キルアオ
キャラが変わりまくっている十三とノレンに笑ってしまいましたwふたりはある意味似た者同士なのかもしれませんね。高田や馬場に「十三は大事な友達」だと改めて語るノレンの姿も良かったです。
ふたりの舞の入浴シーンにはちょっとドキッとしました。プライベートのときだけかもしれませんが、会話もするような関係なんですね。
いよいよ始まったサーフィン対決も印象的でした。ちなみにOBにプロとして活躍しているサーファーが何人もいる、というのも地味にすごい設定ですねw
しっかり波を見極めて堅実に乗りこなすノレンも良かったです。出来るだけミスを減らして点を伸ばして行く、というのは様々な競技で有効な戦法ですよね。
かっこ良い姿を見せたノレンが、胸を張って独自の理論を主張し始める終盤の展開も面白かったです。特に「人による!」はなかなか名台詞だと思いますw
サーフィンの特訓で別人のようになったノレンと十三、現時点ではなかなか善戦しているノレンなど、印象的な描写や笑えるシーンが多く一気に読めました。まずは勝負の行方を見守らせていただきます。
グリーングリーングリーンズ
珀のセンスや才能について明かされるシーンがとても良かったです。解説によって分かりやすくなっているのも好印象でした。特に「プロでも稀に~」という台詞が良かったです。
力の見事なショットを見てワクワクする珀にもグッと来ました。「競う相手がいなかったらもっと短い飛距離で満足してしまっていた」というモノローグにも惹き込まれました。
勝負の後、笑顔で手を差し出す力も良かったです。ふたりが握手するラストにグッと来ました。
飛距離勝負自体が長めだったこと、珀の身体能力についての描写が少し唐突だったことなど気になる部分もありましたが、今週は爽やかな場面も多く好印象でした。次週以降は新展開となりそうなので、そちらにも期待させていただきます。
首化粧(読み切り)
美しい首化粧を続ける少女りつと、彼女の兄(清太郎)と対峙した少年との会話に惹き込まれました。画力も高く、戦乱の世の雰囲気がしっかり伝わって来ました。
りつと清太郎の関係性も良かったです。特にふたりがいつも胸にしていた「義しくありたい」という言葉が印象的でした。
少年の素性を悟った後のりつの叫びも切なかったです。「戦が嫌だ」という言葉が辛いですね。その後の「兄と思わねば~」という台詞にも惹き込まれました。
それでも手を止めずに首化粧を施すりつの姿がとても印象的でした。彼女の後ろ姿がアップになるをラストも綺麗でした。
少し気になったのは、少年の正体にイマイチ納得出来なかったことです。恐らく精神体や霊のような存在だったのだと思いますが、りつと物理的に触れ合っているようなシーンもあったのでちょっと説得力に欠ける気がしたんですよね。この点を掘り下げていればもっと読後感も良かったかと思います。
全体的には、胸の痛むシーンは多かったもののメッセージ性もあり面白かったです。本作は読み切りで完結しているかと思いますが、また白井先生の作品を本誌で読んでみたいです。
累々戦記
蒼葉と弥宵がおばばも含めた三人で休日を過ごすことになる、という流れが自然で良かったです。冒頭の休日でも規則正しい生活を送る弥宵の描写も印象的でした。
修行に励む蒼葉を見ながら彼について語るおばばのシーンも良かったです。詳細はまだ分かりませんが、蒼葉は辛い幼少期を過ごしていたようですね。このやりとりで弥宵が「蒼葉は自分とは違う特別な存在」という認識を改める展開にもグッと来ました。
おばばに勝つため蒼葉達が協力するシーンも印象的でした。お互いを「友達」と呼んでいるのがとても良かったです。ラストに描かれた新たな剥離師も気になりますね。
ただ、肝心のボール鬼についての描写に引っかかる部分が多い気がしました。そもそもボール鬼自体あまり一般的な遊びではないと思いますし、おばばの「全員鬼」という台詞も正直分かりにくかったんですよね。「アタシにボールをぶつけられたら勝ち」というシンプルな説明で良かったのでは、と思います。
また、先週登場した夏未がまったく描かれていないことも個人的には気になりました。連載が進みキャラクターが増えた、などの事情だったらヒロインが目立たなくなっても仕方ないと思うのですが、序盤はヒロインを掘り下げたほうが良いと思うんですよね。女性キャラがおばばだけ、という一話や二話の状況に逆戻りしてしまい、はっきり言って画面が華やかさに欠ける気がしました。
休日に三人の距離が縮む、という展開自体は好きですが、正直引っかかる部分も多かった印象です。新たなバトルでの巻き返しに期待させていただきます。
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