2022年12月14日水曜日

週刊少年ジャンプ2023年2号感想 2/2



 一ノ瀬家の大罪


前回まで重い展開が続いていたこともあり、今週は少し光が見えた気がして印象的でした。他の家族のことも知りたいですし、中嶋とのエピソードを今区切っておくのは正解だと思います。

これでチャラ、という翼の行動が終わるまでは辛かったですが、中嶋と少し歩み寄れたという展開は良かったです。また、クラスメートや担任には不快感はあるものの、納得出来る描写でした。ちなみにクラスメート達はともかく担任は経験が浅いようですし、悪人というより対応が間に合っていないのかなとも考えております。

翼のために動く中嶋にはグッと来ました。先週も描かれていましたが、元々は少し内気で善良な少年だったんでしょうね。ラストシーンも距離感も印象的で、ふたりを心から応援したくなりました。


ちょっと気になったのは、翼がやり返すシーンがしつこいかなと思えたことです。正直画面的にも汚いですし、中嶋に対してはやりすぎのようにも感じてしまったんですよね。一旦解決、という流れも正直無理があると思います。

また、残飯の作画には気合いを感じたのに、キャラの輪郭や表情が歪んでいるように見えてしまう点も引っかかりました。当然かもしれませんが、人物の描写に力を入れて欲しかったです。

少しモヤモヤはしますが、ラストシーンが良かったことは確かなので次週の新たな家族のエピソードにも期待させていただきます。一ノ瀬家の秘密が掘り下げられれば嬉しいでです。



ギンカとリューナ


熱いバトルシーンに惹き込まれました。今回はまだ描かれなかったリューナの奥の手も興味深いですね。リューナがしっかり頭を使って戦っているのも好印象でした。

ギンカとシェヘラザードの関係に触れられたのも良かったです。片目を隠していることは前回も気になっていたのですが、何か事情があるようですね。また、恨み以外の感情も抱いている感じがします。

アネモネがモノローグで語っていたように、シェヘラザードの子どもっぽさは魔術の強さよりも恐ろしいですね。彼女がリューナに興味を持ったシーンはゾクッとしましたが、印象的でもありました。


戦闘シーンに迫力があり、ギンカに関わる設定も登場し一気に読めました。まずは、書庫での静かだけれど全力のバトルを見守らせていただきます。



大東京鬼嫁伝


多数のキャラクターが登場しましたし、本筋もグッと動きましたね。進太がかばねから渡されたお守りのようなアイテムも気になります。まつりが興奮していたように、愛火の振袖もとても可愛かったです。

個人的に気になっていたまつりの前職が明かされたことも良かったです。コミュ力が高く酒好きな彼女なら稼げていたというのも頷けますw

それぞれのキャラの過ごし方も個性豊かで楽しかったです。特にけろるとつむぎが好きでした。つむぎは出番こそ少な目ですが、機械に強く冷静で何気に頼もしいですよね。

祖父のメッセージの続きが明らかになった後、もののけが襲って来るシーンはゾクッとしました。危険なもののけ達が迫っているのは確かのようですね。ささいな違いを見抜いて立ち向かう進太がかっこ良かったです。


少し引っかかったのは、また新たなもののけ娘が出て来た上数が多かったことです。何度かこのブログでも書いていますが、正直覚えきれないんですよね。また、特に顔の描き方が既存キャラとあまり変わらず、厳しいようですが冒頭で混乱してしまいました。

掲載順は心配ですが進太達に襲いかかろうとするシーンとラストの引きは良かったので、次週に期待させていただきます。もののけ娘の能力は怖そうですが少し楽しみです。



ヒトメボレサンダーボルト(読み切り)


少し冷めた様子の主人公と、ドジだけれどひたむきなヒロインの組み合わせが微笑ましかったです。ヒロインの表情がとても可愛く、特に泣き顔に惹き込まれました。地獄にいるらしい祖母や雲建式住宅などの小ネタも笑えましたw

気絶した主人公がヒロインの家に運ばれる、という展開もベタですがドキッとしますね。また、ふたりがお互いの祖父や祖母から恋愛を勧められているのも面白かったです。

ラストシーンも良いですね。お互いをビリビリさせる関係になりそうですw


いわゆる代原のようですが、絵も話も可愛く読んでいて楽しい気分になれました。 里庄先生は紅葉の棋節のときから知っていますが、当時から魅力的だった女子が更に可愛くなっていたと思います。連載にもしやすそうな題材なので、またふたりに会いたいです。



りは「困難も多そうなふたりですが、今後を考えるだけでワクワクします。
続きを読みたい、と思えるラブコメは良いですねー」



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