2022年9月1日木曜日

週刊少年ジャンプ2022年39号感想 1/2



あかね噺


からしとひかるの順位についても判明して良かったです。悔しがるからしの描写も印象的でした。個人的にはひかるのことも気になるので、いつか反応が見られると良いなと思います。

そして、一生の迫力がすごいですね! あかねが志ぐまに師事していることを言い当てるシーンは読者としてもゾクッとしました。記者達が退室してからは余計に緊張感が増した気がします。

また、志ん太への評価はかなり厳しいですが頷けるものでした。人生を賭けた場だからこそ客を魅了しなければいけないということでしょうね。志ん太を尊敬しているあかねですら納得している部分がある様子なのはさすがだと感じました。


ただ、一生の説明だと「昇段出来なかった」ことについてはとても納得出来るのですが「破門にした」理由にはなっていない気がして少し引っかかりました。合格レベルに達していなかったのは分かりますが噺のクオリティが低かったとも思えませんし、そもそも破門自体滅多にないことみたいなんですよね。しかも自分の弟子でもない志ん太も含めて全員破門にしたというのはやはりやりすぎでは、というのが正直なところです。

来週以降新たな描写も見られるでしょうし、まずはそれを待たせていただきます。可楽杯編はとても楽しめましたし、納得出来る説明やフォローが入ることを願っています。



おイナリ(読み切り)


イナリが良い意味でうざったいですねw特に「わしを先に好きだったのに」に笑いましたwただ、主人公の仁がかなり辛辣に突っ込んでくれるので不快感がないところが上手いですね。「大昔の恩を擦って来る年寄り」という表現が好きですw

嫌味のない美少女、綾瀬も良いですね。おかげでイナリの異常さが際立っている気がしましたwまた、イナリが仁を追って転校して来るというのはベタですが「すぐに神と表現する若者のおかげで霊力が戻った」という展開は何だか勢いで納得してしまいましたw

この前振りがあったからこそ、歪んだ信仰が原因で魔神化してしまう、というのも自然な展開になっていますね。何だかんだでイナリを止めに来てくれる仁に好感が持てました。もしかして最後はイナリが消滅してしまうのでは、と考えていたのですが、笑えるオチになっていて安心しましたw


連載にもしやすそうですし、ラブコメ要素を取り入れた場合仁がどちらと結ばれるのか読めないところも面白そうですね。現時点ではイナリにも綾瀬にも明確な恋愛感情はないようですし、本気で言い合いの出来るクセが強い昔馴染みと、明るく才色兼備な憧れのお嬢様、というのはどちらも魅力的だと思います。

ネタがちりばめられており、1ページに1回くらいは笑っていた気がしますw以前掲載されていた「最弱!! ジェノサイドクイーン(ヒーローものの悪の女性幹部がヒロインのギャグ読み切り)」は正直ベタすぎて沼先生の魅力があまり感じられなかったので、今回は持ち味が戻って来ていて嬉しかったです。絵もキャラも好きなので、是非また読んでみたいです。



PPPPPP


ミーミンとソラチカのツーショットは新鮮ですねー。会話を見るとそれなりに仲も良さそうですね。メロリの演奏に込められたメッセージを正確に読み取るソラチカが印象的でした。ミーミンが「何でも聞こえるのに」と言っていたので、これはファンタジーとは別の能力なんでしょうね。

また、ラッキーへの問いかけも意味深ですよね。自動販売機の影に隠れて何か考えている様子のラッキーの表情に惹き込まれました。彼が今後どう動くのかに期待です。

そして、メロリと対面して素直な気持ちを伝えるミーミンがとても良かったです。「私は私以外の人のことなんか分からない」というミーミンらしいモノローグはちょっと笑える部分もあったのですが、意外とみんな同じなのかもしれないなとも思います。メロリがありがとう、と言ってミーミンをハグするシーンもグッと来ました。「ずっと一番だった」と納得した様子のメロリはいつも以上に美しかったです。

投票結果も出ましたね。花弁子先生が話していた通り、どちらが勝ってもおかしくない素晴らしいバトルだったので納得出来る内容でした。

次の対戦カードにもワクワクしました! 運の演奏に注目したいです。読み切りではメロリのグニャリに憧れてピアノを始めていましたが、直前にメロリがそれを披露しているので違う路線に行っている可能性もある気がするんですよね。とにかく、ふたりに期待したいです。


メロリの演奏をもう少し読みたかったとも思いますが、全体的にはとても満足出来ました。次の対戦も楽しみにしています。



すごいスマホ


日本をかき乱しているすマホ持ち達の描写に惹き込まれました。特に、法で裁けない悪人達を晒す、という全一郎の手腕が見事ですね。また、キラが登場したことで世界が変わって行ったDEATH NOTEに近い部分も感じました。

そして、すマホ対策会議の瀬尾水も印象的でした。彼女が考えていた通り、現時点ではすマホを持った容疑者を確保しても物証は得られないんですよね。どう乗り越えて行くのか、Qと瀬尾水が改めて協力し合うのかなど期待が高まりました。

久しぶりに結歌がしっかりと描写されていたのも嬉しかったです。「人から逃げて寂しい人生送るより~」という台詞も印象的ですね。結歌に背中を押されたQが新たな仲間を得る、と決意するシーンも良かったです。

また、伊村の暗躍も印象的でした。全一郎に心酔しきっている様子が良い意味で気持ち悪いですw

ラストのボーケンと冷の登場シーンにも惹き込まれました! どちらもQに対して攻撃的な様子はないので、少なくとも一人は味方になるのかな、と予想しています。


ただ、全一郎ですら完全には特定していないQの家を、新キャラがいきなり訪ねるというのは少し引っかかりました。今週の描写から判断するとそこまで切れ者という感じではないですし、正直今のままだと不自然な上全一郎の株が下がってしまう気がします。

全体的には楽しく読めたので最後に引っかかるシーンがあったのは残念でしたが、ボーケンと冷については気になるので魅力的なキャラであることを願っています。




りは「新キャラの扱いは難しいと思いますが、
今の時点だと正直違和感もあります。
次回以降でしっかり魅力を描いて欲しいです」



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