2022年9月28日水曜日

週刊少年ジャンプ2022年43号感想 1/2



大東京鬼嫁伝


早くも蛙人が再登場したのは嬉しい驚きでした。彼女がもののけの世界や生態を解説する、という流れも面白いですし覚えやすかったです。作業着や動きやすそうな私服も似合っていましたし、語尾も好きですwちょっと申し訳ないですが、泣き顔も可愛いですよねw

また、冒頭でバイトに出かける進太を心配する愛火も良かったです。工場へは無理に押しかけず、駅にいるからもしものときは連絡して欲しい、と言っていたのも好印象でした。

進太、愛火、蛙人の三人がファミレスで話している図も斬新ですね。愛火の「罪を犯したヤツが~」という台詞が笑えましたw蛙人は今後も何かと出て来てくれそうですね。

その後、頬を膨らませる愛火を見て「フグにされる!?」と誤解する進太も良かったですwラストに吉橋から連絡があったので、次週の展開への期待も高まりました。


少し引っかかったのは、進太達のバイト先があまりにもブラックすぎた部分です。まつりや吉橋の「無理はするな」という言葉を裏切っているようにも見えますし、上司の対応からして給料が高いとも思えないんですよね。蛙人をトラブルに遭わせたかったのかもしれませんが、職場を悪く描く必要はなかった気がします。

ただ、先週まではコマ割りなどが分かりにくく引っかかる部分も多かったのですが、今週は蛙人のキャラも魅力的で面白かったです。進太と愛火の活躍と、蛙人がまた登場してくれることを願いつつ次回を待ちたいと思います。



あかね噺


落語連盟とあかね側の視点、両方が描かれる構成が面白かったです。落語連盟の大御所達は全員強キャラ感が漂っていますが、外見も人間離れしている円相に特に惹き込まれました。何気に魁生のすごさも分かりましたねw

芸を更に磨くため、歌と演奏を学ぶあかねも良かったです。あかねの行動がとても読みやすい、実はガラケーは結構便利に使える、など、笑えるシーンも多かったですねw

そして「阿良川一門の影響で、あかねに理不尽な視線が向けられるかもしれない」という展開も興味深かったです。ただ先週も書きましたが、大変な状況でもあかねなら必ず乗り越えられると思います。

また、遂に新章のテーマが明かされたラストにも惹き込まれました。からしの登場も良い意味で意外ですね!


落語界を支えるキャラ達の顔見せや新たな章の始まりなど、とてもワクワクする回でした。あかねが修行にどう取り組んで行くのか楽しみにしています。



ギンカとリューナ


都編もワクワクしますねー。新たに登場した魔術師、ベレッタも良かったです。内気だけれど努力家なところ、何気にかなり長身なところが特に好きですw

魔術師の仕事をまとめる組織、ユニオンでのやりとりにも惹き込まれました。ギンカが扉を壊して派手に入って来るシーンは笑えますねwその後、ギンカとリューナ、ベレッタの三人で次々と任務を片付けて行くシーンもかっこ良かったです。

報酬を受け取ってからの三人のシーンも印象的でした。あまり活躍出来なかったベレッタに対して「今できねーことだってできるようになる」と話すギンカがとても良かったです。迷宮での任務を依頼されるラストにも惹き込まれました。


一話から思っていましたが、良い意味で展開が早いところも魅力的ですよね。今週も一気に読めましたし、次週への期待も高まりました。

ちなみに、もしベレッタがヒロイン枠ならリューナの性別はもしかして?とも感じましたw何にせよ、迷宮の攻略も楽しみにしています。



絵に描いた餅を描いた餅(金未来杯エントリー作品)


タイトルと冒頭から想像した話と良い意味で違っており、とても惹き込まれました。不器用な四宮も内気な小南も好感の持てるキャラですね。音楽と漫画、それぞれの分野でひたすら努力しているところが魅力的でした。

ふたりの友情が良かったからこそ、悲しすぎる出来事が四宮を襲うシーンは本当にショックでした。トランペットからも離れて、徐々に漫画の実力が認められて来た小南に当たってしまうのが切なかったです。

その後、小南の漫画を読んだ四宮が「音」を感じるシーンもとても良かったです。「四宮さんの今までが~」という小南の台詞にもグッと来ました。小学生のときに小南が四宮の演奏を聴いていた、という描写も良いですね。ラストページの四宮も印象的で、読後感も爽やかでした。絵についても、特に表情の描き方が上手いですね。


ひとつだけ、回想シーンと小南の漫画のコマが同時に描写されているページは惜しいと感じました。下に並んでいるのが小南の作品だということがちょっと伝わりにくいんですよね。表現を工夫すれば更に良いシーンになった気がします。

ですが、画力も高いですし、本誌初登場とは思えないほど全体的にハイレベルな作品でした。本作は読み切りで完結していますし金未来杯の結果はもちろん分かりませんが、早し先生の漫画をまた是非読んでみたいです。



りは「金未来杯の一週目に相応しい、とても良い作品でした。
大人になった四宮と小南も見てみたいです!」




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