎる青春に期待させていただきますw



あかね噺


うららの落語と、女性噺家の歴史について触れられたことがとても印象的でした。八正の解説も光りますね。うららはあかねにとって女性としての手本にもなるのかなと感じました。

また、本番中のうららの様子がファンタジックに描写されていたのも魅力的でした。良い意味で今までの落語家達とは違いますよね。特にキセルが現れるシーンが好きです。

ラストも印象的でした。妖艶さも相まって本当の遊女のように見えるうららですが、真髄は更にこれからとのことで恐ろしいですね。


先週から予想していましたが、弥栄亭の客達と同じようにうららの作り出す世界に惹き込まれてしまう回でした。師匠から声をかけられて落語の道に入ったうららの過去も気になりますし、次週も楽しみです。



暗号学園のいろは


学園の秘密が早速明かされて惹き込まれました。かなり壮大ですし、暗号解読以外の見どころもどんどん描かれそうで楽しみです。

いろはのクラスメート達についての情報が分かったのも良かったです。名前も含めて興味深いキャラばかりですねw

また、享楽の掘り下げもとても印象的でした。高飛車でいろはを敵視している、というキャラなのかと思いきやそれだけではなかったんですね。むしろいろはを助けようとしているのかもしれませんね。

そして、凍の描写にも惹き込まれました。享楽とは逆に、本当にいろはの味方なのか怪しくなって来ましたね。凍の真意や、享楽との関係が興味深いです。


先週から気になっていたいろはの才能についても明らかになり、とても読みごたえがありました。暗号やメインキャラ達はもちろん、個性豊かすぎるクラスメート達の掘り下げにも期待したいです。



一ノ瀬家の大罪


正直今回の展開も予想の範囲内ではあったのですが、先週よりインパクトが増しており最後まで一気に読めました。冒頭から辛い展開が続きますが不思議と惹き込まれてしまいますね。

また、翼と中嶋の関係も更に気になりました。小学生時代に何かあった様子ですね。翼が過去を思い出しかけた際の、パチパチという表現が印象的でした。

終盤の展開と演出にも惹き込まれました。ちょっとしたきっかけでの立場の逆転にリアルな恐ろしさを感じます。


ただ特別荒れた学校というわけでもないようですし、中嶋のいるグループだけではなくクラスのほぼ全員が翼の敵、という描写にははっきり言ってリアリティがない気がします。この点が引っかかったままだったので、クラスメートがいきなり掌を返すシーンにも入り込めなかったんですよね。中嶋のグループが陰で翼に辛く当たっている、などの設定でも良かったのではと思います。

次週も翼と中嶋については掘り下げられるようなので、今後は納得出来る展開が来ると嬉しいです。また重い展開になりそうですが、単なる加害者と被害者というだけではないようですし続きが気になります。覚悟を決めて次週を待たせていただきます。



ギンカとリューナ


正体を隠すギンカ達と、学会の描写がとても印象的でした。それぞれのエリアが別世界のようになっていてワクワクしますね。

また、態度の悪い魔術師への一行の反応も印象的でした。ことを荒立てずに被害者を助けようとするベレッタ、小声で批判するアネモネ、はっきりと言い返すリューナ、こっそり魔術を使うギンカと、それぞれの個性が表れていて惹き込まれました。

ラストに登場した魔術師のデザインも、良い意味で恐ろしくて印象的でした。ギンカとの関係も気になりますね。


今回も一気に話が進み、終始ワクワク出来ました。魔術師についてはもちろん、書庫に案内してくれた新キャラの掘り下げも楽しみです。



大東京鬼嫁伝


新たなもののけ娘、かばねの正体が面白かったです。フランケンシュタインが由来かと思っていたのですが少し違いましたね。ランダム性の強いドラえもん的な設定も楽しいですw

また、進太の祖父からのメッセージも気になりますねー。進太と境遇が似ていたことは確かなようですが、肝心な部分が分かりませんでしたね。進太の「紙で残せ」というツッコミに笑いましたw

花札家で騒動を起こした後、かばねが進太や愛火と共に外出する展開も良かったです。無邪気に進太にまとわりつく姿が可愛いですね。

嫉妬しながらも、もののけを追い払ったことに感心する愛火も面白かったです。三人が強引に手を繋ぐ、というシーンも笑えますねwラストの新しいもののけのデザインも好きです。


ただ、ようやくかばねのキャラが判明したばかりなのにまた新キャラが描かれることは正直少し不安です。先週も気になりましたが、無闇にキャラを増やす必要はないと思うんですよね。掲載順も下がっていますし、まずは今いるキャラでストーリーをしっかり動かして欲しいです。

デザインには惹き込まれたので、新たなもののけ娘の登場自体は楽しみです。とにかく来週を待たせていただきます。




りは「もののけ娘のデザインが魅力的だからこそ、
定着する前に新しいキャラが出て来てしまうのは残念ですー。
人気獲得のためだとしても、既存のキャラを掘り下げたほうが良いと思うんですよね」




レビューランキング

にほんブログ村 漫画ブログ 漫画感想へ
にほんブログ村

0 件のコメント:

コメントを投稿