2024年6月29日土曜日

週刊少年ジャンプ2024年30号感想 2/2



超巡!超常先輩


非有児の新たな職場に良い意味で驚きました。陰湿な監査を続ける巡には笑ってしまいましたwちなみにあまり詳しくないのですが「こんなことが許されていいのか」は「TOUGH」が元ネタのようですねw

自分を呼び戻そうとする後輩に流されない非有児の姿も印象的でした。「役目を終えた」という台詞が潔いですね。

巡と直が経験を活かして非有児のピンチを救う、という展開も良かったです。結局巡と非有児の関係は何も変わらないんだな、と感じられるラストにも笑いましたw


一般社会で真っ当に生きることを選んだ非有児の描写が印象的で、面白かったです。巡とは何かと顔を合わせることも多そうですし、今後の登場にも期待させていただきます。



花の君(読み切り)


主人公の冬史が祖母の家の梅の木、紅白と交流するというストーリーが面白かったです。綺麗に剪定されて姿を変える紅白のデザインも良かったです。冬史への態度がキツいようにも見えますが、先祖が植えた木だから管理するのは当然という言い分には説得力がありますねw

祖母の持っていたノートが解決の鍵になる、という展開も印象的でした。何だかんだで祖母や紅白を大切にする冬史の人柄の良さも伝わって来ました。

一週間後の紅白の様子にも惹き込まれました。無事に問題は解決したのかなと思いきやまだまだ受難の日々が続く、というラストも良かったです。


絵柄も可愛く、物語も良い意味で分かりやすく、面白かったです。本作は読み切りで解決しているかと思いますが実力のある漫画家さんだと感じたので、是非また本誌で三品先生の作品を読んでみたいです。



さいくるびより


ハウスの住人達が歓迎会を全力で楽しんでおり、微笑ましかったです。肉を焼くときに覚醒するかずも良かったですw

賞品を賭けて本気でババ抜きをするという展開も面白かったです。特にババを移動させることねの能力は強すぎますね。

きょこ達とことねがお礼を言い合う終盤のシーンもグッと来ました。ちなみにラストの映画鑑賞のコマで、ねむるが大きなポップコーンを抱えており笑いましたw


ただ、プリンの描写については正直気になりました。ねむるのサイクで大きくすれば問題は簡単に解決しますよね。

また、本当に歓迎会をしただけで話に起伏がなさすぎる気がしました。映画鑑賞が意外なオチに繋がるなど、もうひと工夫あれば面白くなったかなと思います。

ほのぼのとした雰囲気は好きなのですが、今回のエピソードは笑える描写も少なくはっきり言って退屈に感じました。キャラクターの性格やサイクをもっとうまく話に組み込んで欲しいです。個性的な住人達の設定は面白いので、今後の巻き返しに期待させていただきます。



極東ネクロマンス


敵の強襲にハラハラしました。前回圧倒的な強さを見せた翠が非常に苦戦しており、相手の強さや凶悪さがしっかりと伝わって来ました。

傷付いた翠のために薫が動き出すシーンにも惹き込まれました。霊石の描写で薫の成長がよく分かりますね。

ラストの覚醒した薫もとてもかっこ良かったです。「それだけ」という台詞もグッと来ました。


展開もスピーディーで一気に読めたのですが、掲載順が不安ですね。個人的にはまだまだ伸びしろのある作品だと思っているのですが、第一話で薫の影がやや薄かったことが原因なのかなとも考えております。やはり主人公が派手に活躍する漫画のほうが支持されやすいですよね。

ただ、翠のキャラクターも印象的ですし新たな展開も描かれそうなので今後もしっかり見守らせていただきます。まずは薫の能力の詳細について知りたいです。




りは「早期で終わってしまうのは惜しい作品だと思います。
薫の戦いでたくさんの読者を獲得して欲しいです!」





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