あかね噺
禄郎のキャラが光りますね。テンションは低そうなのにりゑんにビシッと指導する姿がとても良かったです。静かに諌めつつあかねのことを認めている様子なのも興味深いですね。「俺の名前出して良いから」という台詞も印象的でした。人となりが少し明らかになったところで、うららとの会話が描かれるという構成も上手いですね。
メンバーチェンジについて話すあかね達も良かったです。寂しいと言うあかねと雲うんに対して、やや冷めた表情を見せるからしに笑いましたw
そして、ラストには良い意味で驚きました。あかねにとって初めてくらいの大きなピンチではないでしょうか。この場をどう乗り越えるのか、何故技量に反して話せる演目が少ないのか。次週がとても気になる引きでした。
本番のシーンはほぼなかったものの、キャラの新たな一面やあかねの危機の描写に惹き込まれました。次回の展開はもちろん、センターカラーにも期待しています。
隣の小副川(金未来杯エントリー作品)
強大な力を持っているがゆえに部屋の中にこもって暮らす魔法使い、という設定が面白かったです。隠れるように住む様子が妙に庶民的なのも笑えますね。特に押し入れの描写が良かったですw
ストーリー展開もとてもシンプルですが個人的には好きでした。主人公の斗矢も姉の七奈も羨ましいくらいにマイペースなのが良いですね。回想シーンはやや重かったですが、他の部分がコメディタッチに描かれているので暗くならずに読めました。事件解決についてはもう少し捻っても良かったのではとも思いましたが、犯人達を捕縛するシーンの迫力に惹き込まれました。
終盤、ふたりがご近所さん達に受け入れられて行く展開も微笑ましかったです。ラストの「誰が魔法使いかなんて~」というナレーションも良いですね。
画力は正直そこまで高くないかなと感じるのですが、キャラと設定が面白く魅力的な作品でした。連載にもしやすそうな題材ですよね。
今週で金未来杯のエントリー作品が出揃いましたが、面白いものが多くて優勝予想が難しいです。インパクトを感じたのは絵に描いた餅を描いた餅なのですが、連載のしやすさではLIFE LIAR FROM HELL、恋の曜日の世崎さん、隣の小副川のほうが上かなとも思います。画力なども総合的に考えると絵に描いた餅を描いた餅とLIFE LIAR FROM HELLが少し有利になるかなと予想していますが、本当に難しいです。面白い漫画が揃っていて迷うというのは嬉しい悲鳴ですね。
ただ、今回名前を挙げなかった作品にも光る部分は感じたので、どれが優勝しても納得出来るかと思います。結果発表が楽しみです。
大東京鬼嫁伝
鍋を食べる愛火、けろる、みゃーこの三人が個性豊かで惹き込まれました。また、花札家の出費についても少し気になっていたので、家賃を貰っているという描写に妙に安心しましたw
もののけとのバトルも良かったです。愛火が圧倒するのかと思いきや、意外なピンチに陥りハラハラしました。そこに進太が駆けつけるシーンがとても良かったです。すぐに倒されてしまったくせに、強敵っぽい台詞を残して退場するもののけに笑いましたw
ラストにも惹き込まれました。またタイプが違うもののけ娘がやって来そうですね。
ただ、ひとつ非常に気になる部分がありました。進太が鍋の〆を作るためお玉を買いに行ったと説明されていたのに、ほとんどつゆしか残っていない上、まつりとつむぎが別室に移動していたことです。〆には具材も使い、すぐに食べるのが一般的ですよね。正直「この状態で〆を作るの? というか食卓で待たないのは何で?」という疑問が消えませんでした。〆の作り方が異なるならそれを描写したほうが良いと思いますし、まつりとつむぎが席を外したことについても「進太が遠方のスーパーに行っており戻るまで時間がかかるから」などの理由づけが必要だったと思います。
バトルや新キャラ登場の場面は良かっただけに、細かい部分が気になったのは少し残念でした。ラストシーンは良かったので、次週に期待させていただきます。
ギンカとリューナ
リューナと新キャラ、ムニンとフギンのバトルが面白かったです。カルラを師匠と呼ぶ2人を見て、山でギンカと修行した日々を思い出すシーンが特に印象的でした。
ムニン達の魔法に興味津々のリューナも可愛かったです。2人の意表をついて接近するシーンがギャップで更にかっこ良く感じました。ムニンとフギンも優秀だけれどまだまだ子ども、というキャラで微笑ましかったです。
また、杖の設定については今後も鍵になりそうですね。リューナらしい方法で戦闘を終わらせていたのにも笑いましたw
ラスト、カルラと対峙する場面も印象的でした。直前の様子からしてギンちゃんの安否も気になるのですが、まずはリューナがどう戦うのか見守りたいと思います。
バトルも面白く新キャラも魅力的で、一気に読める回でした。少しハラハラしますが、次週も楽しみにしています。
筋肉探偵(読み切り)
探偵には頭脳だけではなくパワーも必要、という冒頭の描写に納得してしまいましたwムキムキなのに知力で冷静に解決に導いて行く、という土手のキャラも面白いですね。特に扉を破らずにピッキングするシーンが好きですw
進行役の星井のキャラも良かったです。筋力に憧れすぎて視野が狭くなっている気がしますw
また、地味に事件内容が新鮮だと感じました。自分の秘密を奪われそうになった犯人が銭湯で友人を殺してしまう、という展開はあまり見ない気がします。シリアスな話で描いても面白くなりそうですね。
正直画力はあまり高くないと思うのですが、ギャグの勢いとキャラが魅力的で笑える作品でした。特に土手の外見のインパクトが強すぎますよねwネタも作りやすそうですし、また読んでみたいです。
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