2022年8月11日木曜日

週刊少年ジャンプ2022年36・37合併号感想 2/2



ALIENS AREA


今回初めて登場した室生と鈴、それぞれ印象的ですし魅力も伝わって来るキャラでしたね。特に吉なぎゃ鈴が好きですw夢子はどちらかと言えば先輩ポジションなので、同世代のヒロインは鈴なのかもしれませんね。

兵装についての説明も面白かったです。鈴が写楽を尊敬していることに焦る室生も良いですねwそして室生が言っていた通り、ラストで辰巳が何故定番ではない兵装を選んだのか気になりました。


ただ数週に渡って書いている気がしますが、やはりずっと絵が荒れていますよね。特に辰巳と鈴が無重力の兵装を体験するシーンと、鈴が便利グッズ~と発言する場面が正直非常に見辛かったです。細かい部分だと、室生のモノローグを表している線もかなり雑に感じました。ルリドラゴンのこともありますし、もし週刊連載が難しいなら移籍などを考えても良いのではと思います。

また、今回もあくまでも試験ということで辰巳の本格的なアクション描写がなさそうなのも残念に思いました。もちろんバトルメインではない「変わった職業のお仕事漫画」でも構わないのですが、一話の展開を考えるとやはり違和感は拭えません。路線変更をするにしてもとても唐突で、受け入れにくいというのが正直なところです。また、兵装を選ぶ部分はかなりワールドトリガーに似ているとも感じました。

掲載順から考えても、今のままだと短命に終わる可能性が高まってしまいそうです。外5の仕事内容をメインにするしても、伝わりやすい絵でアクション描写は入れたほうが良いと思います。



ドロンドロロン


雲林院とカンベエのバトルがかっこ良かったです。以前の戦闘でカンベエの術の仕組みを見抜いていたというのは王道ですね。ぶつかり合う前の会話シーンも印象的でした。

その直後、遂に宮本が具体的に動き始めましたね。とんでもない妖力を包帯で抑え込んでいるという描写に強さと邪悪さを感じました。塚原やユウサイの一撃もほとんど効かないというのは恐ろしいですね。

また、久しぶりにドラとクサナギの活躍を見られたのも嬉しかったです。傷付いた雲林院達のもとにふたりが駆けつけるシーンではホッとしました。雲林院の「ウルトラスーパーヒーローになって来い!」という台詞も良いですねー。力量では正直宮本が圧倒的に上回っていると思いますが、雲林院と同じく、ドラ達ならば勝てると信じたくなりました。


ただ前回も思いましたが、展開が早すぎて正直少し雑に感じました。終了が近いのならある程度は仕方ないのかもしれませんが、もっと構成を考えて欲しかったです。塚原とユウサイがすぐに倒れたため、強者感が良かったふたりの魅力も薄れてしまっているように思いました。また、絵も全体的に荒れていますよね。

掲載順から考えても最終回は近そうですが、ドラとクサナギの連携が歪んだ宮本を討てることを願いながら次号を待ちたいと思います。



地球の子


冒頭、たったひとりで地球と戦い続ける衛が切ないですが熱いですね。祈りながらその姿を見つめるアルベールの描写も印象的でした。

衛の心を折ろうと地球が畳みかけるシーンは恐ろしく、そして迫力がありました。衛に対してかれりが呼びかけた「未来に負けないで」という台詞も良いですね。

また、その際に描かれた佐和田家の休日はとても微笑ましかったです。衛はもちろん、子どものようにはしゃぐかれりも可愛いですね。令助の「思い出はチェックポイント」という台詞も説得力がありました。空港でのラブラブすぎる両親に対して冷静に突っ込む衛のシーンも面白かったですw

そしてラスト、地球の攻撃を押しのけ「僕が相手だ」と宣言する衛がかっこ良かったです。地球に勝つと言うと非現実的に聞こえますが、今の衛ならば可能なのではと思えるシーンでした。


ただ、引っかかる部分もいくつかありました。かれりが家族での思い出作りに張り切っている、というのは分かるのですが、正直どのスケジュールも無理があると思います。特に子どもの衛には辛すぎるでしょう。地球の子だから体力も常人以上、といった設定もなく、むしろ「念動力以外は普通の人間」と明言されているのでやはり違和感がありました。かれりの熱心さを表現するにしても、日帰りのはずが泊まりがけになった、などで良かったと思います。

また、以前にも書きましたが結局かれりの記憶についての矛盾は解消されていないままですね。以前は十歳までの記憶がないと描かれていましたし、かれりが念動力に目覚めたのも十歳の頃だとされていたのに、今週を読むと偽りのものとはいえ幼少期の記憶があったことになっています。この辺りは地球の子に関する大切な設定なので、きちんと整理して欲しいです。

そして、両親の形をした雲が衛を絶望させようとする、というシーンですが、はっきり言って納得出来ませんでした。危険な状況の中でもかれりとは実際に会話出来ているのですから、これに惑わされるというのは正直無理があるでしょう。


また、展開と掲載順から考えてやはり終わりは近そうですね。引っかかる描写が多いことは正直否定出来ませんが、地球との対決は気になるので最後まで見守らせていただきます。




りは「かれりの記憶についてはずっと引っかかってましたが

解決されそうになくて残念ですー。

メインキャラの人生に関わる設定は作り込んだほうが良いと思います」


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