PPPPPP
ソラチカの演奏と、ラッキーが見た風景に圧倒されました。音上家の中でもソラチカは別格という設定も納得出来る描写でしたね。台詞のないページでの表現もとても綺麗でした。
ファンタジーの中でラッキーが対面した相手も気になりますね。服が着物だとすると故人なのかもと思える描き方ですし、少し楽音に似ている気もします。いずれにせよ、これが「君」なのでしょうね。
ただひとつ引っかかったのは、ソラチカの演奏を表す見開きが連発されていた点です。描写自体はとても好きなのですが、長く展開されると正直手抜きに思えてしまうんですよね。見開きは二か所程度に留めて、観客の反応などを入れたほうが良かったかもしれません。
ですが新たな世界を作り出すかのような神様の演奏がとても印象的で、全体的には楽しめました。正直どうすれば勝てるのか分かりませんが、次週センターカラーで物語が大きく動くとのことなので期待しながら待ちたいと思います。
ALIENS AREA
犯人の異常さ、凶悪さにゾクッとしました。特に組織の仲間との通話中、事件現場で平然談笑しているシーンは、恐ろしいですが惹き込まれました。個人的には回想に登場した豊との関係を疑っていますが、まだ確証はない状態ですね。
悲しみや怒りを露にする辰巳と、冷徹に思えるほど職務を全うする写楽、という対比の描写も良かったです。もちろん写楽も容疑者に対する激しい感情がないわけではなく「僕らは法に則って被疑者を追って逮捕出来る」と辰巳に語りかけるシーンがとても印象的でした。
ただ、気になる部分も正直ありました。まず、外5は現場保存が最優先という理念自体は分かりますが、新たな被害者を出す可能性も高い凶悪犯を追いもしない、というのはさすがに納得出来ませんでした。救命出来そうな人が残っている、大怪我で動けないなどの事情が描かれていれば良かったのですが、実際は助けられるような相手もいませんでしたし、負傷している状態でもなかったので引っかかったんですよね。
また、目撃者への対応も、記憶消去装置を使えば済むのでは、と思えてしまい気になりました。厳しいようですが一連の流れに引っかかりましたし最終的には当然犯人を追う展開になったため、無理に引き伸ばしているのでは、という印象になってしまったんですよね。
そして、小さなことですが犯人の顔が写楽に似てしまっていることも引っかかりました。特にアップのシーンでは一瞬混乱するんですよね。
せめて銀二が到着してからでも犯人を追えば良かったのではと感じてしまいました。掲載順も下がっていますし、引っかかる部分が多かった今週も正直巻き返しは難しいと思います。
ですが、かなり手強そうな犯人が逃亡したという緊迫した状態は逮捕劇を上手く描けば盛り上がると思うので、来週以降に期待させていただきます。写楽と辰巳のタッグが明菜の無念を晴らせるように願っています。
すごいスマホ
Qがカードゲームのようにボーケンの正体に迫って行く展開が面白かったです。最初に切ったカードも納得出来るものでした。
また、ある程度予想はしていましたが「軽々しい手つきで~」というモノローグもありましたし、やはりボーケンは家族のために動いているようですね。両親以外との関係も気になりました。
そして、全一郎も身内を失っていること、すマホ所有者の家族の死や失踪と関函一族の因縁など、興味深い情報が続々と明かされ惹き込まれました。Qとボーケンは良い協力関係を築けそうですし、ラストに握手を交わすシーンも印象的でした。ちょこちょこ描かれている冷も可愛かったですw
また、関函一族についても気になりましたが、今回の展開から全一郎本人ではなく彼の父のほうが怪しいのでは、と感じました。全一郎が家族を失ったとき彼はまだ子どもですしね。
ただ、引っかかる部分も正直ありました。一番気になったのは、ボーケンが両親が巻き込まれた事故についてほとんど調べていなかったように見えた点です。検索すればすぐ出て来る程度の情報すら知らないというのはおかしいでしょう。七年前のことですし今のボーケンはそれなりに落ち着いているはずなのに、何故事故について調べていなかったのかなと疑問に感じてしまいました。
そして、Qの推理を聞いたボーケンが暴力まがいの行為に走ったことも引っかかりました。ノリは軽いけれど思慮深いという描写と矛盾している気がします。家族のことに触れられた動揺もあったのだと思いますが、正体を探るゲームについて自ら了承しているのにいきなりQを責めるのは、やはり唐突な印象が拭えませんでした。
カードゲームを長引かせず今回のみで終わらせたのは、テンポが良くなりますし正解だったのではと思います。掲載順が下がって来ているので展開のスピード感は大切ですよね。引っかかる部分はありましたがボーケンは魅力的だと思いますし興味深い設定も明かされたので、次週以降の展開にも期待しています。
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