2022年11月23日水曜日

週刊少年ジャンプ2022年51号感想



暗号学園のいろは(新連載)


暗号は難しかったですがw学園の設定も斬新で面白く読めました。キャラクターのインパクトも強く、早速明かされたいろはの特徴に良い意味で驚かされました。

演出や表現方法も印象的でした。特に黒塗りの「言論弾圧」や「アカウント凍結」はかなり斬新ですねw

いろはだけではなく、享楽や凍のキャラも立っていますね。特に凍の「暴力をふるわなくてもヒーローになれるから」という台詞が説得力もあり好きです。

不思議な道具を駆使してピンチを乗り越えて行くという少年漫画らしい熱い展開になっていたのも良かったです。スマートグラスを使いこなすいろはにも、本人が気付いていないような秘密があるのかもしれませんね。

ラストの凍も印象的でした。いろはの境遇や能力、M組という聞き慣れないクラスについて、暗号資産のこと、凍の真の目的など、まだまだ謎が多くてワクワクしました。

ところで、凍は女子で良いんですよねw享楽は小娘と呼んでいますし外見も可愛いのですが、一人称が俺ですしボディラインも分かりにくいので、ミスリードの可能性も考えております。ちなみに個人的にはどちらでもOKですw


ただ個人的には好きなのですが、暗号の解読ばかりが続くと飽きてしまう読者もいるのではと少し心配になりました。元々苦手な人も多いジャンルだと思いますし、早めに凍の目的などを示したほうが盛り上がるのではと感じます。また、杞憂かもしれませんが、毎週今回のクオリティを保った謎解きを描けるのかなという不安もあります。

そして、絵柄は好きなのですが、画面がごちゃっとして見えるシーンはちょっと気になりました。特に、いろはが謎を解いた後、享楽が去って行くシーンは正直見づらかったです。

全体的には、色々な謎や秘密が潜んでいそうで楽しい第一話でした。難易度は高くても解説を読むだけでも面白いので、次回の暗号にも期待しております。



一ノ瀬家の大罪


展開はもちろんですが、色々な設定が明かされたことも興味深かったです。翼と詩織が同じ学校、翔だけではなく美奈子や耕作も会社勤め、などの描写は今後も鍵になりそうですね。

新たに登場した中嶋のインパクトも抜群ですね。特に翼について「忘れっぽい」と話していたことが気になりました。

前回と同じく演出にも惹き込まれました。平穏で明るい学校生活から一転した放課後の教室のシーンは本当に辛かったです。


ただ翼の学校での境遇については、そこまでの意外性はなかったかなというのが正直なところです。自室の様子から予想出来てしまう展開のひとつだったんですよね。むしろ中嶋側の立場だと明かされたほうがインパクトがあった気がします。

ただ「忘れっぽい」という台詞についての掘り下げがないので、今後どんでん返し的な翼の過去などが明かされるのではとも考えています。

全体的には、興味深い設定も描かれ次回が待ち遠しくなる話でした。翼だけではなく、他の家族の秘密についても読みたいです。



あかね噺


あかねのピンチが続く描写に惹き込まれました。そして、うららの存在感も強すぎますねー。もはや崇拝の対象にも見えますw一門のまゆらのデザインも好きでした。

うららについては、嘘か本当か分からない初高座の伝説が特に印象的でした。実話だとしたら恐ろし過ぎますね。

人間離れしたようなシーンが続いていたので、あかねに声をかけて遊び始める場面は良い意味で意外でした。個人的には最初の着物のほうが好みですw

りゑんへの山号寺号について理解を示している辺り、ふたりは結構似た者同士なのかもしれませんね。「我を通す気がないのなら~」といううららの台詞も印象的でした。志ぐまとの関係も気になりますし、高座に向かうラストシーンもとても良かったです。


想像以上の伝説を残していたうららと、驚きつつ彼女としっかり会話をするあかねが印象的でした。うららの「わがまま」も楽しみです。



ギンカとリューナ


ギンちゃんがカルラのもとに残る、という冒頭は意外ですが納得出来ました。安全ですし、カルラならギンちゃんを手荒く扱うことはなさそうですよね。

また、山での冒険を繰り広げるギンカ達はもちろん、龍使いの老婦人も印象的でした。特にギンカを大福呼ばわりするシーンが好きですw

新たな困難や学会の話にワクワクするリューナも可愛かったです。「魔術師になって良かった」という台詞も印象的でした。ただ、ゴーレムには注意して欲しいですw

ベレッタとアネモネを助けて目的地へと向かうラストも爽快でした。ピンチが長引かず話が進むのは良いですね。


山を走り飛び回るギンカ達のように一気に読める回でした。次はいよいよ学会のことが描かれそうなので楽しみです。



大東京鬼嫁伝


花札家の開かずの地下室がとても印象的でした。第一話から少し感じていましたが、他にもまだ未知の場所が隠れているかもしれませんね。

また、進太の祖父の描写も興味深かったです。猟師という職業から考えても、ただ者ではないことは確かでしょうね。

そして、終盤で登場した新たなもののけ娘にも惹き込まれました。祖父からの伝言を預かっていると話すシーンが特に印象的でした。現時点では進太の味方のようですし、愛火以外で初めから進太を守ろうとするもののけ娘が描かれるのは斬新ですね。

ラストまで一緒だったこともあり、もののけ娘の正体も気になりました。妖力を感じる、と描写されていますが、機械っぽい印象も受けるんですよね。


ただ、家族や家の中だけの話は少し食傷気味かなとも正直感じました。愛火を動かすきっかけにもなりそうですし、そろそろ進太の学校生活なども見てみたいんですよね。

また、先週たぬきよの出番が終わったばかりなので、今回新キャラを出さなくても良かったのではとも考えてしまいました。面白いもののけ娘だとは思うのですが、みゃーこやたぬきよがもっと定着してから描いても良かった気がします。

全体的にはもののけ娘も興味深く、一気に読めました。まずは彼女の詳細と、祖父からの伝言について知りたいです。




りは「新キャラを登場させるタイミングは難しいと思いますが、
読者が以前のキャラをしっかり覚えてからにして欲しいですねー」



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