ギンカとリューナ
迷宮の秘密と、アネモネの過去に惹き込まれました。やはり刺々しい態度にも理由があったんですね。
リューナとアネモネの共闘も良かったです。特に、師匠とは別の意味でリューナがアネモネに「笑おう」と言うシーンにグッと来ました。
そして、ラストに描かれたキャラは良い意味で衝撃的でした! ギンカの身体と関係しているのか全く別の存在なのか、どちらにしてもとても気になります。
少し気になったのは、リューナとアネモネが過ごした期間が三日とされていた部分です。あの状態ではかなり無謀だと思うんですよね。魔法で生活していた、などの具体的な説明が欲しかったところです。
ただ、先週は中だるみも感じたのですが、今週はギンカやリューナもしっかり活躍させつつアネモネの回想や救助を待つ人物の描写が上手く挟まれていて、最後まで楽しく読めました。ラストに登場したキャラの詳細も楽しみにしています。
あかね噺
弥栄亭で働くあかねの姿がとても印象的でした。正直仕事内容は地味なのですが、裏で作業をする人がいるからこそ表舞台に立つ演者は輝けるのでしょうね。大物達が次々と出入りする描写も良かったです。
また「本当に集中しなくちゃいけないのは仕事の外」とあかねが気付くシーンにも惹き込まれました。あらゆる意味で学びの場なんですね。先輩らしいからしも良かったです。
ラストのからしの台詞も印象的でした。読者としても、あかねは良い意味でとんでもないことをしてくれるのではと期待しています。
プロとして本格的に歩き始めたあかねと、さりげなくその前にいるからしがとても良かったです。次週以降のふたりの動きも見守りたいと思います。
ALIENS AREA
秘密兵器と外5殺しとのバトルが印象的でした。写楽が独断で連れて来たんですねw特に異名の由来が明らかになるシーンがかっこ良かったです。
その後は緊迫感のある展開が続き惹き込まれました。明菜の事件の犯人との対面はゾクッとしますね。自分の命を投げ出す覚悟がある敵は恐ろしいです。写楽と犯人が向き合う静かなラストシーンも印象的でした。
ただ、正直展開がかなり早足で理解が追いつかない場面も多かったです。ドームの名前も読者としては把握し切れていないので三重野からの指示がすぐには分かりませんでしたし、相手の兵装についても唐突に感じました。
また、犯人が写楽を指定していて辰巳が蚊帳の外に見えてしまったことも気になりました。このままだと辰巳がほぼ関係ないまま事件が解決に向かいそうです。
終わりが近いのかもしれませんが、最低限の説明や辰巳の活躍は挟んで欲しかったと思ってしまいます。犯人との決着は描かれそうなので、まずは次週を見守りたいと思います。
すごいスマホ
Qや全一郎はもちろんですが、瀬尾水の活躍も光りましたね。「正義を為すのは本当に難しい」というモノローグがとても印象的でした。また、日常には戻れないと覚悟したQの「弱者の俺が何かしないと」という台詞が熱いですね。
その後のQと全一郎のやりとりにも惹き込まれました。特に、ウィンクしながらワインを飲む全一郎は良い意味で気持ち悪かったですw
ニヒゥとクィンもまた登場しましたね。Qや全一郎に関心を持っている様子が印象的でした。
そして、遂にQと全一郎の対決が始まりましたね。「全一郎は脅威のコドモ」だという表現にとても納得出来ました。Qがすマホの剥奪も厭わずに全一郎の暴走を食い止めようとするラストにも惹き込まれました。
ただ、Qが家に突撃された際の対策を何も考えていなかったように見えた点は少し引っかかりました。両親が無事だったのは結局瀬尾水のおかげですよね。ここはシンプルに主人公を活躍させて良かったのではと思います。また、最近すマホを活かした頭脳戦があまり描かれていないため、剥奪に緊張感が生まれないように思えてしまったのも残念でした。
掲載順も正直低いままですし展開が急ぎ足のようにも感じるので、やはり終わりが近いのではと考えてしまいます。前にも書きましたが、藻浦が不評だったことは一因だと思うんですよね。
かなり急展開には感じますが全一郎との決着は読めそうですし、修の事件の真相やニヒゥとクィンの正体が明かされれば比較的綺麗に締めくくられる気はします。ただ、他のすマホ持ちについて分からないまま最終回を迎えるとすれば残念ですね。
とにかく今回のラストは印象的でしたし、Qやすマホの結末について予想しながら次週を待ちたいと思います。
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