2022年7月7日木曜日

週刊少年ジャンプ2022年31号感想 3/3



サウナデカ(読み切り)


サウナについて勉強になりましたw「この世で一番罪深いのは外気浴の邪魔をすることだ」という台詞も笑えますねw熱川の身体が妙に描き込まれているのも面白かったですwまた、サウナのことはよく知らなかったのですが、数百円程度でストレス解消が出来るのなら趣味としてコスパが良さそうですね。

最後に犯罪者を救った上で、ととのいすぎた熱川でしっかりオチているのも面白かったです。


ただ、ページ数の都合上仕方ないかもしれませんが「サウナの紹介漫画」に終始してしまっているように思えてそこは少し気になりました。サウナについての説明は数ページで済ませて、もっとギャグに振り切っても良かったかもしれません。また、オムニバス形式などでなら描けるかもしれませんが、基本的にちょっと連載にはしづらそうなネタかなとも感じました。サウナの紹介をするなら、実際の施設を解説するレポ漫画などのほうが合っている気がします。ですが、あまり詳しくはないですがサウナ漫画自体結構多いようなので、そもそもこのネタで戦うのが大変かなとも思います。

絵柄にも個性がありギャグは好きなので、レポ漫画や別のネタをメインにしたギャグをまた読んでみたいです。



ドロンドロロン


ナミシロウはやはりシロで確定ですね。部下達を鼓舞しつつ、自ら先陣を切る熱血漢ぶりが光ります。

また、ハンゾウからは脅威を感じないというのも意外な展開でした。アヤカシを呼び出す鳥居がいくつも出現していましたから、自らの力を使って強力なアヤカシを呼び出す能力などがあるのかもしれませんね。

そしてラスト、ナミシロウと骸骨のアヤカシのバトルも熱かったです。どう見ても格上の相手に心の強さで挑んで行く、という展開は所謂死亡フラグにも思えて心配ですが、何とか生き残ってくれることを願っています。


ただ、全体的に絵が荒れ気味だったこと、またせっかく強そうなアヤカシが四体登場したのにコマ割りが平坦だったことは少し気になりました。

そして細かいですが、ナミシロウの「一人の手柄にしたいんだ」という言葉も引っかかります。それまでの描写からあくまでも他のメンバーを避難させるための方便なのだとは思いますが、だとすると部下の反応がおかしいでしょう。ベタでも「北さんは俺達を守るためにわざと言ってる」のようなつぶやきなどが必要だったと思います。せっかく良いキャラなのですから台詞回しにも気を配って欲しいです。

掲載順などはまだ不安ですが、他の上士侍達が掘り下げられることにも期待しています。まずはナミシロウのバトルを見守りたいです。



地球の子


かなり危うい状況ですが、やはり令助の死はまだ確定していませんでしたね。かれりとアルベールが力を合わせるシーンも熱かったです。また、気丈に振る舞っていても令助の存在を感じられないことに絶望し、力が弱まっているかれりが切ないです。

そして、令助が「死の待合室」で地球の子の秘密について知るという展開は不謹慎かもしれませんが面白かったです。新キャラの地球少女(仮)がとても印象的ですね。「地球の子は地球にとっての免疫細胞みたいなもので、ヒーロー扱いはウェイストが勝手にやっていることだ」という台詞は、残酷ですが彼女にとっては真実なのだろうなと感じました。令助が「免疫を暴走させる病気」というのも正直納得出来る表現です。その令助が「困れよ」と言う決めゴマがかっこ良いですね。久しぶりに神海先生らしい描写を見られた気がします。

ただ、野生動物でも使命を果たせたはずなのに、何故人間が地球の子として生まれるようになったのか、という点は少し気になります。また、せっかく令助が家族を大切だと主張しているのに肝心の衛の存在感がほとんどないことも引っかかりました。もう少し描写を増やしても良かったと思います。


いくつもの秘密が明かされやはり最終回の近さを感じざるを得ませんでしたが、令助に死が迫り始めたのが今回のラストであること、ダストトレイルを退ける作戦も成功の目途が立っていないことから、来週で終わるということもないのかなと考えています。

令助が待合室から抜け出すこと、かれり達も無事であることを願いつつ、次週以降も心して読ませていただきます。




りは「地球少女(仮)、気になるキャラですね。

死の運命に負けるな、令助!」


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