地球の子
観覧車で語り合う令助とかれりが印象的でした。じれったいけれどラブラブで見ているほうまで照れてしまいますね。
また、かれりの念動力が衛の攻撃に対抗出来るのかな、と考えていたのですが、令助達が近付く度に力が回復するという展開は納得出来るものでした。片桐の「恋人へ駆け寄る少女」という表現も的確ですね。
ただ先週に引き続き、引っかかる部分が多かったことも正直否定出来ません。
ネット上でも批判の対象となっていましたが、デート中のかれりが一瞬とはいえ地上の光を消し去ったシーンがまず理解出来ませんでした。たとえ人々が感知出来なくても、データ機器などの障害を引き起こす行為ですよね? 照明だけを消していてその他の電力などには影響がないのかもしれませんが、だとしても説明不足だと思います。また、そもそもですが「勇気を出したいから令助の勇気を消したい」という願いも意味が分かりませんでした。動いていると落ち着かないから一瞬だけ観覧車を止める、などで良かったのではないでしょうか。
そして他の回でも感じていましたが、ほぼ令助とかれりだけの世界になっており衛がないがしろにされているように見えてしまうのも良くない描き方だと思います。令助が「一緒に帰って楽しい将来の話をたくさんしよう」と呼びかけるシーンは好きなのですが、ここにほとんど衛の話題がなく違和感を覚えました。三人の絆を強調している作品なのですから、ふたりが衛に愛情を注いでいるということをもっと表現して欲しいです。またラストシーンですが、作戦を中止しなければならないレベルの流星群が来たのに令助がスマホを持ったままでいられるのはおかしいでしょう。
ちなみにデートのシーンでは、初めに登場したゴンドラとキスシーンのゴンドラが全く違う形になっていたのも気になりました。そして、赤ちゃんの睡眠時間は九時間では短いです。細かい指摘かもしれませんが、丁寧さは大切だと思います。
掲載順もあまり良くありませんし、現在のところ短期連載で終わる可能性が無視出来ない程度には高いのではないかと考えております。光る部分は感じるので、批判の多い箇所を見直し今後修正して行って欲しいです。
ドロンドロロン
ドラ、クサナギは実力とチームワークで、ナオトラは自分の力で強敵を倒すという、前回に続き王道の展開でしたね。
バトルになるとテンションの上がるナオトラも魅力的です。また、濡れたことで一瞬髪型が変わるシーンも良かったと思います。可愛かっただけにすぐ戻ってしまったのは残念でしたがw前回のPPPPPPのミーミンについても感じましたが、印象的なキャラの髪型チェンジは好評なことが多い気がします。最後にドラ達が合流するシーンも熱かったです。
掲載順が少し不安ですが、ドウサンが最後の敵とも思えないのでまだ読めるのかなと期待しております。特に最近は熱い展開がきっちり描かれているので、長い目で見守れれば嬉しいです。
異常者(読み切り)
作画も綺麗ですしストーリーも分かりやすく、オチが特に笑えました。主人公、ヒロインと一緒に「生き別れた家族じゃないんかい!」と突っ込める作品ですねw感動系で締めるのかもという予想を良い意味で裏切られました。ページ数は短いですが随所にギャグがちりばめられており、充実した構成になっている点も上手いですね。「異常者のパワースポット」という台詞も好きですw
ただ、どちらかというとコントにしたほうが面白いかも、と思いました。ノリは好きなので、今後もっと漫画向きの作品も読んでみたいです。
守れ!しゅごまる(最終回)
終わってしまいましたね。アヤシモン同様、巻末コメントから見ても短期連載で終わったと判断して間違いないでしょう。
ただ、本編はとても楽しく読めました。
前回予想した通り日常に戻ったしゅごまるとさなぎの様子がメインでしたが、学校での登場キャラがほぼ全員揃ったピクニックシーン、小福黒幕説の伏線回収など盛り沢山でしたが上手くまとまっていたと思います。つまり真犯人は実際は十歳くらい年上なんですね。一瞬だけ描かれた硯のしゅごまるへの気持ちも微笑ましいです。最後のしゅごまるの表情も眩しいですね。
多くの読者からの人気を得られなかった理由としては、前回書いたように伝わりにくいパロディに頼りがちだったことに加え、ネタに一貫性がなかったことも挙げられるかと考えております。
たとえばテレビアニメ化が決まったロボ子もパロディネタが不可欠な作品ですが、基本設定などは国民的作品のドラえもんが元ネタですし、作中でメインとなるのも本誌で連載中の漫画のネタが多く、現役で人気のある作品という共通点のおかげで分かりやすいんですよねー。パロディ自体続けるのが難しいネタだと思いますし、恋するワンピースと被ってしまうためあえて避けたのかもしれませんが、現役で連載中の作品のネタをもっと扱っても良かったのではないかと思います。実際今回も、サンジとクロコダイルの通話シーンパロディなどは笑えましたしw
伊原先生のツイッタ―などが話題になっていますが、作品自体はギャグということもあり物語に区切りがついて綺麗に締めくくられていると思いますので、こちらは解説記事の作成は予定しておりません。恋するワンピースの再開や別作品を楽しみにしております。
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