2023年8月5日土曜日

週刊少年ジャンプ2023年35号感想 1/2



アスミカケル


一狼の「先に逃げたのはお前」という叫びが辛かったです。一狼も二兎も間違っていないので何とも切ないですね。

試合後の二兎と奈央の会話も印象的でした。種類は違ってもお互いに悔しさを抱えている、という描写に惹き込まれました。奈央の「倒さなきゃいけない相手」も気になりますね。

礼儀正しくやや古風な口調の白瀬も興味深いキャラでした。将来的に二兎と闘うことになるのでしょうか。ラスト、祖父にはっきりと「強くなりたい」と告げる二兎も熱かったです。


それぞれのキャラの掘り下げが印象的で、辛い場面も多かったですがとても惹き込まれました。二兎がどう変わって行くのか楽しみにしています。



忍CHAOTIC(読み切り)


霊力のない忍でも最新技術で戦えるようになってしまった、という設定が面白いですね。体術などは優秀だけれど目立つことが嫌いな主人公、豆我(もやし)のキャラも良かったです。明るく物怖じしないヒロイン、陽菜とのかけあいも楽しいですね。

ふたりがマイナーな配信アニメのコメントを通して繋がっていた、という描写も斬新で良かったです。作中で何気に重要な役目を果たす「まるむにZARIGANI」を視聴したくなりました。このアニメがもやしが戦う理由になる、という流れも上手いですね。

派手な活躍をしたにも関わらず、職員室で叱られて嬉し涙を流すもやしも彼らしかったです。もやしの正体に気付かないまま、普段通りに陽菜が話しかけるラストも良かったです。


面白い設定が多く、最後まで飽きずに読めました。キャラクターも魅力的ですし題材も連載向きだと思うので、是非また本誌で読んでみたいです。



鵺の陰陽師


学郎と代葉の距離が少し縮まった、という描写の後の代葉の様子が痛々しく、惹き込まれました。それを見た学郎が手加減を考えるのではなく「彼女を守れるくらい強くなる」と決意するのも熱かったです。

冷徹ながら代葉の傍から離れない狂骨も印象的でした。代葉がオンラインゲームに詳しかった理由の説明に繋がっているのも上手いですね。

代葉の傍で学郎が進化を遂げるラストも良かったです。鵺はこれを見越していた、というシーンにも惹き込まれました。


前回から引き続き代葉の掘り下げが印象的で、とても惹き込まれました。進化した学郎の活躍にも期待させていただきます。



キルアオ


勝負の結末は予想外でしたが、説得力があり良かったです。天馬の競技への真剣さもしっかりと伝わって来ました。

アネゴの本名(千里)判明、彼女と天馬の関係の変化なども印象的でした。イケメン女子の彼女に惹かれる天馬の気持ちはとても良く分かります。それに対して豹変する遼にも笑ってしまいましたw

十三がただ者ではない、と見抜いた天馬は今後理解者として登場するかもしれませんね。自分の知名度を活かして十三に恩返しするという流れも良かったです。ラストの「奇跡の復活~」という台詞も面白かったです。


天馬や千里の掘り下げが印象的で、終始楽しく読めました。千里や十三への対応で天馬の印象が良いほうへと変わりました。次週以降の新たな展開も楽しみです。



アイスヘッドギル


無邪気に攻撃を繰り返すレライエが不気味で印象的でした。ドレキについて知っている様子なのも興味深いですね。ギルの技が多彩なのも良かったです。

宿屋の主人の優しさも伝わって来ました。特に「ギルを囮にして村に戻ることなんて出来ない」という台詞が印象的でした。

逃げたと思われたサナが後方から弓を射るラストにも惹き込まれました。「高くつくからな」という台詞が彼らしいですね。


ただ、バトルがメインだったのに肝心のアクションが見辛かったなというのが正直なところです。必殺技が豊富なのは良いところだと思うのですが、何をやっているのか分かりにくいため、いまいちギルの活躍に興味が持てないんですよね。

父の手がかりを得るために戦う、という展開自体は好きなので、画面について見直して欲しいです。戦いの決着はしっかり見届けたいと思います。



暗号学園のいろは


それぞれの度量の描写が面白かったです。特に家雪がSSRという部分には説得力がありました。

三対一の勝負に対して家雪がとった作戦も良いですね。どの答えを選んでも脱落させることが出来る、という内容なのが上手いですね。

D組の面々もインパクト抜群ですね。特に亜鈴の喋り方に笑ってしまいましたw礼儀正しい接吻と意外と常識人なメタンガスも好きです。

ラストの展開も衝撃的でした。ただ、匿名希望には何か狙いがある気がします。


家雪の度量、ラストの引きなど、印象的なシーンが多く面白かったです。いろはや匿名希望の活躍にも期待させていただきます。



NIN-JIN(読み切り)


育てたニンジンが何故かいきなり流暢に喋り始めた、という展開に惹き込まれました。ニンジン嫌いのせいか、主人公の少女がかなりクールな対応なのも面白いですね。

彼女とニンジンのやりとりもテンポが良くて楽しく読めました。特にシェフのところに連れて行くか否かの会話に笑いましたw

ニンジンの本当の目的と名前の由来が明かされる終盤にも惹き込まれました。ラストのニンジンの表情も迫力満点で笑いましたw


ただ「無機物が急に喋り始める」「変人かと思ったキャラが重要な使命を持っていた」という設定自体には正直あまり目新しさがない気がしたんですよね。これを組み合わせたところが良かった、ということなのかもしれませんが、個人的にはズバ抜けた魅力は感じられませんでした。

しかし絵柄も好きですし、まだまだ成長が期待出来るのではとは思っております。 畔川先生の本誌での活躍を楽しみにしています。




りは「ニンジンはもちろん、少女のデザインも可愛らしくて好きです。
色々と設定を膨らませられそうな作品でもありますね」





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